iPodの生みの親として知られるトニー・ファデル氏らが立ち上げたベンチャー企業Nest Labsは25日(現地時間)、これまでに無い新しいサーモスタット「Nest Learning Thermostat」を発表した。価格は249ドルと従来型製品よりかなり高価だが、同装置導入によりエネルギー効率が最大30%向上するという。 Nestは、ユーザの温度設定パターンを学習する省エネ対応の室温自動調整装置。ステンレスリングを回すことで温度設定を調整でき、1週間程度で行動パターンを学習して自動調整をスタートする。 LCDディスプレイは温度を下げている時は青色に、上げている時には赤色になり、現在の温度表示や設定温度に達するまでの時間、省エネマークなどが表示される。 また、人がいないことを察知するAuto Away機能により冷暖房を弱めることもでき、Energy Historyで節約状況を確認することも可能。 Wi-Fi機能を備えており、現在の外気や天気予報などを把握するほか、ユーザ自身もノートパソコンやスマートフォン、タブレットからリアルタイムに制御できる。また、エネルギー効率を分析するウェブサイトも用意される。 トニー・ファデル氏とともにNestを創設したマット・ロジャース氏も、元Apple社員でありiPodやiPhoneのソフトウェア開発チームに所属していた。 ファデル氏がAppleを退社したのは、現Apple iOS担当上級副社長であるスコット・フォーストール氏と衝突したためだとも指摘されている。 (more…)
米Googleは25日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome 15」の安定版(15.0.874.102)を公開した。新しいタブページの機能追加と脆弱性に対処したほか、Chromeウェブストアもリニューアルした。 新しいタブページでは、「アプリケーション」と「よくアクセスするページ」が別々のセクションで表示されて左右に切り替えができるようになった。また、新しいセクションを追加することもできるので、Webアプリの種類ごとにセクション分けが可能だ。 新しいChromeウェブストアでは、アプリはタイル表示されて拡張機能と共に自動的に更新される。画像にホバーすることで情報を入手でき、インストールもワンクリックで可能となった。ユーザーレビューでは、Google+との連携も加わっている。 (more…)
2012年に市場投入される次世代iPhoneは、第4世代移動通信システム(4G LTE)をサポートするとみられているが、米Sprintは15機種ものLTE対応モバイル端末を発売するほか、HTC、サムスン電子、モトローラ、LGなどからもこぞって第4世代対応デバイスが投入され、ノキアやApple、RIM、ソニエリなども参入するとみられている(AppleInsider)。 Appleが先々週に発売した「iPhone 4S」がLTEをサポートしなかったのは、第1世代のLTEチップセットはサイズやコストがかさむためだとみられている。
Millennial Mediaによるモバイル広告動向調査によると、インターネットに接続しているスマホやフィーチャーフォン、タブレットやその他のモバイルデバイスの広告露出を調査したところ、ウェブブラウザやアプリ内広告に関してAppleの広告ビジネスが抜きん出ていることが明らかになったという(AppleInsider)。 Millennialのプラットフォームでは、Android端末が56%に対して、iOS端末はその半分の28%だったが、メーカー別の広告露出シェアでAppleは約23%を占めてトップとなった。また、機種別でもiPhoneが約13%のシェアを獲得してトップとなり、iOS端末の内訳ではiPhoneが54%、iPadとiPod touchが残りの46%を占める結果となった。
IT専門調査会社IDC Japanは25日、2011年第2四半期(4~6月期)の国内IT市場の実績と、2011~2015年の国内製品別IT市場予測を発表した。 2011年の国内IT市場予測は前年比1.6%減の12兆4,797億円としたが、8月時点の予測よりも0.8ポイント改善した。東日本大震災の影響もあって国内経済が低迷するなか、スマートフォンやタブレットの急速な普及、理化学研向けの「京」の出荷によって、ハードウェア市場はわずか1%だがプラス成長が予測されている。 特にスマートフォンの市場規模は前年比34.5%増の1兆1,915億円と非常に好調で、PC市場(1兆5,946億円)に急速に近づいている。 2012年はスマートフォンが国内IT市場拡大をけん引すると予測されており、市場規模は前年比17.6%増の1兆4,013億円と2桁のプラス成長が見込まれている。 (more…)
