「iPhone 4」では、プロセッサとは別にAudience社のノイズキャンセル向けチップが搭載されていたが、最新モデル「iPhone 4S」では、A5チップにノイズキャンセル機能“EarSmart”が直接組み込まれており、iPhoneの旧モデルでパーソナルアシスタント機能「Siri」を利用できないのは、Audience社の最新技術が搭載されていないことが理由のようだ。 Linley Groupのアナリストによると、デュアルCortex-A9構成や高性能GPU実装のため「A5」のダイ面積が非常に大きくなっているため、AppleはAudienceチップを別途組み込まず、プロセッサにノイズキャンセル機能を直接搭載することで効率化を図ったとみられるという。 また、「iPhone 4S」にはAudienceの最新技術“Far-Field Speech”が搭載されており、ソフトウェアアップデートだけで旧モデルにSiri導入を適用できない要因だとされる。 Audienceの次世代(第3世代)ノイズキャンセル機能は、次期「A6」に搭載されて「iPad 3」に採用される見通しだ。
ソフトバンクが2月2日発表した2011年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比6.6%増の2兆3,982億円、最終利益が76%増の2,501億円となり、同期の過去最高益を更新した。一方、NTTドコモとKDDI(au)は減益となった。 ソフトバンクはiPhoneの販売が好調で、携帯端末の新規契約数から解約数を引いた純増数は242万6,600件となり、通信料収入は過去最高の13%増となった。また、昨年10月よりiPhone 4Sを販売するauへの流出は5万件に収まったという。しかし、10~12月期にはauに対抗するなどの販促費がかさんで減益となった。 孫正義社長は2016年度に連結営業利益1兆円を目指すと述べるとともに、固定回線とスマホのセット割引サービスを検討する方針を示した。また、スマホ普及に伴い急増しているデータトラフィックに関して危惧を示した。 [ソフトバンク決算発表]
Appleは2011年10〜12月期に世界で3,704万4,000台のiPhoneを販売したが、市場調査会社Consumer Intelligence Research Partnersによると、iPhone 4Sが発売された10月14日以降のデータとして、米国におけるiPhone購入者のうち89%が最新モデルを選択したという。 また、iPhone 4S購入者の45%は16GBモデルを選択。32GBモデルは34%、64GBモデルは21%という内訳となった。 調査によると購入者の19%はiPhone 4からのアップグレードであり、また、42%は最新モデル購入のためキャリアとの既存契約を解除したという。ほかにも、iPhone 4S購入者の19%はそれまで使っていたiPhoneを中古品として売りに出していた。 なお、iPhone 3GSは2009年に発売となったモデルだが、米AT&Tが本体価格を無償で提供(要2年契約)しており、最新データでも米国の総出荷台数の4%を占めている。 [AllThingsD]
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