Intelは2012年1月9日(現地時間)、CES2012開幕前日にプレス向けカンファレンスを開いて、次世代Ultrabookのプロトタイプ“Nikiski”をプレビューした。 Ultrabookの新コンセプト「Nikiski」は、キーボード下部にパームレスト幅一杯の透明ガラス製タッチパッドを備え、カバーを完全に閉じた状態でもシースルー部分を通して、まるでタブレット端末のようにスクリーンをタッチ操作可能となる。Windows 8のMetroスタイルにマッチしており、ウェブページやカレンダー、メールなどに素早くアクセスできる。 IntelによるとUltrabook準拠のモバイルノートはすでに15機種が発売されており、年内にはさらに75機種以上が発売される予定で、その約半数が14-15インチサイズの画面サイズとなるそうだ。 また、今年後半にはIvy Bridge世代のUltrabookが登場する予定で、2013年にはHaswell世代搭載の第3世代モデルが投入される見込みである。 Intelはさらに、Nuanceと提携して音声認識技術をUltrabookに搭載する計画や、NFCプラットフォーム搭載などを発表している。 また、2012年後半にはスマートフォンやタブレットデバイス向けインターフェースにThunderboltをプッシュする方針だ。 (more…)
1月10日に開幕する家電見本市CESを前に台湾Acerは現地時間8日、プレス向け発表会において世界最薄Ultrabookとなる13.3型ノートPC「Aspire S5」を発表した。 昨年9月に発表した「Aspire S3」をさらに進化させた「Aspire S5」は、最も厚い部分で15mm、重量は1.35kg以下であり、ヒンジに“MagicFlip I/O”と呼ばれる収納型のインターフェースを搭載するのが特徴だ。キーボード右に配置されたMagicFlipキーを押すとこのI/Oポートが電動開閉する仕組みとなっている。 展示されたAspire S3のカラーはブラックでボディはアルミ/マグネシウム合金製、ストレージはSSD、プロセッサは現在のところ不明だが今年第2四半期に発売予定であることから、次期Ivy Bridge(超低電圧版)が採用されると思われる。 高速起動「Green Instant On」やワイヤレス同期機能「Always Connect」をサポートするほか、インターフェースはHDMI、USB3.0、Thunderbolt、SDメモリーカードスロットなど。価格は未定。 Acerは同日、無料クラウドサービス「AcerCloud」もアナウンスしており、AppleのMacBook AirおよびiCloudを意識した戦略を明確に打ち出したといえる。 また、Aspire Timelineシリーズとして、14/15インチの「Timeline Ultra」も発表している。こちらはThunderbolt非搭載ながら、軽量化が図られた20mmの薄いボディが採用され、バッテリ駆動時間も8時間と強化されている。発売時期は今年第1四半期。 (more…)
Intelは同社が開発したワイヤレス・ディスプレイ技術「WiDi」について、コンシューマ向け電子機器チップ設計会社と協力して搭載機器を大幅に拡充させる計画を明らかにした。 インターネットテレビやセットトップボックス向けにSoCを供給するCavium、Mstar Semiconductor、Sigma Designs、Realtek、Wondermediaなどの半導体企業とコラボレートして、WiDiと連携する高精細テレビやプロジェクター、ゲームコンソールなどがまもなく発表される見込みであり、WiDi受信機が組み込まれることにより外部アダプター無しで利用可能になるという。 WiDiによりパソコン画面を大型テレビやプロジェクターなどにワイヤレスで配信できる。これまではWiDi対応のパソコンのほかに、受信側にアダプターが必要だったが、WiDi機能を搭載することで受信機が不要となる。 LG電子はまもなく開幕するCESで、WiDiを搭載したシネマ3Dスマートテレビを出展する予定だが、LG以外のメーカーからもいくつか新製品やコンセプトが発表されそうだ。 (more…)
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