iPhone 4S(32GB)の製造コストは203ドル

iPhone 4S A5チップ

外観デザインに変更は無いが、内部ハードウェアがアップデート。3Gから3GSの時と同じ傾向だ。

UBM TechInsightsは、Appleが発表した新型スマートフォン「iPhone 4S」(32GBモデル)の製造コストは203ドルと予測した。「iPhone 4」とほぼ同じコストであり、Appleはこれを749ドルで発売する(2年契約無しの価格)。コストは価格のわずか27.1%であり、利益率が非常に高いことが分かる。

パーツ別では、デュアルコアA5プロセッサが26ドル、Retinaディスプレイが31ドルなどとなっており、そのほかにフラッシュメモリや無線パーツの部品コストが高くついたとみられる。

UBMはiPhone 4Sについて「それなりに進化している」と評価しており、 「内部ハードウェアの刷新は3Gから3GSにアップデートした時とほぼ同じ傾向だ」と分析している。

iPhone 4Sは、800万画素カメラ、フルHD動画撮影、バッテリ駆動時間の改善、GSM/CDMAサポート、Bluetooth 4.0、AirPlayミラーリング、新OS「iOS 5」搭載などのほか、新たに64GBモデルがラインアップに加わった。なお、「iOS 5」は10月12日にソフトウェアアップデートとして既存ユーザにも無料提供される。

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