Microsoftが米検索大手Yahooの買収を検討していると伝えられるなか、Googleは少なくとも2社の投資会社と連携してYahooのコアビジネスを買収しようと画策しているようだ(WSJ)。協議はまだ初期段階であり、正式な提案などはされていない模様。また、交渉が前進しない可能性もあるようだ。 GooogleはYahooのウェブサイト上への広告掲出を望んでいるようだが、オンライン大手2社の連携は独占禁止法に抵触する可能性が高いだろう。 2008年にもGoogleとYahooは、Yahooの検索サービスにGoogleがオンライン広告を供給する提携を発表したが、ライバルMicrosoftや広告主協会などから批判を受け、同年11月に提携を白紙撤回した。 Yahooは9月初めにキャロル・バーツ前CEOを解任したばかりであり、また、9月末にはYahoo幹部が売却を示唆する従業員宛てのメモもリークされていた。Yahooの買収には複数の団体が興味を示しているとされているが、Googleの名前もそこに加わることになる。
10年前の今日、2001年10月23日(現地時間)にAppleは「iPod」を発表した。 故スティーブ・ジョブズ当時CEOは、トランプの大きさに例えた新しい携帯型MP3プレーヤーを、自身のジーンズのポケットから取り出して、「これがiPodだ」とプレスに向かって披露した。 ジョブズ氏は、CDプレーヤー、フラッシュプレーヤー、MP3CDプレーヤー、HDDプレーヤーの4つの選択肢の中から、HDDプレーヤーを選んだと述べ、「1,000曲をポケットに入れて持ち運べるんだ。しかも、超小型で素晴らしいデザイン、重さはあなた方の持っている携帯電話より軽い184gしかない」と自慢した。また、「音楽に国境は無い。市場規模はとてつもなく大きく、しかも現状ではまだ勝者がいない」と述べて、Appleが音楽市場でリーダーになること目指すと宣言した。 バッテリ駆動は10時間連続再生と発表され、ジョブズ氏は「世界でもっとも優れた電池だ」としていたが、後に裁判沙汰にもなった。 初代iPodはMac専用で、HDD容量は5GB、価格は47,800円(399ドル)。実際に発売されたのは11月17日。転送はFireWireのみだったが、iTunesと連携するスタイルは現在と同じだ。なお、Windowsに対応したのは2002年7月だった。 第1世代iPodは2ヶ月間で125,000台以上販売された。最近はホリデーシーズンだけで2,000万台ほど売れるので、かなり控えめなスタートだったが、わずか数年後に音楽ビジネスの世界を変えることになる。
タイのHDD生産シェアは世界第2位だが、現地の大規模洪水によって部品調達網に影響が出てきそうだ。世界最大手のウエスタン・デジタルは12月期の出荷台数が半減すると予測しているほか、シーゲイトや日立、東芝なども現地に生産拠点を構えている。ただ、ウエスタンが被災により生産停止に追い込まれた一方で、シーゲイトはフル生産を継続しており同社の株価が3割近くアップしている。 調査会社IHS iSuppliによると、12月期の世界HDD生産量は前年比で最大30%落ち込む可能性があるという(Reuters)。 Intelは決算発表時に、12月期のPC業界への影響は少ないとの姿勢を示したが、Appleのティム・クックCEOは「パソコン業界全体がHDDの供給不足に直面する可能性がある」と指摘していた。 タイはHDD以外に、デジカメやスマホ向け電子部品、さらには自動車メーカーや総合家電メーカーなども進出しており、年末商戦に向けた新製品発売に大きな影響が出てきそうだ。ソニーはすでに、デジタル一眼カメラの発売延期を発表している。
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