アップルストア銀座は文化の日の穏やかな午後も「iPhone 4S」を買い求める人びとが列を作った。ただし、ソフトバンク版は64GBモデルのみしか用意されていない。ソフトバンク版の16/32GBモデルは在庫切れだが、同64GBモデルはブラック、ホワイトともに在庫は潤沢だ。 一方のau(KDDI)版は全モデル在庫ありで、予約無しでも問題なく購入できる。 auの場合、近所の大型家電量販店で確認しても、ほとんどのモデル・カラーが在庫有りだった。KDDIは先月28日より、これまで一部店舗でのみ取り扱ってきた「iPhone 4S」をauショップ全店(2,615店舗)で販売開始している。 (more…)
iPhone 4SやiOS 5アップデート後のiOS端末について、バッテリ消費が早くなったと多くのユーザが問題提起するなか、Appleは2日(現地時間)、ソフトウェアレベルでいくつかの問題点が発見され、バッテリ寿命が早くなっていることが分かったことを明らかにした。 AppleのスポークスマンがAllThingsDに対して述べたもので、クパティーノにある世界最大のIT企業は、今後2〜3週間内にiOS 5搭載端末のバッテリ消費問題を解決するソフトウェアアップデートをリリースする予定だという。ただし、Appleは具体的に何が問題であったのか、これ以上の詳細を明らかにはしていない。 また、Appleは同日、開発者向けに「iOS 5.0.1ベータ」(ビルド9A402)を配布しており、バッテリ寿命に関するバグのほか、初代iPadのマルチタスキング・ジェスチャ、iCloud上の書類同期などに関する問題やいくつかのセキュリティを修正している。
The Wall Street JournalはAppleのティム・クックCEOと故スティーブ・ジョブズ氏との違いについて、クック氏が8月にCEOに就任して以降、同氏は社内コミュニケーション構造を改革して、より効率的かつ活発に議論できる環境を確立しようとしていると報じた。クック氏は従業員あてのメールを頻繁に送信しており、メールの中で従業員をチームと呼んでいるという。 また、ジョブズ氏との相違点について、従業員が寄付をする際に支援する慈善制度の立ち上げや、株主に対しよりオープンに接するようになった点にも触れられている。記事によると、クック氏は利益の使い道として、配当金の支払いや自社株買いも検討しているとされる。 ほかにも、エディ・キュー氏をクラウドサービスの上級副社長に推薦したこと、教育部門の構造改革としてセールスとマーケティング部門に分割再編したことなどがあげられている。
産経新聞社、日本工業新聞社、産経デジタルは11月1日、iPhone/iPadでは定番となっているニュースアプリ「産経新聞」をAndroid搭載端末向けにも提供開始すると発表 [PDF]した。対応OSはAndroid 2.2以上。 すでにAndroidマーケットで無償公開されており、2012年1月31日までタブレット(7インチ以上)およびスマートフォン(7インチ未満)ともに無料で利用できるが、同年2月以降はタブレット版は機能を拡充して有料(価格未定)となる。また、スマホ向けは無料版に加えて、機能拡充型の有料版が選択可能になる予定だ。 iPhone/iPad版同様、産経新聞に加えてフジサンケイビジネスアイのほぼ全紙面を読めるほか、MENUボタンから「MSN産経ニュース」や有料版アプリ「夕刊フジ」を起動することもできる。
次世代Mac Pro向けプロセッサIntel Xeon E5が2012年Q1にも登場するとみられるなか、Appleは同ワークステーションのニーズおよび売上減を受け、2012年以降も開発・投資を続けるかどうか検討中だという(AppleInsider)。Mac Proの販売中止に伴う売上への影響が少ないうえ、Macラインアップをシンプルにできて、ノート型コンピュータやiOS端末など需要の高い製品群に集中できるというメリットがある。 Mac Proは2010年7月にアップデートされて以降、1年3ヶ月以上に渡って放置されたままであり、また、デザイン的には2003年のPower Mac G5以降ほとんど変更がない。 Macコンピュータの販売台数のうち、デスクトップ型が占める割合は26.1%にまで落ち込んでおり、さらにそのほとんどはiMacが貢献している。 Mac Proは現在、Thunderbolt I/Oテクノロジを搭載しない唯一のMacコンピュータとなってしまった一方で、コンシューマ向けMacはPCI Expressを内蔵したThunderboltポートを備えており拡張性も確保されている。 しかし、iMacではとてもかなわない、Mac Proのパワフルな処理能力を必要とする3Dやビデオ編集などの需要も少なからずある訳であり、また、販売が終了したXserveの代替としてのニーズも残っている。プロフェッショナルというある意味ユニークなニーズを無視して売上重視の姿勢をみせることは、Appleにとってあまり賢明な策とはいえないだろう。 【最新関連記事】 Mac OS 10.7.3…
ソニーは2012年度に500億円以上を投じて、スマートフォン向けのカメラ用画像センサーを1〜2割増産すると日本経済新聞が31日付で報じた。増産するのは裏面照射型と呼ばれるCMOSセンサーで、より多くの光を取り込んで暗い場所でもきれいな映像を撮影できるのが特徴。 同社のカメラセンサー“Exmor R”は、Appleの最新スマホiPhone 4Sにも採用された。従来の供給元であるOmniVisionに代わって800万画素メインカメラのサプライヤとなったが、フロント面のセカンドカメラはOmniVision製のままであることが確認されている。 ソニーはすでに、エリクソンとの合弁会社ソニー・エリクソンを完全子会社化することを決定。液晶パネル部門の不振でサムスン電子との合弁解消に向け交渉を始めた一方で、成長事業であるスマートフォン市場に重点を置く構えだ。
