米Appleは1月19日(現地時間)、iBooksの最新バージョン「iBooks 2」を公開して、これまでにない全く新しい教科書の在り方を提案すると発表した。 Appleは「iPad」を電子教科書としてプッシュするにあたり、これまで培ってきたマルチタッチによる抜群の操作性をふんだんに取り入れており、インタラクティブなコンテンツを自由自在に、例えば3Dイメージを回転させたりギャラリーを素早く切り替えたりできる双方向インターフェイスを搭載。さらに、フルスクリーンモードやテキストのハイライト、キャプション、検索、定義の確認などといった学習向け機能が強化された。米大手出版社McGraw HillやPearsonなどの教科書が紙の教科書よりずっと安い14ドル99セント以下で販売される。 Appleは電子教科書のプラットフォームだけでなく、制作ツールとして「iBooks Author」をMac App Storeで無償リリースすると発表。テンプレートが用意され、多様なコンテンツを直感的に構築可能で、マルチタッチ対応の電子書籍が簡単にパブリッシュできる。大手出版社から個人ユースまで幅広いニーズに対応。公開できるファイル形式は独自版ePUB形式(拡張子は.ibook)。作品はiBookstoreで配信可能となる。 iOS端末向けアプリ「iTunes U」は、有名大学の講座など50万超の無料講義がラインアップされ、講師は教育プログラムを簡単に管理・制作・共有することができる。iBooksのメモやハイライトの一覧表示ができ、iBooksテキストブックなどの講座教材にアクセス可能だ。 詳細レポートはこちら。
ニールセンが発表した2011年10〜12月期における米スマートフォンOS市場調査によると、「iPhone 4S」効果によりiOSが急成長しており、2011年末には新規購入者の割合でAndroidとの差がほぼ無くなっていたことが分かった。
昨年10月にリリースされた「iOS 5.0」ではTwitterとの統合が新たに組み込まれたが、次期「iOS 5.1」では、さらにFacebook機能との連携が加わりそうだ。 Appleが1月10日に開発者向けに公開した「iOS 5.1 beta 3」において、連絡先追加ページにTwitterと並んでFacebookのユーザ名を記入する欄が発見されたという(iMore)。 今後は、TwitterだけでなくFacebookについても、Safariや写真、カメラ、YouTube、マップなどからダイレクトに投稿可能となるかもしれない。 また、iOS 5.1 betaには新しいiPadモデル(J1APおよびJ2AP)の記述も含まれており、これらは次期「iPad 3」を指すものとみられる。 iOS 5.1の最初のビルドは昨年11月28日にリリースされた。Appleは主にバッテリ消費が早い問題の修正に取り組んでおり、iOS 5.1正式版公開の時期は不明ながら、フォトストリームでの写真個別削除機能などの新機能も追加される見通しだ。
市場調査会社CanalysはMacにiPadを加えたAppleのコンピュータ販売台数が、2012年半ばにもPC世界最大手のHPを抜いて世界首位になると予想していたが、Appleが現地時間24日に発表する2012年度第1四半期(2011年10~12月期)決算の内容次第では、すでにHPを抜いている可能性があるようだ(AppleInsider)。 12月期のiPadの販売台数予測は、Fortune集計のアナリスト平均によると1,350万台であり、さらにMacコンピュータは500万台以上の販売が見込めることから、HPのPC出荷台数を超える可能性が指摘されている。 HPのメグ・ホイットマンCEOは昨年、タブレットを加えたコンピュータ出荷台数でAppleに追い抜かれることを認めており、「2013年にはHPが再びがトップに返り咲けるよう、戦略や製品を改良しなければならない」と述べていた。
ちょうど4年前の今日、2008年1月15日午前10時(日本時間1月16日午前3時)頃、Macworld 2008においてAppleの故スティーブ・ジョブズCEO(当時)は新型のウルトラポータブルMacノート「MacBook Air」を発表した。 その年のMacworldのキャッチコピーは「There’s something in the air」。ジョブズ氏は、世界で最も薄いノートブックコンピュータをマニラ封筒の中から取り出して見せ観客を沸かせた。 価格は1,799ドル(日本で229,800円)と今から考えるとかなり高めにも思えるが、当時のMacBook Proが現在の倍近い価格だったことを考慮して欲しい。 初代モデルのプロセッサはIntel Core 2 Duo(Montevina SFF Centrinoプラットフォーム採用のモバイル向けPenryn)だったが、Intelのカスタムチップ(60%小型化版)が用意された。また、iPhoneライクなマルチタッチトラックパッド搭載やMacBook(2.27kg)より40%も軽い1.36kgなどが顧客の心をつかみ、大ヒットとなって品薄状態が長らく続いた。 光学ドライブ非搭載、バッテリ交換不可、Macで最も遅いプロセッサ、限定的なI/O端子などにも関わらず、2008年上半期のヒット商品に選ばれるなど注目を浴びた。 さらに、環境に配慮したノートブックだったとして、意外な団体(国際環境保護団体Greenpeace)から賞賛を受けたりもした。 ちなみにHDDからSSD(ソリッドステートドライブ)にアップグレートした場合、158,600円も価格がプラスされ計388,400円〜と信じられない価格になった。当時はまだ、SSDが普及していなかった。 (more…)
