昨年10月にリリースされた「iOS 5.0」ではTwitterとの統合が新たに組み込まれたが、次期「iOS 5.1」では、さらにFacebook機能との連携が加わりそうだ。 Appleが1月10日に開発者向けに公開した「iOS 5.1 beta 3」において、連絡先追加ページにTwitterと並んでFacebookのユーザ名を記入する欄が発見されたという(iMore)。 今後は、TwitterだけでなくFacebookについても、Safariや写真、カメラ、YouTube、マップなどからダイレクトに投稿可能となるかもしれない。 また、iOS 5.1 betaには新しいiPadモデル(J1APおよびJ2AP)の記述も含まれており、これらは次期「iPad 3」を指すものとみられる。 iOS 5.1の最初のビルドは昨年11月28日にリリースされた。Appleは主にバッテリ消費が早い問題の修正に取り組んでおり、iOS 5.1正式版公開の時期は不明ながら、フォトストリームでの写真個別削除機能などの新機能も追加される見通しだ。
キングジムは1月17日、iPadに直接接続して使用する専用タイプのスキャナ「iスキャミル」を2月17日に発売すると発表した。価格は15,540円。対応機種は初代iPadおよびiPad 2で、専用アプリ「i-Scan」はApp Storeにて無料配信される。 「iスキャミル」(品番:DSS10)は本体とiPadを30ピンDockコネクタで直接接続して使用するシードフィードスキャナーで、読み込み寸法は名刺や写真、A4判の書類など幅216mm×送り356mmまで対応する。 主な仕様として、最大解像度は300dpi、保存形式はJPEG、読み取りセンサーはカラーCISセンサーなどとなっており、電源はiPadのACアダプターを利用する。また、約655gの軽さを実現しており、iPad(約600g)とほぼ同じくらいの質量だ。 A4用紙をスキャンするのに要する時間は約10秒で、JPEG変換時間を含めると約25秒かかる。取り込み時にはiPadの液晶画面にプレビューがライブ表示され、画像データはiPadのカメラロールに保存される。 また、スキャンしない時にはiPadを充電することやiPadをフォトフレームとして使用することもできる。 キングジムは、「大手企業のiPad導入や教育現場での利用など、様々な場面でiPadの活用が広まっており、今後も日本国内でのiPadユーザーは増加することが見込まれる」と指摘しており、個人ユーザだけでなく法人や教育現場にもiPadの導入が拡大していることに着眼して製品開発を行ったという。 (more…)
市場調査会社CanalysはMacにiPadを加えたAppleのコンピュータ販売台数が、2012年半ばにもPC世界最大手のHPを抜いて世界首位になると予想していたが、Appleが現地時間24日に発表する2012年度第1四半期(2011年10~12月期)決算の内容次第では、すでにHPを抜いている可能性があるようだ(AppleInsider)。 12月期のiPadの販売台数予測は、Fortune集計のアナリスト平均によると1,350万台であり、さらにMacコンピュータは500万台以上の販売が見込めることから、HPのPC出荷台数を超える可能性が指摘されている。 HPのメグ・ホイットマンCEOは昨年、タブレットを加えたコンピュータ出荷台数でAppleに追い抜かれることを認めており、「2013年にはHPが再びがトップに返り咲けるよう、戦略や製品を改良しなければならない」と述べていた。
KDDIは1月16日、国内で初めて携帯電話向けNFCサービスを展開すると発表した。現時点で対応機種はサムスン「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」のみだが、順次拡大する計画だ。専用アプリケーションをダウンロードして利用できる。 NFCとは“Near Field Communication”の略で、ISO (国際標準化機構) で規定された国際標準の近接型無線通信方式。TypeA、B、FeliCaとの上位互換がある。 NFC(TypeA/B)対応モデルでは、電子マネーやクレジットなどの決済サービスや、クーポン、会員証、各種チケットとして利用できる「カード機能」、NFCタグを内蔵したポスターにNFC携帯電話をかざすことにより情報取得ができる「リーダ機能」、NFC携帯電話同士やNFC対応機器にかざすことで情報交換を行う「Peer to Peer機能」などが、国内だけでなく海外でも利用可能となる。 NFCサービス導入予定企業として、日本航空(JAL)やセブン・カードサービス、TSUTAYA、ビックカメラなどが名を連ねており、飛行機の搭乗、電子マネー決済、ポイントサービスなどが利用できるほか、さまざまな情報取得も可能となる。 KDDIは昨年12月に国内大手キャリアが設立したモバイル非接触ICサービス普及協議会と連携して、NFC携帯電話の普及拡大を推進していくとしている。 現在のNFC普及率はグローバル市場で10%にも満たないが、今後2〜3年内には50%以上にまで拡大するとみられている。スマートフォン市場をリードするAppleも2012年版iOS端末でNFC対応が予想されており、また、米Googleはすでに、NFC利用のモバイル決済「Google Wallet」をローンチした。日本国内に目を向ければ、携帯キャリア最大手ドコモもFeliCa方式と国際規格TypeA、BのNFCをサポートするインフラ整備を進めている。 また、Android 4.0搭載端末ではNFCを使った情報交換「Androidビーム」が提供される。 [KDDI:モバイルNFCサービスの商用化]
