故スティーブ・ジョブズ氏の実妹モナ・シンプソン氏は、ジョブズ氏の最期の言葉が “OH WOW. OH WOW. OH WOW.” であったことを現地時間30日付けThe New York Times(電子版)で明らかにした。日本語になおすと「ああ!うわー」といった意の感嘆詞を3回ほど繰り返したことになろうか。シンプソン氏はUCLAの教授であり、ベストセラー作家としても知られた存在だ。同氏は10月16日、スタンダード大学の記念教会で催された追悼式でジョブズ氏への頌徳の言葉を捧げた。 シンプソン氏はジョブズ氏と再会後の27年間について、3つの期間、つまり健康なとき、病気になってから、そして末期について語っている。ジョブズ氏は生まれた直後に養子に出されており、実の母親はジョアン・シンプソン氏、またアブドゥルファター・ジョン・ジャンダリ氏を共通の父として持つ。 ジョブズ氏は、毎日大好きなことに一生懸命打ち込んだが、これは本当にシンプルでありかつすごい集中力だったという。たとえ結果が伴わない時でも熱心に働くことを貫いた。 また、Appleから追放された際とても痛々しかったことや、目新しさではなく美を重んじていたこと、恋愛について語る時には少女のように純になり、妻であるローリーン・パウエル氏と初めて出会った日、「とても美しく聡明な女性に出会った。結婚をするよ」と興奮して電話をして来たこと、さらに、京都で見つけたそば屋の話題などにも触れられている。 ジョブズ氏は様々な事柄に詳しく、謙虚で学ぶことが好きだった。もし違ったふうに育っていれば数学者になったかもしれないと語っていたそうだ。 「スティーブは死というイベントのためにも生きてきたのだ。死が彼に訪れたのではなく、彼自身が死を全うしたということを私は学んだ」
Appleは27日(現地時間)、Mac OS Forgeにて同社が開発してMac、iTunes、iOS端末などに使用するオーディオコーデック「ALAC(Apple Lossless Audio Codec)」のエンコーダとデコーダをオープンソース化すると発表した。ライセンスはApache 2.0を適用しており、商業利用が期待される。 「ALAC」はMac OS Xのコアオーディオ圧縮技術として、2004年5月にiTunes 4.5およびQuickTime 6.5.1に初めて採用された。圧縮・展開後のデータがオリジナルと完全に等しくなる可逆(ロスレス)圧縮音声方式で、無圧縮の音楽ファイルを40〜60%まで圧縮することができる。可逆圧縮コーデックには「FLAC」やソニーが開発した「ATRAC」などがある。
国内唯一のDRAMメーカーであるエルピーダメモリは27日、2011年4~9月期の連結決算を発表。売上高は前年同期比で約半減の1597億円、最終損益は567億円の赤字(前年同期は398億円の黒字)に転落、4〜9月期としては過去最大の赤字となった。パソコン向け需要が減少したほか、単価の大幅下落や超円高が収益を悪化させた。 決算発表会見で坂本幸雄社長は、円高対策について「(円高が)ボディーブローのように効いてくる。いや、アッパーカットだ」とボクシングに例えて、現在の厳しい経営状態を表現。さらに「海外移転しかない」と述べて、広島工場の生産能力のうち40%を台湾子会社に移転する方針を示し「すぐに実行する」と語った。同社長は「直径300ミリのシリコンウェハ換算で月間12万枚のうち5万枚を想定」しているという。 2Gb DDR3のスポット価格は8月下旬に0.9ドルまで下落し、9月中旬には1.2ドル水準まで上昇したが、10月にかけて再度下落して0.9ドルを割り込んでいる。 さらにタイの大洪水によるHDD価格の上昇が、DRAM価格を引き下げる要因になるとの見通しもある。 (more…)
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