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MNPで格安SIMへ乗り換え

MNP(携帯電話番号ポータビリティー)を使って格安SIMへ乗り換える際の手順についてメモ

格安SIM利用者は今や10人にひとりの割合。格安SIMに乗り換えることで、大手キャリアに縛られることなく、最新スマホでデジタルライフを満喫しつつ、月々の料金を大幅に引き下げることができます。

今回は、MNP(携帯電話番号ポータビリティー)を使って格安SIMへ乗り換える際の手順についてのメモです。
MNPを利用することで、現在使用中の電話番号(090や080など)をそのまま使う(引き継ぐ)ことができます。

このメモはMVNO一般に通じるものはありますが、ここでは一例として、「ドコモ→OCN モバイル ONEへ乗り換え」の手順について記載します。

電話番号もスマホもそのまま=格安SIMに乗り換えで月料金が1/3に

なお、今回は現在使用中のスマホをそのまま使うことを前提としますが(今のスマホが利用可能かどうかはOCN モバイル ONE 動作確認でチェックできます)、これを機会に新しいスマホを購入しても良いでしょう。ちなみに、OCN モバイル ONEは最新のiPhone 7でも利用できます(SIMフリー版を購入すると即使えます)。

また、なるべく「安く、早く」を実現したいと思います(最短3〜4日で乗り換えできます)。

オンライン手続きの場合、申し込み完了から2時間程度で開通可能。準備をしておいて、期限内の都合の良い時に開始手続きを行うと良いでしょう。

前置きが長くなりましたが、以下が格安SIM乗り換えのおおまかな流れとなります。順番通りに進めればスムーズに行くと思います。

 
<事前準備>
・現在のスマホのSIMカードタイプ(サイズ)を確認

・利用中のスマホが利用可能かどうか確認(SIMフリー版スマートフォンまたはドコモ版スマートフォンであればSIMロック解除不要。対象デバイスならSIMロック解除の手続きによって利用可能。OCNサイトで確認できます)

・保険証や免許証などの本人確認書類をスマホなどで撮影・保存(オンライン申し込みで利用します)

・後述する注意点にも目を通してください(MNP予約番号の有効期限やキャリアの更新月など)

さあ、準備と心構えができたら思い切ってやってみましょう!

 
(1)AmazonでOCN モバイル ONE お申し込みパッケージ(音声対応SIM)を購入(おそらくこの方法が一番安価)
・後日利用するためのアクティベートコードが記載されています

(2)必要に応じてNano→Microの変換アダプタを併せて購入(お使いのスマホがNano SIMであれば省略してください。Micro SIMや標準SIMであれば自己責任ではありますが、今後のことを考えて、変換アダプタ導入をお薦めします。面倒であればOCNで機種に合ったSIMを選んでも問題無いです)

(3)ドコモオンラインでMNP予約番号取得
・ドコモならオンラインのマイページ(My docomo)より、または電話(151または0120-800-000)で取得可能
・予約番号には15日間という有効期限があるので注意が必要

(4)OCN モバイル ONEのサイトからオンライン申し込み(要クレジットカード)
・必要事項の入力と本人確認書類のアップロード

(5)およそ2日後にOCNからSIM発送手続き完了のSMSが来ます

(6)1〜2日後、SIMカードと簡単な取説が宅急便で届きます

(7)OCNのサイトでMNP開通手続き
・MNP利用番号やSIMカード記載の端末製造番号などを入力
・完了すれば自動的にドコモは解約となります

(8)10時〜18時の間であれば、2時間程度で即日開通となります(土日もOKです)
・18時以降に申し込みの場合、翌日の午前中に開通

 
なお、開通月は無料となります(申し込み日の10日後が利用開始月)。よって、もっとも安く抑えるためには、手順(3)を22日以降(30日までの月は21日以降)に行うと良いでしょう。こうすることで、実際に申込みをしたその翌月も無料で利用できます。例えば、10月22日に申し込みをすれば、10月だけでなく11月も月額基本料が無料になります。

<注意点1>
MNP予約番号には有効期限があります(OCN ONEの場合は12日以上の残日数)。
そのため、手順(1)で購入するSIMパッケージが届いてからMNP予約をした方が、より確実だと思います。なお、MNPは手数料(通常3,000円)がかかります。