ソフトバンクモバイルは、11月1日より東京メトロ全線の駅構内で公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」を提供開始すると発表した。 “ 今回の提供エリア拡大により、都営地下鉄に続いて東京メトロの駅構内においても、iPhoneやiPad、スマートフォン、ケータイWi-Fi対応機種が、より快適にご利用いただけるようになります。” 「ソフトバンクWi-Fiスポット」は月額490円の有料サービスだが、パケット定額サービスに加入しているユーザは2年間は無料で使える(2013年3月末まで)。 孫正義社長は、2011年冬〜12年春モデル発表イベントにおいて、10月中に東京メトロでもWi-Fiスポットを提供すると述べていた。 さらに同社長は、地下鉄の駅構内だけでなくトンネル内の通信サービス提供に向けて、ドコモ、KDDI、イー・モバイルと共同で取り組んでいることも明らかにしており、今年度末にはつながり始めるという見通しを示していた。 (more…)
iPhone製造の一部を請け負っている台湾Pegatron Technologyは、中国に構える3つの工場で環境汚染問題に直面しており、現在、問題の解決に努めているという(DIGITIMES)。 騒音と排ガスが問題となった工場ではそれら両方を排除する新しい設備を整えつつあり、また、汚染水で問題となった他の2つの工場では生産ラインがすでに改善されており、地元住民および政府との交渉が続いているという。 Pegatronは2011年第4四半期から2012年にかけて、Appleから1,000万台の「iPhone 4S」製造の注文を請けたとみられているが、粗利益が予想を下回り2011年は損失を計上するとみられている(以前は1,500万台受注と報じられていた)。 「iPhone 4S」は主に台湾Foxconn(Hon Hai)が製造を請け負っているが、全体の7分の1ほどをPegatronが受け持つとみられている。 最近では、ユニボディ製作のCatcher Technologyも中国の工場が環境問題によって操業停止に追い込まれるなど、Appleの環境への積極的な取り組みに反して、中国の工場では環境汚染や地元住民とのトラブルが続出している。
Intelは24日、Sandy Bridge最上位モデルとなる「Core i7-2700K」を発売した。店頭価格は2万8千円前後で、BTO PCが既に発売されている。AMDの「AMD FX」シリーズ発売に合わせたかのようなリリースになった。初回流通量はあまり多くはないようだ。 「i7-2700K」は動作周波数が3.50GHz(ターボブースト時3.90GHz)で、「i7-2600K」をクロックアップしたSandy Bridge最速のプロセッサ。ハイパースレッディングで8スレッドの並列処理が可能。キャッシュは8MB、グラフィックス機能にはHD Graphics 3000を搭載する。 今回の「Core i7-2700K」リリースに伴い、デスクトップ向けCPUの下位モデルが一部値下げとなった。
NG-lifeは24日、Apple製品のSIMロックフリー版専門販売サイト「Simfree*Apples」をオープンした。 同ストアでは海外で販売されている正規品を扱っており、例えばオーストラリアから輸入したSIMフリー版「iPhone 4S」ではドコモ回線を利用でき、テザリングも可能だという。 「iPhone 4S」の価格は、16GBモデルが133,700円、32GBモデルが164,800円、64GBモデルが178,400円となっている。また、「iPhone」のほかにも「iPad 2」なども取り扱っており、納期は最短翌日で、価格には関税、輸入消費税、手数料、送料なども含まれる。 同サイトで発売されている製品はApple正規のSIMフリー版モデルであり、Appleからの保証も受けられるという。また、新規でドコモと契約する際には、iPhoneの実機と本人確認書類を持ってドコモショップへ行くよう求めている。
Bloombergによると、iTunesを立ち上げて、さらにTony Fadell氏と共にオリジナルiPod開発の指揮を執ったことで知られるソフトウェア・エンジニア担当副社長Jeff Robbin氏が、Appleの高精細テレビセット開発の陣頭指揮にあたっているという。 Appleが開発中のテレビでは、ストリーミングやケーブルテレビなどの種類を問わず、あらゆる種類のマテリアルと連携するとみられる。また、iOSの「Siri」や「FaceTime」、ソーシャルゲーミングネットワーク「Game Center」、App Storeへのアクセス機能などが組み込まれるとの分析もある。 Appleはすでに試作機を開発中であり、2012年後半または2013年中にも市場投入されると推測されている。
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