HPはHynixと共同開発しているメモリスタ(Memristor)を2013年内に商用化する計画を明らかにした。 HP Labsのシニア研究員であるStan Williams氏は、International Electronics Forum 2011において、2013年の夏にはメモリスタをフラッシュメモリの代替として商品化を実現し、その後SSD市場にも参入すると述べた。 メモリスタは、抵抗器、コンデンサ、インダクタに次ぐ第4の回路素子で、1971年にカリフォルニア大学バークレイ校のLeon Chua教授が理論上の回路として論文で発表していた技術だ。HPは2008年に二酸化チタンの薄膜を用いたメモリスタを開発して注目されていた。 (more…)
携帯電話各社が7日に発表した9月の携帯電話契約件数によると、新規契約から解約件数を差し引いた純増数で、ソフトバンクモバイルが18ヶ月連続で首位を維持したことが分かった。ソフトバンクは純増数27万5700件、2位のNTTドコモは20万800件、3位のKDDIは12万5300件、4位のイー・モバイルは7万8000件だった。 ソフトバンクはiPhoneが引き続き好調だったが、10月にはソフトバンク以外にKDDIも新型「iPhone 4S」を発売することから、キャリア間でユーザの移動がみられるかもしれない。
KDDIは30日、カシオ計算機製の「W52CA」と「EXILIMケータイ W53CA」、および日立コンシューマエレクトロニクス製の「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」のau携帯電話3機種について、搭載している電池パックが発熱や溶解に至る恐れがあるとして、対策を施した電池パックとの交換を実施すると発表した。 これまでに「W52CA」、「EXILIMケータイ W53CA」の充電中に、電池パックが発熱・膨張し、発煙や溶解した事故が、2010年に2件、2011年に6件の計8件報告されている。なお、電池はソニーエナジー・デバイス製とみられる。 KDDIによると、電池パックに外部から電池内セパレータに損傷を受ける力が加わった場合、その後の使用中に電池パック内部で短絡 (ショート) が発生する可能性があるという。 新しい電池パックは外圧への耐性が向上しており、長期使用時の化合物析出を抑止する対策が行われる。
ソニーは9月29日、電子書籍端末「Reader」の新ラインアップとして、Wi-Fiモデル「PRS-T1」と3G+Wi-Fiモデル「PRS-G1」の2種類を発表した。通信機能が搭載されることで、電子書籍の購入を端末からダイレクトに行うことができる。 価格はオープンだが、ソニーストアでの価格は「PRS-T1」が1万9800円(10月20日発売)、「PRS-G1」が2万5800円(11月25日発売)。 3GはKDDIのau通信網を利用。Reader Storeのみを利用する「Reader Storeプラン」は1年目は無料で、2年目も1年目に1冊以上の電子書籍を購入すると無料になる。3年目以降は年額1050円で利用可能。また、月額580円でReader Store以外にも接続できる「Web アクセスプラン」も用意される。 主な仕様として、ディスプレイはタッチパネル対応6型・600×800ドットの電子ペーパー(16階調のグレースケール)、内蔵メモリは約2GB、microSDカードスロットを搭載する。 コンピュータから書籍コンテンツをReaderへ転送するソフト「eBook Transfer for Reader Ver. 2.0」が新たにMac OS対応となった。
マカフィーは9月29日、2012年版個人向け総合セキュリティソフトとして4製品をリリースした。マルチデバイスユーザをターゲットにした「マカフィー オール アクセス」が新たにラインアップに加わっている。29日より全国の店頭およびネット直販マカフィー・ストアで販売を開始した。 「オール アクセス」は、Windows以外にもMac、タブレット、スマートフォンなどにインストールすることができ、1年1ユーザー版(9,980円)と1年5ユーザー版(14,800円)が用意されている。ユーザ数ベースのため、1パッケージで何台でもインストールができるのが特徴だ。なお、iOSには対応しない。 そのほかにも、「トータルプロテクション」(1年3台/8,280 円)、「インターネットセキュリティ」(2年3台/9,780円・1年3台/6,980円)、「アンチウイルスプラス」(1年1台/4,280円)がリリースされた。
日本経済新聞は29日、ソフトバンクは今日開催する新製品発表会において、子会社化したウィルコムのPHS技術を使った高速データ通信サービスの年内ローンチを発表するようだと報じた。 「AXGP」と呼ばれる次世代PHSにより、通信速度は最大毎秒100メガビット超となり、携帯電話など移動体通信サービスのなかでは最速となる見通しだ。これにより、ソフバンはiPhone依存からの脱却を目指す。KDDIは年明けにもiPhoneを発売するとみられている。 料金は普及している高速データ通信サービスと同程度の4000円台になる可能性が高いという。 また、同社はインフラ整備に約1000億円を投じて、高速データ通信で先を行くドコモのXiやKDDIのWiMaxを追撃する。
米インターネット小売大手Amazon.comは9月28日(現地時間)、ニューヨークで開催したプレス向けイベントにおいて、Androidベースのタブレット端末「Kindle Fire」を発表した。出荷開始は2011年11月15日、価格は199ドルで、Amazon.com(オンラインストア)で事前注文の受付を開始した。Amazonプライムの30日間無料体験付きだ。 499〜699ドルでラインアップされているiPadと比べると、コストパフォーマンスが非常に高いといえるが、タブレット市場におけるiPad独走の流れを変えられるかは不透明だ。しかし、当初の予想(安くて250ドル程度)よりはかなり安い。 Kindle Fire の主な仕様は、ディスプレイはマルチタッチ対応の7インチIPS液晶、CPUはTexas Instruments製デュアルコアOMAP4430、ストレージは8GB(Amazon Cloudは無料提供)、Wi-Fi対応(3Gネットワーク非対応)などで、OSにはAndroid(独自最適化版)を搭載している。サイズは190 x 120 x 11.4mm、重量は413g。なお、カメラやマイクは搭載されておらず、端末の製造はQuantaだ。 (more…)
レノボグループは9月28日、元ソニー会長兼CEOの出井伸之氏を社外取締役に任命したと発表した。社外取締役ジェームズ・カウルター氏の退職に伴う人事となる。日本のコンシューマ市場でのビジネス拡大と製品開発への取り組みを強化する狙いがあるとしている。 出井氏は1960年4月ソニーに入社。1995年以降、ソニーのCEOや会長の役職に10年以上就いてきた。現在はアクセンチュア、Baidu、フリービットの取締役を務めており、2005年6月のソニー取締役職退任後はソニー最高顧問およびアドバイザリーボード議長に就任している。現在73歳。 (more…)
ソフトバンクモバイルは9月28日、Android搭載スマートフォン向けセキュリティサービス「Internet SagiWall」を10月下旬以降に提供開始すると発表した。Androidマーケットでアプリを公開する。 ワンクリック詐欺やフィッシング詐欺サイトなど、危険度の高いWebサイトをアクセス時に検知して知らせする機能で、S!ベーシックパック、「スマートセキュリティ powered by McAfee」または「スマートフォン基本パック」への加入が必要となる。
パナソニックは28日、レッツノート史上初のクアッドコアCPUを搭載する「Let'snote B10 15周年記念モデル」を発表した。価格は33万5500円からで、レッツノート直販サイト「マイレッツ倶楽部」にて10月21日より発売される。予約受付は9月28日からだ。 Let'snote B10クアッドコアCPUモデル(型番:CF-B10)は、B10プレミアムエディションをベースにCPUとメモリを強化した記念モデル。15型液晶・光学式ドライブ搭載ノートPCとして、クアッドコアCPUとフルHD液晶を搭載する世界最軽量モデルになるという。 (more…)
This website uses cookies.