Appleは11月15日未明、「iTunes 10.5.1」を公開。米国では「iTunes Match」をスタートさせた。クラウド型の有料音楽サービス「iTunes Match」は10月に開始される予定だったが、約1ヶ月半遅れのサービス開始となる。 「iTunes Match」は年間24.99ドルのサブスクリプションサービスで、CDから読み込んだ楽曲や音楽ライブラリ全体をiCloudに保存してiOS端末などで聴くことができる。その際、パソコン内の楽曲ファイルをスキャンしてiTunes Storeで売られている楽曲とマッチしたものはアップロードする必要はない。また、マッチした曲は、元のファイルのビットレートとは関係なく「iTunes Plusクオリティ」(256kbps、DRM フリー、AAC)で iCloud ライブラリに保存され、10台までのデバイスとコンピュータにiCloudから直接ダウンロードできる。クラウド上には最大2万5000曲を保存でき、iTunes Storeで購入した曲はカウントされない。 利用にはApple IDが必要であり、今のところ米国以外の国では利用できない。日本でのサービス開始時期などは未定。
14日発表されたスーパーコンピュータ計算速度ランキングで、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「京(けい)」が、前回の6月に引き続き首位を維持した。 「京」は864台のマシン、705,024万個のSPARC64プロセッサコアを使って毎秒1京510兆回という計算速度を達成。2位中国の「天河1号A」より約4倍、3位米国の「Jaguar」より約6倍高速だった。日本勢では5位に東京工業大の「TSUBAME2.0」が入った。 富士通は「京」の応容機を年明け1月から出荷する予定で、すでに東大と50億円規模の商用契約を結んでいる。「京」のシステム全体が完成するのは来年6月の予定。スパコンは科学や医療、防災などのシミュレーションで活用される。
The New York Timesは11月13日(現地時間)、Googleのトップシークレット・プロジェクト「Google X」から年内にも新サービスが一つリリースされる可能性があると報じた。 「Google X」は、Googleの社員でさえ存在を知らされていないCIA並の極秘プロジェクトで、Google共同創業者のセルゲイ・ブリン氏やラリー・ペイジ氏、エリック・シュミット会長らが深く関わっており、スタンフォード人工知能研究所のセバスチャン・サーン氏がリーダーとしてチームを率いているという。 また、MicrosoftのKinect開発チームやNokia Labs、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学、カーネギーメロン大学、ニューヨーク大学などから引きぬかれたロボット研究者や電気工学専門家などが多数携わっているとされる。 昨年、「Google X」に関連して、自律運転のできるオートカーが話題になったが、Googleは年内にも、自動車向けの情報提供サービス、Google Maps向けに画像を自動収集するロボット、または、ネット経由で遠隔操作可能なコンピュータ以外のアイテムなどのうちいずれかを発表する可能性があるようだ。
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