Appleは次世代iPhoneとiPadのパネルにシャープが開発した酸化物半導体「IGZO」を使用した新型液晶を採用するかもしれない。 「IGZO」はインジウムやガリウム、亜鉛から構成される酸化物で、従来のシリコンに比べてデバイスの薄型化や高精細化が可能となり、消費電力の効率化も期待できる。なお、シャープも次世代「ガラパゴス」でこの「IGZO」を使う方針であり、2012年に新製品を投入予定である。 (more…)
OmniVision Technologiesは「iPhone 4S」向けメインカメラのイメージセンサー供給をソニーに奪われたことで、株主に訴えられることとなった。 OmniVisionはこれまで、iPhone/iPod touch/iPad向けにカメラセンサーを供給してきたが、10月にAppleが投入した最新スマートフォン「iPhone 4S」ではメインカメラのサプライヤーではなくなっていた。なお、フロントカメラ(セカンダリ)向けには引き続きカメラモジュールを供給しているのが確認されている。 スマートフォン向け800万画素クラスの裏面照射型CMOSイメージセンサー市場では、東芝やソニー、サムスン、Aptinaなどにシェアを奪われており、11月以降も同社株価は急落しており下げ止まりも見えていない。 米法律事務所Milbergは、OmniVisionが「iPhone 4S」の部品供給をソニーに奪われたにも関わらず、その事実を隠していたとして集団訴訟を起こすと発表した。
Appleは2012年に発表するモバイルデバイスに近距離無線通信の規格である「NFC(Near Field Communication)」技術を搭載するようだ。クパティーノベースの世界最大のIT企業は、これまでにもNFC技術を利用した特許をいくつも出願しており、さらに近年、NFCに詳しい専門家を雇用するなど、iPhoneやiPadへのNFCチップ搭載は常に噂されてきた。 スマートフォンではすでに、Android端末やBlackBerryなどがNFCを使った非接触IC決済サービスをサポートしており、2012年にはAppleのiOSやMSのWindows PhoneでもNFCをサポートするようだとDIGITIMESが報じている。また、スマホのNFC普及率は現在の10%未満から、今後2〜3年内には50%以上にまで拡大するとみられている。 先週、世界の携帯キャリア45社がSIMカードベースのNFC技術の標準化を提言するなど、セキュアな高速データ転送技術のインフラも整備されつつある。 AppleはiTunesアカウントと連動するNFCを採用するとみられており、すでに昨年からNFC対応iPhoneのプロトタイプをテストしていると噂されてきた。 日本でもドコモなどがFeliCa方式と国際規格TypeA、BのNFCをサポートするモバイル決済サービス開始に向けインフラ整備を進めており、今後数年内にNFCがスマートフォンの標準機能になるのは間違いないだろう。
次世代iPad向けディスプレイの生産が開始されたようだ。 DisplaySearchのアナリストによると、「iPad 3」向け9.7インチディスプレイは解像度2048x1536ピクセル(QXGA)になるとみられ、Appleはこの超高解像度パネルの供給を維持するために、サムスン電子、シャープ、LG Display3社からの供給を確保したとみられるという。初代iPad、および現行「iPad 2」の解像度は1024x768(XGA)であり、次世代では4倍もの情報量を表示できることになる。 すでにパネルの製造はスタートしており、今後数週間以内には組み立て業者向けに出荷されるようだ。12月には「iPad 3」の生産体制に入り、来年2月または3月の発売に向けて、1月には出荷の準備が整うとみられている。 Appleはディスプレイ高精細化による光の透過率縮小に対応するため、「iPad 3」で新しいLEDバックライトシステムを採用すると予想されており、パネル方式は有機ELではなくIPSになるとみられる。 また、Appleは7.85インチサイズのモニタを搭載する小型版iPad(iPad mini)にも興味を示しており、2012年後半に発表される可能性があるようだ。
Appleは品薄が続く「iPhone 4S」について、オンライン経由での事前予約受け付けを開始した。 受け取る前日の午後9時から午前0時までに予約すると、希望する直営店(Apple Store)で受け取る事ができるサービス。同社ウェブサイトまたはiOSアプリApple Store経由で申し込み可能だ。 全国のソフトバンクショップでは現在も2週間待ちが続き、予約無しで購入できるApple Storeでは連日のように行列ができていた。