iPadを防衛省庁舎内に持ち込んで使用していたとして、井上源三・装備施設本部長が訓戒処分を受けていたことが、12日分かった。 機密情報を取り扱う防衛省では、内規でiPadを含む私用パソコン持ち込みが禁じられている。井上本部長は昨年8月から11月にかけて、省内の自室で個人用のiPadを使用していたとされる(読売新聞)。 一般企業では個人の端末を活用するBYOD(Bring Your Own Device)への取り組みが注目を集めているが、防衛庁*では2006年に私用パソコンに入れた機密情報がWinnyを介して流出した事件をきっかけに、個人のパソコンの持ち込みは厳禁となっていた(*当時)。
デベロッパ向けにリリースされている次期「iOS 5.1」のコア・レファレンスパネルに、クアッドコア・モバイルプロセッサのサポートを示唆する記述が見つかった(9to5Mac)。 iOS端末向け次世代モバイルチップ「A6」はコア数が4基となり、シングルコアの「A4」やデュアルコアの「A5」と比べて、プロセッサの処理能力やグラフィックス速度が大幅に向上するとみられる。 「A6」チップは次世代iPad/iPhoneに搭載される見通しで、噂される「iPad 3」へのRetinaディスプレイ搭載やアプリ「Final Cut Pro for iOS」など、より高い処理能力を必要とする装置や機能をサポートするとともに、省電力性も実現するとみられる。 クアッドコアSoCとしては、NVIDIAの「Tegra 3」(Kal-El)がすでに市場投入されており、3Dグラフィックス性能の向上やゲームコントローラーのサポート、1080pのHD動画再生にも対応する。
Appleが今月後半にも米ニューヨークでプレスイベントを開催するようだと報じられるなか、Clayton Morrisのブログによると、教育向け配信「iTunes U」や電子教科書など、教育向け電子出版にフォーカスを当てた発表が行われる見通しだという。 このイベントは、iTunes StoreやApp Storeの立ち上げに貢献したインターネット・ソフトウェアおよびサービス担当エディー・キュー上級副社長がホスト役を務め、少なくとも2つの重要なプロジェクトのアナウンスが予想されるという。 数年前から準備されたというこのプロジェクトには、故スティーブ・ジョブズ氏が深く関わっていたとされ、当初は2011年秋に発表イベントが開かられる予定だったが、同氏の死去などの理由で延期されたようだ。 なお、iPadやHDTVなどハードウェアに関するアナウンスは行われない見通しである。
Appleは2012年1月2日、全国7ヶ所の直営店Apple Storeと直販サイトApple Online Storeで一日限りの「初売り」を開催する。 Apple Storeでは恒例のLucky Bagを数量限定で販売する。価格は3万3,000円。オリジナルグッズやiPodなどのほか、MacノートブックやiPadなど“サプライズ入り”の福袋も期待される。しかし、毎年、即完売となるため、入手するには前日の夜くらいから並ぶ必要がありそうだ。早朝、ストアスタッフからスタバのコーヒーが振舞われるのも恒例となっている。 Apple Storeは1月2日午前8時にオープンして、Lucky Bag以外にもお買い得品が販売される。 一方、オンラインストアでもApple製品やアクセサリが特別価格で提供される。こちらは1月2日終日開催され、対象製品は送料無料だ。なお、Lucky Bagは直販サイトでは販売されず、銀座や渋谷など全国7ヶ所の直営店でのみ発売される。 世界には数百ものApple Storeが存在するが、正月にLucky Bag(海外ではMystery Bagと表現されることも)を販売するのは日本のみであり、2004年に銀座店で福袋を発売したことが起源となった。
Appleのインダストリアル(工業)デザイン責任者“ジョニー”ことジョナサン・アイブ氏(44歳)が、英国で発表された恒例の新年叙勲者リストに名を連ねていたことが、31日分かった(BBC)。 アイブ氏はすでに大英帝国勲章のCBE(コマンダー)を受章していたが、今回、さらにその上のKBE(ナイト・コマンダー)を受勲したことで、今後、「サー」を付けて呼ばれることになる。 アイブ氏は故スティーブ・ジョブズ氏復帰前からAppleに勤務。ジョブズ氏復帰後、iMacを皮切りに、Macコンピュータに留まらず、iPodやiPhone、iPadなどヒット作の開発に携わってきた。 ジョブズ氏はアイブ氏のことを「精神的パートナー」と呼び、その実行力を高く評価していたが、基調講演などであたかもジョブズ氏自身が考えだしたデザインのようにプレゼンを行うため、「アイデアを盗まれているような気がして心が傷んだ」とアイブ氏は後に語っている。 また、サー・ジョナサン・アイブは、iOS担当上級副社長であるスコット・フォーストール氏(42歳)と犬猿の仲だともされる。
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