NFLの年間王者を決める第46回スーパーボウルが現地時間5日に開催されたが、サムスンはまたもやAppleユーザを皮肉るテレビコマーシャルを放映した。
米国最大のスポーツイベントとして同国内だけでも1億人以上が視聴するスーパーボウルのテレビCM枠は、30秒で350万ドルとされるプレミアム広告となるが、サムスンが提供したのは第4クォーター中にオンエアされた90秒に渡るロングバージョン。
サムスンが訴求したのはLTE対応の5.3インチ有機ELパネル搭載のスマホ「Galaxy Note」。“S Pen”によるペン入力が特徴で、画面サイズはスマホ史上最大とみられる。
これまでのTV CMシリーズ同様、iPhoneニューモデル購入のため、(スーパーボウルも見れずに)Apple Storeの前で行列に並ぶ熱狂的ファンに向かって、「Galaxy Note」の革新性を“見せびらかし”、Appleファンらをとりこにするというストーリーだ。
昨年バンドを再結成したThe Darknessの「I Believe In A Thing Called Love」が使用され、列に並んで疲れ果てていた人々が「Galaxy Note」を手にとってパーティのような騒ぎとなる。
一方、Appleは1984年開催の第18回スーパーボウルで新製品のコマーシャルを放映したことで知られ、その2日後に最初の「Macintosh」(Macintosh 128K)がデビューした。「1984」と名付けられたこの広告は、「史上最も偉大なコマーシャルベスト50」で1位に選出されるなど、その後のテレビ広告業界に影響を与えた。
今年のスーパーボウルでは、日本企業としてスズキやホンダ、トヨタ、ブリヂストンが広告を出稿。
余談ながら、日本の携帯キャリアであるソフトバンクモバイルは昨年12月、日本のテレビ史上最長となる5分30秒のCMを放映して話題となった。
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