Microsoftは2013年以降、ラスベガスで開催される世界最大の年次家電見本市「CES」(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)への参加を取り止めると発表した。つまり恒例となっていた基調講演も2012年がラストとなるとともに、今後、同展示会にブースを出すことも無くなるという。 毎年1月初頭に開催されるCESが新製品および新サービス発表の時期や場所にマッチしないことが撤退の最大要因であると説明している。 MSは今後も主催者である全米家電協会(CEA)との友好関係を構築したいとしているが、製品発表やプレスリリースなどはTwitter/Facebookなどのマイクロブログや独自開催のイベント、自社サイトなどを通じて行う方針だ。
米Amazon.comは、米国で販売している同社タブレット端末「Kindle Fire」向けに初のソフトウェア・アップデート(Version 6.2.1)を公開した。端末に直接PCフリーで自動配信(Wi-Fi経由)されるが、同社ウェブサイトからも無償で入手可能だ。Amazonのスポークスマンは10日ほど前、「2週間以内にアップデータをリリースする」と公約していた。 199ドルの原価割れ格安タブレットは、3週連続で100万台以上売れるなど米Amazonで11週連続して最も売れる商品となっていたが、機能やアクセス面、レスポンスの悪さなどでユーザから多くの苦情が寄せられていた(詳しくはこちら)。 今アップデート適用により、レスポンスやパフォーマンスが向上するほか、アイテムのカルーセル表示オプションの追加や、Wi-Fiのパスワードロックなどのセキュリティも改善する。
米Mozillaは12月20日(現地時間)、「Firefox 9」の正式版を公開した。SpiderMonkey JavaScriptエンジンに「型推論」が導入されたのが目玉だ。また、Android版はタブレット端末への最適化が施されている。 公開された「Firefox 9」は、1年以上前より研究されてきた「型推論(TI: Type Inference)」 が導入されており、JavaScriptが30%以上高速化している。 型推論とは、プログラムのコード解析と実行時の変数型監視を組み合わせて、JavaScriptプログラムの型情報を得る機能で、得られた型情報はより効率的なコードを生成するためJITコンパイル中に利用される。 Mozillaによると、「Firefox 9」では、推論された型情報をJägerMonkey JITコンパイラで活用するよう改良されており、JavaScript処理の重たいWebサイト(動画、ゲーム、3Dグラフィックスなど)で高速化が期待されるという。 また、HTML5、MathML、CSS などのWeb標準対応や、Mac OS X Lion向けにテーマ統合改善や2本指スワイプナビゲーションを追加した。 Mozillaは同日、GoogleとFirefoxのデフォルト検索エンジンの契約を3年間延長するとアナウンスしている。両社の契約は今年11月に期限を迎えており、Mozillaの収入源の大半を占めるGoogleとの契約が更新されるか注目されていた。
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