次期OS「OS X Mountain Lion」のアナウンスとともに、iChatに代わるベータ版として公開されたメッセージアプリケーション「Messages」(メッセージ)だが、ベータ版の終了に伴って「OS X Lion」には対応しない可能性が浮上した。 Messages Betaのリソースによれば、使用期限が切れた際、ベータプログラムの試用期限終了を案内するとともに、「OS X Mountain Lion」への移行を促すメッセージが出るとされる。 また、MacRumorsによると、Messagesのリソースに高DPIバージョン(@2x)の画像が含まれており、超高解像度“Retina”ディスプレイを搭載するMacコンピュータへの準備が施されている可能性がある。 AppleはiPhoneで取り入れた“Retina”ディスプレイを次期iPad 3に導入するとみられており、さらに、Macコンピュータへの実装が噂されている。
ASUSTeK Computer(ASUS)は昨年、MacBook AirライクなUltrabook準拠の薄型軽量モバイルノート「ZENBOOK」を投入して話題となったが、DIGITIMESはCommerical Timesの情報として、Appleが組立を請け負っているPegatron Technologyに対して、「ZENBOOK」を製造しないよう圧力をかけたと報じた。 PegatronはMacBook Airをはじめ、一部iOS端末などApple製品の組立を多く請け負っており、情報筋によれば、Appleはどちらの関係を重視するのか二者択一を迫ったとされる。 Appleの圧力を受けてPegatronは来月末にも「ZENBOOK」の受注を取り止める方針であり、ASUSはUltrabookの製造委託先をCompal ElectronicsまたはWistronに変更する見通しだという。
Gartnerが取りまとめた2011年第4四半期の西欧におけるPC市場調査によると、深刻化する債務危機の影響を受けて、PCの総出荷台数は前年同期比で16%減となり、4四半期連続で大きくマイナス成長となったことが8日、分かった。同四半期のPC出荷台数は1,630万台で、2011年通期では前年比16%減の5,850万台だった。 PCの販売不振について、Gartnerのアナリストは「メーカーの価格引き下げや年末商戦のプッシュにもかかわらず、顧客の関心がスマートフォンやタブレット型端末に流れ、特にコンシューマー向けPCが大きく落ち込んだ」と分析しており、イタリアやギリシャなどでは前年同期比で30%を超えるマイナスとなった。 英国やフランスでも前年同期比で10%超のマイナス成長だったが、AppleのMacコンピュータは英国で前年同期比17.2%増、フランスでも同15.3%増と大きく売上を伸ばした。 Appleが1月24日に発表した2012年度第1四半期(2011年10〜12月期)の決算発表によると、欧州市場のMac販売が絶好調であり、欧州全体の出荷台数は前年同期比19%増の148万2,000台を記録していた。 欧州のMac出荷台数は北米地域に迫る勢いであり、日本市場の8倍以上の販売台数を誇っている。欧州の景気減速の流れも今のAppleの勢いを止められなかったようだ。
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