来年発表される新型MacBook Proのグラフィックスプロセッサは、現行のAMD製からNVIDIA製にスイッチされるかもしれない。 現在、独立型GPUを搭載するMacBook ProにはAMD製が搭載されているが、SemiAccurateによるとAppleは次世代MacノートでNVIDIAを再び採用するようだという。 Appleはノート型だけでなくデスクトップ型でも独立型グラボにAMDのGPUを採用しており、MacBook Pro13インチ、MacBook Airおよび廉価版Mac miniにはビデオカードを搭載せず、CPU内蔵ビデオ機能を使用している。 AMDがMacコンピュータの単体GPUを独占している背景には、Sandy Bridge向け統合型グラフィックスを開発しないというNVIDIAとIntelとのクロスライセンスや、過去にAppleとNVIDIAとの関係に溝が生じていたことなどが挙げられる。 しかし、Appleとの関係修復やAMDの供給体制の問題などもあって、再びNVIDIAにチャンスがめぐってくるのかもしれない。 2012年前半にも発表されると噂されるIvy Bridge世代の新型MacBook Proは、光学ドライブは省かれて、MacBook Airの様に薄い筐体になるなど、デザインが大幅に刷新されるとみられている。
国内携帯電話最大手NTTドコモの山田隆持社長は、2008年から3年以上も同じセリフを言い続けている。 「iPhoneをあきらめていない」 よほど悔しかったのだろう。3年前、彼はソフトバンクによるiPhone独占販売が決まるなどとは夢にも思っていなかったに違いない。私の周りの評論家の多くも、iPhoneはソフトバンクではなくドコモから発売されると分析していた。孫正義社長と故スティーブ・ジョブズ氏の蜜月関係を甘く見ていたわけではないが、日本のトップでも2位でもない、3位の携帯キャリアからiPhoneが発売されると想定していた専門家は少数派だった。 (more…)
ソフトバンクショップでは相変わらず「iPhone 4S」の在庫不足が続いている。当日買いは不可能であり、入手するには予約をしてから2〜3週間程度待つ必要がある。店頭はどこも在庫ゼロ状態だ。 一方のKDDI(au)では、予約をせずにほぼすべてのモデルを即日入手できる。一部モデルの在庫が無いケースもあるが、何箇所か回れば希望するモデル(容量やカラー)を見つけることができるだろう。 (more…)
Appleの部品供給網の動きから、15インチサイズの超薄型Macノートブックが2012年3月にも出荷されるとみられている。 DIGITIMESは15日、Appleの部品供給メーカーが15インチMacノート向けのコンポーネントを出荷し始めており、この新製品が2012年第2四半期にも発売されるようだと伝えた。部品からの判断では、このニューモデルが「MacBook Air」なのか、薄型の「MacBook Pro」か、または新たなネーミングが付けられるのか不明のようだ。しかし、売れ行きが好調な「MacBook Air」に15インチサイズが加わる可能性が高いとみられる。 「MacBook Air」は、ストレージをHDDからSSDにシフトして、光学ドライブを排除した薄型・軽量ノートブック。現行モデルは11.6インチと13.3インチの2種類のみで、さらに大型画面を追加して販売強化を図るとみられる。最新のモルガン・スタンレーの調査によれば、米国におけるAppleのノートブック出荷台数のうち、「MacBook Air」の占める割合は、今年前半の8%から10月には28%を占めるまで拡大している。 一方の「MacBook Pro」は、Sandy Bridge後継のIvy Bridgeを搭載して、来年にはデザインが一新されると噂されている。
Piper JaffrayのシニアアナリストGene Munster氏は11月14日(米国時間)、Appleは10ー12月期に510万〜530万台のMacコンピュータを販売するという見通しを示した(via AppleInsider)。四半期ベースのMac販売台数記録は前四半期の489万台である。 NPD Groupが発表した最新データによると、米国内の10月のMac販売台数は前年同月比で19%増と大きく成長しており、今後、年末商戦が本格化するなかでさらに売り上げを伸ばす可能性があるとみられている。 Munster氏の試算によると、Macコンピュータの販売台数は前年同期比で23〜28%の成長が見込め、Apple全体の収益に占める割合は約18%になると予想している。 Macコンピュータのなかでは、ノート型が売り上げをけん引しているが、そのなかでもMacBook Airはダントツに売れまくっているようだ。 一方で苦戦が続く携帯音楽プレーヤーiPodは、10月の米国内販売台数が前年同月比で約18%減となり、12月期の販売台数は1,500万〜1,600万台にまで落ち込むと予想されている。Appleは今年10月、iPodのラインアップに新製品を投入せずに、ソフトウェアやカラー、機能追加などのマイナーアップデートにとどめた。 しかし、世界中でヒットして品薄状態が続いているiPhone 4SをはじめとするiOS端末の売り上げにより、Appleは現四半期に四半期ベースでは過去最高の業績を達成するとみられている。
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