ソフトバンクが2月2日発表した2011年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比6.6%増の2兆3,982億円、最終利益が76%増の2,501億円となり、同期の過去最高益を更新した。一方、NTTドコモとKDDI(au)は減益となった。 ソフトバンクはiPhoneの販売が好調で、携帯端末の新規契約数から解約数を引いた純増数は242万6,600件となり、通信料収入は過去最高の13%増となった。また、昨年10月よりiPhone 4Sを販売するauへの流出は5万件に収まったという。しかし、10~12月期にはauに対抗するなどの販促費がかさんで減益となった。 孫正義社長は2016年度に連結営業利益1兆円を目指すと述べるとともに、固定回線とスマホのセット割引サービスを検討する方針を示した。また、スマホ普及に伴い急増しているデータトラフィックに関して危惧を示した。 [ソフトバンク決算発表]
Mozillaはウェブブラウザ最新版「Firefox 10」をリリースした。アドオン互換性確認を大幅に改善して、Firefox Syncの改良や開発者向けフルスクリーンAPIおよびページインスペクタのサポートを追加したほか、計7件の脆弱性にも対処した(Firefox 10.0 リリースノート)。 また、一括導入をしている法人向けに「延長サポート版(ESR)」も公開した。6週間おきのメジャー版公開という“高速リリースサイクル”の通常版とは異なり、1年に1回程度メージャーアップデートを行い、セキュリティ問題の修正版アップデータが6週間おきに提供される。 Mozillaは同日、Web検索機能を追加した「Thunderbird 10」や旧バージョンFirefox 3.6のマイナーアップデータ「Firefox 3.6.26」のほか、「Android版Firefox 10」をリリースした。
市場調査会社NPD DisplaySearchの最新レポートによると、タブレット型端末の出荷台数は、2011年の7,270万台から2017年には3億8,330万台にまで急増するとみられ、特に新興国市場の需要が年々増加すると予測されている。 NPDは「今後、新興国市場でも知名度の高い企業(中国におけるDellなど)の本格参入により、タブレット市場の成長が見込める」と分析しており、中国を中心としたアジア地域での需要が高まるとみられる。また、新規プロセッサ採用などで100ドルを切る価格になって販路が拡大すれば、ブラジルやインド、ロシアなどの新興国でも出荷数増が見込まれる。 パネル解像度も年々向上するとみられており、ピクセル密度200〜300ppi(pixels per inch)が占める割合は2012年の30%から2017年には47.5%にまで拡大すると予想されている。 また、パネルメーカーはタブレット向け製品へのシフトを加速させており、特に、投影型静電容量方式タッチパネルのシェアが2011年の80%超から2017年には95%程度にまで成長するようだ。 ほかにも、米国におけるタブレット所有者の39%は、次のタブレット購入時にWindows OSの選択肢を重要視しているという。PCメーカーの多くは、Microsoftの次期「Windows 8」ベースのタブレットデバイスを投入するとみられている。 [Source:NPD DisplaySearch]
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