S.ジョブズ氏、Appleブランドでテレビ市場参入に意欲的だった

これまで何度も噂に挙がってきたAppleのテレビ市場への参入。
来週発売となる故スティーブ・ジョブズ氏公認の伝記本「Steve Jobs」(ウォルター・アイザックソン著)のなかで、ジョブズ氏は、これまで創り上げてきたMacやiPod、iPhoneブランドのように、シンプルで優雅なテレビブランド構築に意欲を示していたことが分かった。
ジョブス氏は、これまでにないユーザ体験をテレビに提供して、あらゆる機器がスムーズに同期してクラウドサービスとも連携するというコンセプトの高精細テレビを目指していた。
ユーザはDVDプレーヤーやケーブルテレビのチャンネルを変えるのにリモコン操作する必要もなくなり、想像できる限りのシンプルなユーザインタフェースを備えた統合型テレビを考えていたようだ。

Appleは過去にも、iPod・iPhone・Macなどとワイヤレスで同期でき、ホームエンターテインメントをシンプルにできる、新たなジャンルのテレビセットを投入するだろうと噂されてきた。
Piper Jaffrayのアナリストであるジーン・マンスター氏は、低価格化が進む厳しいテレビ市場のなかでも、Appleの質の高い製品開発とサービスにより、競争で勝ち残って行くだけのノウハウを備えていると分析していた。

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