ソニー、「PlayStation Vita」発売=スマホ台頭で市場縮減の危機

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は12月17日、PSP後継の新型ポータブルゲームマシン「PlayStation Vita」(プレイステーション・ヴィータ:PS Vita)を日本市場で発売開始した。渋谷TSUTAYAや秋葉原ヨドバシアキバなどでイベントが行われ、早朝から数百人が列を作った。価格は3G/Wi-Fiモデルが29,980円、Wi-Fiモデルが24,980円。

PS Vitaは海外に先駆けて日本で発売され、欧米では来年2月に発売される予定だ。ソニーによるポータブルゲーム機のニューモデル投入は実に7年ぶり。

PS Vitaの特徴として、タッチパネル対応5インチ(960×544)有機ELディスプレイを採用して、背面にもタッチパッドを搭載する。プロセッサはARM Cortex-A9クアッドコアでマルチタスクにも対応。カメラを前背面に計2基実装するほか、GPS機能、モーションセンサー、電子コンパス、マイクを搭載。また、次世代Web標準「HTML5」をサポートするのも魅力だ。

携帯ゲーム機においては任天堂とのシェア争いも気になるが、ここ最近はスマートフォン人気の高まりとともに、ゲーム専用機の存在が脅かされつつある。
すでに、AppleのiPodやソニー・ウォークマンなど音楽専用機は出荷台数減に陥っており、“専用機市場”は縮減の一途をたどっている。
ソニーが満を持して投入したPS Vitaにより、このトレンドを変えられるか注目したい。


PS Vita
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