Appleは次世代「iPad 3」で高精細ディスプレイを搭載するため、輝度の低下を防ぐ目的で、プリント基板のLEDバックライトを現行のシングルからデュアルタイプに変更する可能性があるようだ。 パネルの高精細化を進めるには1画素の大きさを縮小して画素数を多く配置する必要があるが、光の透過率が小さくなるためバックライト光量が不足する。Appleはこの問題点を克服するために、LEDライトバーと呼ばれる棒状のプリント基板をデバイスの両サイドに搭載するとみられており、情報筋によると部品メーカーはすでにバッテリ消費や熱処理の問題を克服したという。 Appleは2012年初期に新型iPadを投入するとみられているが、Retinaディスプレイを搭載するのは2012年秋ごろになるという噂もある。
犠牲者が500人を超えたタイの大規模洪水により、日本や台湾、中国系の電子部品工場が次々に浸水被害を受けており、12月以降のパソコン供給に大きな影響が出てきそうだ。 PC向けでは、HDDやDRAMをはじめとする主要部品の調達が滞りはじめている。タイは世界第2位のHDD生産拠点だが、DIGITIMESによると、PCベンダーは通常4週間分のHDD在庫を保持しており、ODMメーカーは約1週間分しか余裕を持たないという。また、出荷中の製品は1週間分であるとみられることから、トータルで4〜6週間分の調達が可能なため、11月のパソコン出荷には影響が無いとしている。 しかし、今年12月から2012年第1四半期にかけて、PC需要に対して最大10%の供給不足に陥ると予想されており、HPやDell、Acerなどが打撃を受けるとみられている。 タイのHDD出荷量は2012年第1四半期に40〜50%減と見積もられており、現地正常化は2012年2〜3月頃まで難しいという。 (more…)
総務省所管の独立行政法人である情報通信研究機構(NICT)は、11月10日に京都府精華町でキックオフする「けいはんな情報通信研究フェア2011」において、日本語対応のスマートフォン向け音声質問応答システム「一休」を発表する。 「一休」は、iPhoneなどのスマホで音声入力された質問の回答をWeb上の6億ページからリアルタイムで検索、抽出、列挙するQAシステムで、思考や行動の幅を広げる「知的自然言語処理技術」として開発が進められてきた。 NICTによると「いつでもどこでも日常のふとした思いつきから思考、行動を広げることが可能」であり、「Webにテキスト化されている文章を効率的に収集することができる」としている。また、文書集合から明示的に書かれていない回答を様々な観点から推論、発見することが可能なため、「意外でありながら有用な情報を発見でき、誰もが必要な情報に容易にアクセス可能」になるという。 「一休」は1つの質問に対して、仮説の回答を含む数百もの回答をスコアの高い順に表示する。iPhoneなどの端末上に答えを表示させることができるほか、パソコンのブラウザ上に表示させることも可能だ。ただし、iPhoneのSiriと異なり、音声出力には今のところ対応していない。 (more…)
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