【Report】ヨドバシなど、iPodラインを“緊急値下げ”

都内数カ所および秋葉原の家電量販店や小売店を中心にiPodファミリーの価格を調査したレポートが届いた。

まず一番の売れ筋モデル「iPod touch」から。ヨドバシカメラは8GBモデルを20,900→19,800円、32GBモデルを27,800→26,400円、64GBモデルを36,800→35,000円に値下げして、さらにポイント還元率を5%から10%にアップさせた。
また今週に入ってから、8GBモデルを17,000円前後、32GBモデルを22,000円前後、64GBモデルを30,000円前後で販売する別の小売店も確認されている。

次はかつての売れ筋No.1「iPod nano」。ヨドバシカメラは8GBモデルを13,800→12,500円、16GBモデルを16,800→15,900円に値下げして、ポイント還元率をTouch同様に5%から10%にアップさせている。
別の小売店では、8GBモデルを12,000円前後、16GBモデルを13,000円前後販売していることがわかっている。
また、「iPod shuffle」につていもほぼ同じ傾向(下げ率)がみてとれた。

最後に「iPod classic」。ヨドバシは定価売り(22,800円)を続けており、ポイントのみ5%から10%に変更した。また、いくつかの小売店を調べてみても、安くても20,000円前後であり、それほどの値崩れは確認できなかった。

現在のMP3プレーヤーの売れ筋は、ストレージが16〜32GB容量、多くても64GBだ。大容量160GBのClassicは明らかに売れ筋モデルと一線を画しており、なおかつ大容量のニーズをほぼ独占しているといえる。いくつかのランキングをみても、意外に上位に位置しているので驚きを感じた。さて、Appleはこの稀有な大容量モデルを販売終了とするのだろうか。現在の市場ニーズを見るかぎり、さらに220GBにストレージを増強して投入してみる価値は十分にあり得る戦略だと思えるのだが。

次にiPhone関連。Appleが来週(10月4日)、iPhone新モデルの発表を行うという情報がニュースなどでも流れており、ソフトバンクショップはさすがに閑古鳥状態だった。客の数よりスタッフの数のほうが多い状況だ。これは量販店のiPod売り場でも確認できたことが、多くの顧客は間もなく新製品が発表されることを理解していた。
iPhoneに関しては、KDDI(au)が11月または2012年初頭にもiPhone 5を発売すると報じられた影響も少なからずあるだろう。ここ数週間は、ソフトバンクでのiPhone新規契約者数が激減していると聞く。また、売り場のスタッフは新製品に関する情報は一切持っていなかったのも付け加えておく。

裏通りなどの多くの店舗が、iPhone 4/3GS/3向けやiPod nanoなどのケースを叩き売りしていた光景は言及に値するだろう。価格は驚きの100円均一だ。以前からもこの価格帯で販売していたのは確認していたが、今ではかなり多くの店舗が100円で在庫処分を行なっている。SoftBank SELECTIONなどのブランド名の入った正規品で、一部は傷ありなどのジャンクも含まれてはいたが、“叩き売り・在庫処分一掃”といっても間違いはない光景だ。

さて、iPhone/iPodがどのようなラインアップになるのか。それは次のポスト(記事)で紹介する。現在移動中につき、いましばらくお待ちを(MacBook Pro+WiMaxで執筆中、あぁ今日は営業でしたので)。

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