ちょうど4年前の今日、2008年1月15日午前10時(日本時間1月16日午前3時)頃、Macworld 2008においてAppleの故スティーブ・ジョブズCEO(当時)は新型のウルトラポータブルMacノート「MacBook Air」を発表した。 その年のMacworldのキャッチコピーは「There’s something in the air」。ジョブズ氏は、世界で最も薄いノートブックコンピュータをマニラ封筒の中から取り出して見せ観客を沸かせた。 価格は1,799ドル(日本で229,800円)と今から考えるとかなり高めにも思えるが、当時のMacBook Proが現在の倍近い価格だったことを考慮して欲しい。 初代モデルのプロセッサはIntel Core 2 Duo(Montevina SFF Centrinoプラットフォーム採用のモバイル向けPenryn)だったが、Intelのカスタムチップ(60%小型化版)が用意された。また、iPhoneライクなマルチタッチトラックパッド搭載やMacBook(2.27kg)より40%も軽い1.36kgなどが顧客の心をつかみ、大ヒットとなって品薄状態が長らく続いた。 光学ドライブ非搭載、バッテリ交換不可、Macで最も遅いプロセッサ、限定的なI/O端子などにも関わらず、2008年上半期のヒット商品に選ばれるなど注目を浴びた。 さらに、環境に配慮したノートブックだったとして、意外な団体(国際環境保護団体Greenpeace)から賞賛を受けたりもした。 ちなみにHDDからSSD(ソリッドステートドライブ)にアップグレートした場合、158,600円も価格がプラスされ計388,400円〜と信じられない価格になった。当時はまだ、SSDが普及していなかった。 (more…)
ソニーはCES 2012において、VAIOノートのコンセプトモデルを出展した。 NEW VAIO Slate & VAIO Hybrid Concept Models at CES 2012 薄型ノートカテゴリUltrabookは、スペックなどは未定ながら13インチモデルのプロトタイプが展示されており、I/O類はフルサイズが用意されているのが特徴で、投入時期などは不明。 また、タッチパネル式のワイヤレスキーボードおよびスタンドとセットになったタブレット型スレートモデルや、スライドさせてフルサイズキーボード搭載ノートとタブレットに対応するハイブリッド型などのコンセプトモデルも展示された。
プロ棋士とコンピュータソフトが対戦する第1回「将棋電王戦」が1月14日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われた。 将棋ソフト「ボンクラーズ」と対戦したのは、泥沼流で知られる米長邦雄永世棋聖。米長氏は名人位を49歳11ヶ月で獲得して最年長記録を更新したことで知られる。すでに2003年、現役を引退しており、現在は日本将棋連盟の会長職を務める。68歳。 一方のボンクラーズは第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝した将棋プログラム。富士通研究所に勤める伊藤英紀氏が開発した。 1秒間に最大1,800万手を読むというボンクラーズは、ユーザ名「bonkras」として将棋倶楽部24(東京道場)で過去最高レーティングを更新するなど、すでに早指し戦では“プロ超え”を達成。米長氏も昨年末に行われたbonkrasとの早指し前哨戦で敗北を喫していた。 米長永世棋聖は序盤から玉を右に囲い、入玉も視野に押さえ込みを図る作戦で、中盤まではやや優勢に立った。しかし、ボンクラーズの巧妙な差し回しと正確な対応で徐々に差が縮まり、最後は一気に攻め切られた。ボンクラーズの「しっかり固めて、序盤の差を最小限に抑え、中盤以降人間の小さなミスにつけ込み一気に勝ち切る」という“勝ちパターン”にはまったといえる。 チェスではすでにコンピュータが人間超えを果たしていたが、より複雑な将棋でもついにコンピュータプログラムが人間を超える時代を迎えた。 なお、第2回電王戦が2013年に開催されることがすでに決定しており、第22回世界コンピュータ将棋選手権の成績優秀プログラムを相手に、現役プロ棋士の船江恒平四段が対する。 今回の米長会長の敗北は残念だったが、次回は人間の大局観と底力に期待したい。 (more…)
Dellのマイケル・デル会長兼CEOは13日(現地時間)、PC主体の事業からからクラウドコンピューティングをメーンとする総合情報サービス企業にシフトする方針を示した。 Dellは今後5年間でクラウド関連企業を40社以上買収する計画であり、法人向けクラウドをターゲットとして、ハードのみならず、ソフトやサービスも含めて総合的に提供していくという。 今後は、スマートフォンやタブレットに注力するとしながらも、企業向け市場を中心としたサーバやデータセンターなどのネットワーク関連およびサービスが中心となる。 デル氏は「すでに利益の50%以上はPC以外の製品やサービスからもたらされている。DellはもはやPCの会社ではなくなった」と語っており、データセンターの構築やクラウド技術の研究開発などを推進させる方針だ。
iPadを防衛省庁舎内に持ち込んで使用していたとして、井上源三・装備施設本部長が訓戒処分を受けていたことが、12日分かった。 機密情報を取り扱う防衛省では、内規でiPadを含む私用パソコン持ち込みが禁じられている。井上本部長は昨年8月から11月にかけて、省内の自室で個人用のiPadを使用していたとされる(読売新聞)。 一般企業では個人の端末を活用するBYOD(Bring Your Own Device)への取り組みが注目を集めているが、防衛庁*では2006年に私用パソコンに入れた機密情報がWinnyを介して流出した事件をきっかけに、個人のパソコンの持ち込みは厳禁となっていた(*当時)。
NVIDIAは1月11日(現地時間)、同社モバイル向けチップ「Tegra 3」を独Audi(アウディ)に供給すると発表した。提供開始は来年からで、Audi全車のインフォテインメント機器およびデジタル式メーターパネル向けコンピューティング・モジュール「VCMs」に標準装備されるという。 Project Kal-Elとして開発されてきたARM系クアッドコアSoC「Tegra 3」は、メインの4コアとは別に低消費電力時用のコアが1つ用意されているのが特徴。開催中のCES2012では「Tegra 3」搭載のタブレット端末が数多く紹介されている。 [NVIDIA]
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