レオ・アポテカーCEOの更迭を検討しているとされるHPだが、PC事業のスピンオフ(分離・独立)を取り止める可能性が出てきた(Bloomberg)。 HPの取締役会には、PC部門を分離するのに十分な検討がされていなかったのではないかと疑問を持つ役員が複数人いるという。 スピンオフの報道以後、HPのPC部門は各国で釈明に追われており、日本HPも「パソコン事業からの撤退ではなく、見直しだ」と、あくまでも分社化を検討していることを強調していた。 アポテカーCEOが更迭となれば、スピンオフ自体の見直しが議論されるのは自然の流れだろう。CEO後任には、eBay元CEOのメグ・ホイットマン氏の名が挙がっている。
トヨタ自動車グループの豊田自動織機は22日、圧縮空気を動力とする空気エンジン車「KU:RIN」(クリーン)を開発したと発表。9月9日の走行試験で時速129.2kmを記録したという。 3輪・1人乗りの新しいエコカー「KU:RIN」は、同社の主力製品であるカーエアコン用コンプレッサーを使用。 コンプレッサーを圧縮機ではなく膨張機として利用することで、圧縮空気が膨張する力のみを動力源にしているという。同社は空気エンジン車の最高速度としてギネス世界記録に申請する予定。 (more…)
Microsoftは21日(現地時間)、Windows Phone向けモバイルソフトウェアver7.5「Mango」(開発コード名)について、1〜2週間以内にリリース予定であることを明らかにした(Windows Phone Blog)。 同OSを搭載する端末は、日本のauからすでに「Windows Phone IS12T」が発売されている。 このアップデートにより、日本語を含む多国語対応となり、メトロデザインなどUIの刷新やSNSサービスとの連携強化、Xbox.comやOffice Mobileの標準装備、Internet Explorer 9のレンダリングエンジン実装などが加えられる。 2010年10月にリリースされて以降、Windows Phoneはスマートフォン市場で伸び悩んでいるが、機能を大幅に強化したMango投入により活路を見いだせるか注目されている。
サムスン電子は22日、20nmプロセス採用のDRAM量産を開始したと発表。また、最近完成した世界最大規模の工場「第16ライン」では、NAND型フラッシュメモリも生産する。チップの微細化により、スマートフォンやタブレット端末などの小型化や軽量化が可能となる。 量産を開始したのは、2ギガビットのDDR3 DRAMで、年内にも4ギガビット品が開発される見込みだ。韓国では、サムスン以外にもハイニックスが来年前半に20nmプロセスDRAMの量産に入るとみられる。 20nmの量産により製造コストが約半分となり消費電力が40%軽減するほか、競合社比で40%安い価格で販売できるとされる。 エルピーダメモリは同日、25nmプロセス採用のDRAMを開発完了したと発表したが、微細化競争でサムスンに先行される構図は変わっていない。
PC世界最大手の米HPは、レオ・アポテカーCEOの更迭を検討しているようだ。米主要メディアによると、後任として電子商取引サイトを運営するeBay元CEOのメグ・ホイットマン氏が浮上。 HPは、webOSデバイス事業からの早すぎる撤退やPC事業の分離検討などで迷走しており、同社の株価はここ数ヶ月で45%以上も下落している。しかし、21日のマーケットでは、トップ辞任報道を受け株価が大幅に上昇したのも皮肉な話だ。 HPのCEOを巡っては、昨年8月にマーク・ハード氏がセクハラや経費の不正請求疑惑などで引責辞任したばかりだ。
好調な売上を続けるApple iPadにとって、やっかいなタブレット製品が年内にも発表されそうだ。 米NVIDIAは20日(現地時間)、「Tegra 2」後継のモバイル向けプロセッサ「Project Kal-El」(開発コード名)について、メインのクアッドコアCPUのほかに、超低消費電力時だけ動作する第5のコア「コンパニオンコア」(Companion core)が存在することを明らかにした。 (more…)
アドビシステムズは20日、写真編集ソフト「Photoshop Elements 10」と動画編集ソフト「Premiere Elements 10」の日本語版を10月14日に発売すると発表した。アドビストアでの価格は、単品製品がそれぞれ1万4490円で、乗換え・アップグレード版は1万290円。また、両製品をバンドルしたパッケージ版が2万790円となっている。対応OSはWindows 7/Vista/XPまたはMac OS X 10.5.8以降。2011年9月下旬には無償体験版が公開予定だ。 (more…)
2011年第2四半期(4-6月)のPC出荷台数において、中国・レノボが台湾・Acerを抑えて、世界トップ3のPCメーカの仲間入りをした。 IHSの調査によると、レノボの2011年第2四半期(4-6月)のPC出荷台数は、前年比23%増の1,020万台となった一方で、Acerは前年比20%減の890万台と大きく落ち込んだ。 レノボの高い成長について、エンタープライズ向け部門が好調だったことが要因として挙げられている。 一方のAcerは、コンシューマ向けPCが伸び悩んだことや西欧での不振が響いた。 (more…)
リーク情報通りに、米Googleは19日、NFC利用のモバイル決済「Google Wallet」のローンチを発表した。 対応端末はSprintの「Nexus S 4G」で、対応するカード会社はマスターカード(Citi)のみだが、今後、対応する端末や提携カード会社を拡大する予定だ。 (more…)
PCメーカー世界第2位である米Dellのマイケル・デル会長兼CEOは、Financial Times電子版とのインタビューのなかで、今後もハードとサービスの両方を組み合わせて提供する方針を示し、「エンドツーエンドのITソリューション・カンパニーであり続ける」と述べた。 また、ライバル米HPが検討しているPC部門の事業分離について、「買収する計画はない」と興味を示さなかった。 (more…)
This website uses cookies.