Appleの部品供給網の動きから、15インチサイズの超薄型Macノートブックが2012年3月にも出荷されるとみられている。 DIGITIMESは15日、Appleの部品供給メーカーが15インチMacノート向けのコンポーネントを出荷し始めており、この新製品が2012年第2四半期にも発売されるようだと伝えた。部品からの判断では、このニューモデルが「MacBook Air」なのか、薄型の「MacBook Pro」か、または新たなネーミングが付けられるのか不明のようだ。しかし、売れ行きが好調な「MacBook Air」に15インチサイズが加わる可能性が高いとみられる。 「MacBook Air」は、ストレージをHDDからSSDにシフトして、光学ドライブを排除した薄型・軽量ノートブック。現行モデルは11.6インチと13.3インチの2種類のみで、さらに大型画面を追加して販売強化を図るとみられる。最新のモルガン・スタンレーの調査によれば、米国におけるAppleのノートブック出荷台数のうち、「MacBook Air」の占める割合は、今年前半の8%から10月には28%を占めるまで拡大している。 一方の「MacBook Pro」は、Sandy Bridge後継のIvy Bridgeを搭載して、来年にはデザインが一新されると噂されている。
Piper JaffrayのシニアアナリストGene Munster氏は11月14日(米国時間)、Appleは10ー12月期に510万〜530万台のMacコンピュータを販売するという見通しを示した(via AppleInsider)。四半期ベースのMac販売台数記録は前四半期の489万台である。 NPD Groupが発表した最新データによると、米国内の10月のMac販売台数は前年同月比で19%増と大きく成長しており、今後、年末商戦が本格化するなかでさらに売り上げを伸ばす可能性があるとみられている。 Munster氏の試算によると、Macコンピュータの販売台数は前年同期比で23〜28%の成長が見込め、Apple全体の収益に占める割合は約18%になると予想している。 Macコンピュータのなかでは、ノート型が売り上げをけん引しているが、そのなかでもMacBook Airはダントツに売れまくっているようだ。 一方で苦戦が続く携帯音楽プレーヤーiPodは、10月の米国内販売台数が前年同月比で約18%減となり、12月期の販売台数は1,500万〜1,600万台にまで落ち込むと予想されている。Appleは今年10月、iPodのラインアップに新製品を投入せずに、ソフトウェアやカラー、機能追加などのマイナーアップデートにとどめた。 しかし、世界中でヒットして品薄状態が続いているiPhone 4SをはじめとするiOS端末の売り上げにより、Appleは現四半期に四半期ベースでは過去最高の業績を達成するとみられている。
Appleは11月15日未明、「iTunes 10.5.1」を公開。米国では「iTunes Match」をスタートさせた。クラウド型の有料音楽サービス「iTunes Match」は10月に開始される予定だったが、約1ヶ月半遅れのサービス開始となる。 「iTunes Match」は年間24.99ドルのサブスクリプションサービスで、CDから読み込んだ楽曲や音楽ライブラリ全体をiCloudに保存してiOS端末などで聴くことができる。その際、パソコン内の楽曲ファイルをスキャンしてiTunes Storeで売られている楽曲とマッチしたものはアップロードする必要はない。また、マッチした曲は、元のファイルのビットレートとは関係なく「iTunes Plusクオリティ」(256kbps、DRM フリー、AAC)で iCloud ライブラリに保存され、10台までのデバイスとコンピュータにiCloudから直接ダウンロードできる。クラウド上には最大2万5000曲を保存でき、iTunes Storeで購入した曲はカウントされない。 利用にはApple IDが必要であり、今のところ米国以外の国では利用できない。日本でのサービス開始時期などは未定。
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