KDDIは1月16日、国内で初めて携帯電話向けNFCサービスを展開すると発表した。現時点で対応機種はサムスン「GALAXY SII WiMAX ISW11SC」のみだが、順次拡大する計画だ。専用アプリケーションをダウンロードして利用できる。 NFCとは“Near Field Communication”の略で、ISO (国際標準化機構) で規定された国際標準の近接型無線通信方式。TypeA、B、FeliCaとの上位互換がある。 NFC(TypeA/B)対応モデルでは、電子マネーやクレジットなどの決済サービスや、クーポン、会員証、各種チケットとして利用できる「カード機能」、NFCタグを内蔵したポスターにNFC携帯電話をかざすことにより情報取得ができる「リーダ機能」、NFC携帯電話同士やNFC対応機器にかざすことで情報交換を行う「Peer to Peer機能」などが、国内だけでなく海外でも利用可能となる。 NFCサービス導入予定企業として、日本航空(JAL)やセブン・カードサービス、TSUTAYA、ビックカメラなどが名を連ねており、飛行機の搭乗、電子マネー決済、ポイントサービスなどが利用できるほか、さまざまな情報取得も可能となる。 KDDIは昨年12月に国内大手キャリアが設立したモバイル非接触ICサービス普及協議会と連携して、NFC携帯電話の普及拡大を推進していくとしている。 現在のNFC普及率はグローバル市場で10%にも満たないが、今後2〜3年内には50%以上にまで拡大するとみられている。スマートフォン市場をリードするAppleも2012年版iOS端末でNFC対応が予想されており、また、米Googleはすでに、NFC利用のモバイル決済「Google Wallet」をローンチした。日本国内に目を向ければ、携帯キャリア最大手ドコモもFeliCa方式と国際規格TypeA、BのNFCをサポートするインフラ整備を進めている。 また、Android 4.0搭載端末ではNFCを使った情報交換「Androidビーム」が提供される。 [KDDI:モバイルNFCサービスの商用化]
ちょうど4年前の今日、2008年1月15日午前10時(日本時間1月16日午前3時)頃、Macworld 2008においてAppleの故スティーブ・ジョブズCEO(当時)は新型のウルトラポータブルMacノート「MacBook Air」を発表した。 その年のMacworldのキャッチコピーは「There’s something in the air」。ジョブズ氏は、世界で最も薄いノートブックコンピュータをマニラ封筒の中から取り出して見せ観客を沸かせた。 価格は1,799ドル(日本で229,800円)と今から考えるとかなり高めにも思えるが、当時のMacBook Proが現在の倍近い価格だったことを考慮して欲しい。 初代モデルのプロセッサはIntel Core 2 Duo(Montevina SFF Centrinoプラットフォーム採用のモバイル向けPenryn)だったが、Intelのカスタムチップ(60%小型化版)が用意された。また、iPhoneライクなマルチタッチトラックパッド搭載やMacBook(2.27kg)より40%も軽い1.36kgなどが顧客の心をつかみ、大ヒットとなって品薄状態が長らく続いた。 光学ドライブ非搭載、バッテリ交換不可、Macで最も遅いプロセッサ、限定的なI/O端子などにも関わらず、2008年上半期のヒット商品に選ばれるなど注目を浴びた。 さらに、環境に配慮したノートブックだったとして、意外な団体(国際環境保護団体Greenpeace)から賞賛を受けたりもした。 ちなみにHDDからSSD(ソリッドステートドライブ)にアップグレートした場合、158,600円も価格がプラスされ計388,400円〜と信じられない価格になった。当時はまだ、SSDが普及していなかった。 (more…)
ソニーはCES 2012において、VAIOノートのコンセプトモデルを出展した。 NEW VAIO Slate & VAIO Hybrid Concept Models at CES 2012 薄型ノートカテゴリUltrabookは、スペックなどは未定ながら13インチモデルのプロトタイプが展示されており、I/O類はフルサイズが用意されているのが特徴で、投入時期などは不明。 また、タッチパネル式のワイヤレスキーボードおよびスタンドとセットになったタブレット型スレートモデルや、スライドさせてフルサイズキーボード搭載ノートとタブレットに対応するハイブリッド型などのコンセプトモデルも展示された。
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