国内唯一のDRAMメーカーであるエルピーダメモリは2月27日、会社更生法の適用を東京地裁に申請したと発表[PDF]した。昨年3月末時点の負債総額は4,480億円で、製造業では過去最大の経営破綻となる。東京証券取引所はエルピーダの株式を整理銘柄に指定し、3月28日に株式上場を廃止すると発表した。 エルピーダはパソコンや携帯電話などに使う半導体メモリーのDRAM製造で世界3位だが、価格下落や超円高、タイ大洪水などの影響で資金繰りが悪化し、自主再建を断念した。 政府は2009年に産活法(改正産業活力再生特別措置法)を初めて適用し、エルピーダに300億円の公的資金を投入。主力取引銀行も1,000億円規模の融資を行ったが、12年3月期決算は1,000億円超の赤字見通しで、4月には借金返済期限も迫っていた。 エルピーダは生き残りをかけて、米マイクロン・テクノロジーや台湾の南亜科技などと提携を模索していたが、交渉は難航していた。 [See Also..] - エルピーダ、円高で567億円の赤字=広島工場から台湾に4割移転へ - エルピーダ、世界最小となる25nmプロセスDRAMを開発=次世代スマートフォンやタブレットに搭載へ
ソニーはMobile World Congress 2012のキックオフ前夜に新製品発表会を開催して、次世代“Xperia NXT”シリーズの最新スマートフォン「Xperia P」と「Xperia U」を発表した。いずれも第2四半期(4~6月)に投入予定だが、日本での発売時期は未定。 2機種ともに「Xperia S」(日本では「Xperia NX」)の下位モデルにあたる。OSとしてAndroid 2.3を搭載し(今年第2四半期中にIce Cream SandwichことAndroid 4.0へのアップデート提供予定)、プロセッサとして1GHzのSTE製U8500デュアルコアを実装する。 4インチディスプレイ搭載の「Xperia P」の特徴として、液晶パネルに高輝度・低消費電力を実現した新技術「WhiteMagic」採用やアルミユニボディ筐体が挙げられ、“Exmor R”採用の800万画素カメラ(1080p フルHD動画撮影対応)、HDMI接続、NFC対応、ストレージは16GBなどとなっており、専用ドック「SmarDock」が用意される。 一方の「Xperia U」は、…
iOS端末やiPodファミリーで採用されてきた30ピンDockコネクタだが、iMoreの情報筋によると、次期「iPhone 5」でコンパクトなコネクタに刷新する可能性があるという。 次世代iOSデバイスでは、様々なコンポーネントが消費電力を必要とし、一部はサイズが大きくなり、また、機能追加のためのスペースが求められるなか、現在のDockコネクタはサイズが大きいと指摘。 さらに、iCloudやiOS 5の登場で、iOSデバイスをコンピュータにつなぐ必要性が無くなったほか、Wi-FiシンクやAirPlay、Bluetooth 4.0などの機能が追加されており、次世代iOSデバイスではデータ同期機能を取り除いて、つまり、充電のみを行うコネクタでも不都合はあまり生じないのかもしれない。
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