Mac OS Xの将来設計に詳しい筋の情報によると、Appleは「AirPlayミラーリング」と「iMessageアプリ」について、“Mac OS X版”の開発を行なっているようである(via 9to5Mac)。将来的にMac OS X Lionに搭載される可能性があるという。 Mac版「AirPlayミラーリング」では、Macのディスプレイ画面に表示されている映像やゲームなどをApple TV経由で大画面ディスプレイなどにワイヤレス出力できるようになる。また、ストリーミング配信機能「AirPlay」は、QuickTime Xに統合されるという。この新機能は、Apple TVを使った法人向けプレゼンなどで活躍しそうだ。同機能はすでに、iPad 2およびiPhone 4Sにて利用できる。 一方、以前より噂されていたMac OS版「iMessage」は、現在のインスタントメッセンジャー「iChat」に組み込まれるのか、それともスタンドアロンアプリとして提供されるのかは現段階で不明だという。同アプリでは、MacからiPod touchやiPad、iPhoneなどのiOS 5搭載端末と「iMessage」が接続利用可能となる。 (more…)
故スティーブ・ジョブズ氏の実妹モナ・シンプソン氏は、ジョブズ氏の最期の言葉が “OH WOW. OH WOW. OH WOW.” であったことを現地時間30日付けThe New York Times(電子版)で明らかにした。日本語になおすと「ああ!うわー」といった意の感嘆詞を3回ほど繰り返したことになろうか。シンプソン氏はUCLAの教授であり、ベストセラー作家としても知られた存在だ。同氏は10月16日、スタンダード大学の記念教会で催された追悼式でジョブズ氏への頌徳の言葉を捧げた。 シンプソン氏はジョブズ氏と再会後の27年間について、3つの期間、つまり健康なとき、病気になってから、そして末期について語っている。ジョブズ氏は生まれた直後に養子に出されており、実の母親はジョアン・シンプソン氏、またアブドゥルファター・ジョン・ジャンダリ氏を共通の父として持つ。 ジョブズ氏は、毎日大好きなことに一生懸命打ち込んだが、これは本当にシンプルでありかつすごい集中力だったという。たとえ結果が伴わない時でも熱心に働くことを貫いた。 また、Appleから追放された際とても痛々しかったことや、目新しさではなく美を重んじていたこと、恋愛について語る時には少女のように純になり、妻であるローリーン・パウエル氏と初めて出会った日、「とても美しく聡明な女性に出会った。結婚をするよ」と興奮して電話をして来たこと、さらに、京都で見つけたそば屋の話題などにも触れられている。 ジョブズ氏は様々な事柄に詳しく、謙虚で学ぶことが好きだった。もし違ったふうに育っていれば数学者になったかもしれないと語っていたそうだ。 「スティーブは死というイベントのためにも生きてきたのだ。死が彼に訪れたのではなく、彼自身が死を全うしたということを私は学んだ」
Appleは27日(現地時間)、Mac OS Forgeにて同社が開発してMac、iTunes、iOS端末などに使用するオーディオコーデック「ALAC(Apple Lossless Audio Codec)」のエンコーダとデコーダをオープンソース化すると発表した。ライセンスはApache 2.0を適用しており、商業利用が期待される。 「ALAC」はMac OS Xのコアオーディオ圧縮技術として、2004年5月にiTunes 4.5およびQuickTime 6.5.1に初めて採用された。圧縮・展開後のデータがオリジナルと完全に等しくなる可逆(ロスレス)圧縮音声方式で、無圧縮の音楽ファイルを40〜60%まで圧縮することができる。可逆圧縮コーデックには「FLAC」やソニーが開発した「ATRAC」などがある。
国内唯一のDRAMメーカーであるエルピーダメモリは27日、2011年4~9月期の連結決算を発表。売上高は前年同期比で約半減の1597億円、最終損益は567億円の赤字(前年同期は398億円の黒字)に転落、4〜9月期としては過去最大の赤字となった。パソコン向け需要が減少したほか、単価の大幅下落や超円高が収益を悪化させた。 決算発表会見で坂本幸雄社長は、円高対策について「(円高が)ボディーブローのように効いてくる。いや、アッパーカットだ」とボクシングに例えて、現在の厳しい経営状態を表現。さらに「海外移転しかない」と述べて、広島工場の生産能力のうち40%を台湾子会社に移転する方針を示し「すぐに実行する」と語った。同社長は「直径300ミリのシリコンウェハ換算で月間12万枚のうち5万枚を想定」しているという。 2Gb DDR3のスポット価格は8月下旬に0.9ドルまで下落し、9月中旬には1.2ドル水準まで上昇したが、10月にかけて再度下落して0.9ドルを割り込んでいる。 さらにタイの大洪水によるHDD価格の上昇が、DRAM価格を引き下げる要因になるとの見通しもある。 (more…)
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