訃報:柳宗理氏が死去=工業デザイナーの“草分け”

バタフライ・スツール

代表作「バタフライ・スツール」

日本のインダストリアル(工業)デザイナーの草分けで、戦後のモダンデザインを支えた文化功労者の柳宗理(やなぎ・そうり、本名宗理=むねみち)氏が12月25日、死去した。96歳だった。

父は民芸運動パイオニアと知られる柳宗悦(むねよし)。東京美術学校(現東京芸術大)で油絵を学んだが、建築家のル・コルビュジエに影響を受けて、戦後にはレコードプレーヤーやオート三輪などの工業デザインを始めた。

1957年にはミラノ・トリエンナーレ展で蝶が羽を広げたような鳥居に似た形状の椅子「バタフライ・スツール」が金賞受賞。その後、野毛山公園歩道橋や札幌冬季オリンピック聖火台をはじめ、高速道路トンネル坑口や料金所など数多くのインダストリアルデザインを手がけた。また、家具、料理器具、食器、電気製品、照明、自動車、玩具、オブジェなど多岐に及ぶ分野のプロダクトデザインを手がけ、我々の日用品にも影響を与えてきた。

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