<注意点2>
キャリアと契約している場合、いわゆる2年縛りなどの問題があり、契約更新時期により違約金が発生することがあります。違約金発生を防ぐには解約月をいつにすれば良いか事前に調べておくと良いでしょう(2年契約の満了確認)。
大手キャリアの場合、2年単位で訪れる定期契約満了月の翌月と翌々月が更新月となります(契約してから「25および26ヶ月後」)。満了月は契約キャリアのマイページ(My docomoなど)で確認できますが、よくわからなければサポートに電話して、自分の契約内容を確認してみると良いしょう。
また、端末代を分割払いしている場合、一括で支払うことになるので、この点についても事前確認しましょう。
ただ、月々の料金が格段に安くなることから、更新月が数ヶ月先であっても、思い切って乗り換えればすぐに元は取れると思います。

<注意点3>
SIMカードの差し替え時は、必ずスマホの電源を切りましょう

<注意点4>
キャリアメール(@docomo.ne.jp など)は使えなくなりますが、GmailやYahoo!メールなどのメールもスマホで利用できます。また、OCNからも無料でメールアドレスが付与されます。
自分の好きなドメインを取得して、自分だけのメアドを作るのも良いかもしれません(お名前メールなど)。
ドコモ解約前に、クラウド上の重要なメールデータがあれば、ダウンロードして保管しましょう。解約後は削除されて、復元ができません。

<注意点5>
MNP開通の申込み可能期間は、SIMカード到着日を含め、MNP有効期限の3日前までです。

<注意点6>
MNPを使用しないで乗り換える場合(電話番号を新規に取る場合)、移転元のキャリアとの契約は自身で解約手続きを行う必要があります。
よくわからない点があれば、サポート(0120-506506)に問い合わせて解決しておきましょう。

 
私の場合、パッケージ購入から開通まで4日間でした。月末など混み合うことも考えられますので、少し余裕を持って計画を立てると良いでしょう。

 
<おまけメリット>
OCN モバイル ONEであれば、「050 plus」を無料で利用できるのが便利です(通常は月額基本料324円)。「050 plus」はNTTコミュニケーションズが提供するIP電話のことで、格安SIMでありながら通話料金も安くなります。固定電話への発信は3分8円、携帯電話へは1分16円、しかも050アプリ同士なら24時間いつでも無料通話ができます。

また、相手に通知される電話番号はそのままで、通話料が半額になる「OCNでんわ」も2016年10月から申し込み不要で利用できるようになりました。

<その他メリット>
・OCN モバイル ONE アプリで便利に使える(データ利用量や明細の確認)
・バースト転送が実装(ターボOFFでも最初の150KBは高速モードで読み込み)
・追加料金なしで使えるWi-Fiスポット=Secured Wi-Fi(全国の駅やコンビニ、スタバなどのカフェで利用可能)

 
この乗り換えで、私の場合、月々のスマホ代が通話代込で10,000円から2,000円程度に圧縮でき(基本料金は110MB/日の場合で税込1,728円)、年間およそ10万円超の節約になりました。一般的に、料金が1/3程度にはなると思います。

通話はスカイプやライン、iMessageなどを使って無料でできる時代ですし、「050 plus」を併用すれば通話料はかなり節約できます。
番号通知で発信することが多いビジネスパーソンであれば、5分かけ放題オプション(850円/月)をつけることもできます(2017年1月31日までは10分かけ放題のキャンペーン中)。5分までなら回数無制限・無料でかけられます。

また、OCNのデータ通信料は、個人的には1日単位でリセットされる日次コースのプランがおすすめです。繰り越しもできますし、高速データ通信容量を使い切っても翌日にはまたチャージされます。月単位と比べて日単位の方が良いというのが持論です。

 
長くなりましたが、大手キャリアからの乗り換え相談が非常に多いのでメモってみました。
ぜひ、参考にしてみてください。

<Tips>
・アフィリエイトをやっている方でOCN モバイル ONEを申し込むのであれば、A8ネットから自己購入(セルフバック)で1,665円のキャッシュバックがあります。せっかくですので、もらえるものはもらいましょう!
・自宅にネット回線はあるもののWi-Fi設備がない方は、この機会に安価なルータ(3,000〜5,000円程度)でかまわないので用意すると便利です

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