Android搭載スマートフォンは11機種で、「ULTRA SPEED」(下り最大21Mbps)に対応する「ULTRA PHONE」は4機種。発表会のなかで孫正義社長は、「ULTRA PHONEは回線にまだ余裕がありカバーエリアも広い」と説明した。
ULTRA PHONE端末のラインアップとして、大画面4.5インチ、1.5GHzデュアルコアCPU搭載で1210万画素カメラ付きのシャープ製「AQUOS PHONE 104SH」、4.5インチ大画面搭載で薄型・防水機能付き、バックライトの消費電力が最大50%低減できたというシャープ製「AQUOS PHONE 102SH」、1320万画素カメラ付きで写真を自在に操れて、「デジカメを意識した(孫社長)」というパナソニック製「LUMIX Phone 101P」、10代の女性をターゲットにしたタッチしやすい京セラ製「HONEY BEE 101K」の4機種が紹介された。
特に若い女性向けのアンケートによれば、「カラー」、「デザイン」、「カメラ性能」、「文字入力のしやすさ」の4つがスマホに求められたという。若い女性をターゲットにした「FOR Girls」と題されたコーナーでは、女性モデルが華やかにステージで商品をアピールして会場を盛り上げた。
そのほかのスマートフォンとして、4インチ、800万画素カメラ搭載のシャープ製「AQUOS PHONE 103SH」、女性向けのラウンドフォルムが特徴のNECカシオモバイルコミュニケーション製「MEDIAS CH 101N」、アプリへのアクセスが簡単なZTE製「STAR7 009Z」、4.3インチ有機EL、デュアルコアCPU搭載でクラウドサービスが使えるDELL製「Streak Pro 101DL」が発表された。
さらにフィーチャーフォンとして、「スマホがいらない人向けに(孫社長)」全8色から選べるシャープ製「PANTONE 4 105SH」が用意される。
また、「ULTRA WiFi 4G」第一弾として下り76最大Mbbs、ウルトラスピードにも対応して、同時に10台まで接続可能なモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 101SI」や、侵入者を威嚇してメールで通知する「みまもりホームセキュリティ」(月額490円)も発表された。
孫正義社長は、クラウドこそが人生最大の資産であり、クラウドと端末は超高速でつながらないと意味が無いと言い切った。同氏は、コンテンツをクラウドへ「瞬時に」送り、インタラクティブなやり取りができるように、通信速度と通信容量の両方が重要であると述べ、インフラの強化に全力を尽くすと約束した。
また、自宅圏外率が競合他社に大体追いついたと述べ、さらなる快適さを求めていくと声を大にした。
途中、タレントの上戸彩さんがステージに上がり、Google Earthなどで4Gの速さを体感する3Gとの比較デモを行い、そのあとはフォトセッションが開催された。
最後に孫社長は、「世界でもっとも優れたモバイルインターネットを提供する会社だと言われるようになる」という言葉でイベントを締めくくった。
イベント終了後の記者との質疑応答で、KDDIから年明けにもiPhoneが発売されると報じられている件について問われると、「他社のことは一切ノーコメント」とだけ述べた。
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