Nokiaは26日、ロンドンで開催した「Nokia World」において、同社初のWindows Phone端末「Nokia Lumia 800」と「Nokia Lumia 710」を発表した。ソーシャルサービスとの連携やインターネットとの接続性をアピールするとともに、同社サービスNokia DriveやNokia Musicとの連携も強調されている。 「Lumia 800」は3.7インチ有機ELディスプレイを搭載しており、ヘッドターニングデザインと呼ばれるパネルがカーブした外観が特徴。CPUはSnapdragon MSM8255(1.4GHz)、RAMは512MB、カメラは800万画素、ストレージは16GB、サイズは116.5×61.2×12.1mm、重量は142g、価格は420ユーロ。すでに予約受付を開始しており、11月に英国やフランスなど欧州6カ国で発売される予定。 「Lumia 710」は3.7インチ液晶を搭載、CPUはSnapdragon MSM8255(1.4GHz)、RAMは512MB、カメラは500万画素、ストレージは8GB、サイズは119×62.4×12.5mm、重量は125.5g、価格は270ユーロ。年内に香港、インド、ロシアなどで発売予定となっている。 (more…)
iPodの生みの親として知られるトニー・ファデル氏らが立ち上げたベンチャー企業Nest Labsは25日(現地時間)、これまでに無い新しいサーモスタット「Nest Learning Thermostat」を発表した。価格は249ドルと従来型製品よりかなり高価だが、同装置導入によりエネルギー効率が最大30%向上するという。 Nestは、ユーザの温度設定パターンを学習する省エネ対応の室温自動調整装置。ステンレスリングを回すことで温度設定を調整でき、1週間程度で行動パターンを学習して自動調整をスタートする。 LCDディスプレイは温度を下げている時は青色に、上げている時には赤色になり、現在の温度表示や設定温度に達するまでの時間、省エネマークなどが表示される。 また、人がいないことを察知するAuto Away機能により冷暖房を弱めることもでき、Energy Historyで節約状況を確認することも可能。 Wi-Fi機能を備えており、現在の外気や天気予報などを把握するほか、ユーザ自身もノートパソコンやスマートフォン、タブレットからリアルタイムに制御できる。また、エネルギー効率を分析するウェブサイトも用意される。 トニー・ファデル氏とともにNestを創設したマット・ロジャース氏も、元Apple社員でありiPodやiPhoneのソフトウェア開発チームに所属していた。 ファデル氏がAppleを退社したのは、現Apple iOS担当上級副社長であるスコット・フォーストール氏と衝突したためだとも指摘されている。 (more…)
Intelは24日、Sandy Bridge最上位モデルとなる「Core i7-2700K」を発売した。店頭価格は2万8千円前後で、BTO PCが既に発売されている。AMDの「AMD FX」シリーズ発売に合わせたかのようなリリースになった。初回流通量はあまり多くはないようだ。 「i7-2700K」は動作周波数が3.50GHz(ターボブースト時3.90GHz)で、「i7-2600K」をクロックアップしたSandy Bridge最速のプロセッサ。ハイパースレッディングで8スレッドの並列処理が可能。キャッシュは8MB、グラフィックス機能にはHD Graphics 3000を搭載する。 今回の「Core i7-2700K」リリースに伴い、デスクトップ向けCPUの下位モデルが一部値下げとなった。
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は24日、28nmプロセスルールのウェハ量産開始を発表した。すでにAltera、AMD、Qualcommなどに量産ウェハが出荷されている。 28nmノードでHigh Performance(28HP)、High Performance Low Power(28HPL)、Low Power(28LP)、High Performance Mobile Computing(28HPM)といった4種類のプロセスがラインアップされており、モバイル向け28HPMは2011年内に量産が開始される予定だが、そのほかの28HP、28HPL、28LPは量産が開始されている。 28nm製品のテープアウト数は40nm時と比較して2倍以上となっており、現在80製品以上がテープアウトされている。また、AMDとNVIDIAは28nmグラフィックスプロセッサで採用するほか、QualcommのSnapdragon S4クラスも28LPプロセスで製造される。 TSMCは以前、Appleの次期モバイルプロセッサ「A6」の試験生産を開始したと報じられたが、チップの製造工程で問題が生じて最終段階の協議には至っておらず、クアッドコア「A6」チップはサムスン電子が引き続き受注する公算が大きいとみられている。
AMDは23日、“Zambezi”という開発コード名で呼ばれてきたデスクトップ向け新CPU「AMD FX」シリーズの発売を開始した。本日発売となったのは6コアの「FX-6100」と4コアの「FX-4100」で、8コアの「FX-8150」と「FX-8120」は発売日が未定のままだ。 新しいマルチコア・アーキテクチャー「Bulldozer」を採用するFXシリーズの製造プロセスは32nmで、チップセットは従来のAMD9シリーズ、CPUソケットはSocket AM3+、メモリーはDDR3-1866まで対応する。 3.3GHzの「FX-6100」は14,980円、3.6GHzの「FX-4100」は9,980円(店頭価格・税込)。単体では発売されていないが、8コア「FX-8150」搭載PCが秋葉原の一部ショップで即納モデルとして発売されている。なお、「FX-8150」は、AMD向けにカスタマイズされた水冷クーラーとのバンドル販売となり、日本限定で500セットのみ販売される。
東芝が開発した無線LAN対応のSDHCメモリカード「FlashAir」は、iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンとの連携も可能になる見込みであることが分かった。日本経済新聞によると、FlashAir対応カメラで写真を遠隔で撮影する際、スマートフォンを操作リモコン代わりに使うことが検討されているという。 FlashAirは、対応機同士でパソコンを介さずにファイルの送受信ができるほか、無線LANや3G回線に接続してクラウドサービスへのアップロードやダウンロードも可能となる。 容量は8GB、転送速度は10Mbit/秒、対応データ形式は.jpg、.mpg、.rawなど、IEEE802.11 b/g/n対応で、来年2月に量産開始予定だ。通常のSDHCメモリーカードとしても利用可能。 すでに複数のカメラメーカーがFlashAir対応機の発売を検討している。価格は6,000円台半ばが見込まれている。
Lytroは19日、撮影後に焦点を自由に変更できるカメラ「Lytro Light Field Camera」を2012年初頭に発売すると発表 [PDF]した。価格は399ドルからで、当面は米国限定発売となる。日本での発売時期などは未定。対応OSはMac OS 10.6以降で、Windows版が追って公開される予定だ。 Lytroカメラは、光照射野センサーによって被写体のすべての光線情報を記録することで、後から好きな場所にフォーカスを合わせることができる。オートフォーカスが不要なので高速にシャッターを切ることができ、また、多方向からの光線を取り込むためフラッシュ無しでも暗い場所での撮影に対応する。 主な仕様は、8倍光学ズーム、f/2レンズ、光線数の解像度は11ミリオンレイ(HD品質の写真に処理)などとなっており、容量は8GBと16GBモデルが用意される。 (more…)
AMDは12日、“Zambezi”の開発コードネームで呼ばれてきた、マルチコア・アーキテクチャBulldozer世代の高性能デスクトップ向けCPUとして「AMD FX」シリーズを正式に発表した。 最大8コア構成で、7モデルがラインアップされており、「FX-8150」(予想価格33,800円)、「FX-8120」(18,800円)、「FX-6100」(14,980円)、「FX-4100」(9,980円)の4製品が日本市場で投入される。出荷開始は当初10月16日とされていたが、10月下旬以降に変更されている。なお、最上位機種の「FX-8150」は、AMD向けにカスタマイズされた水冷クーラーとのバンドル販売で、日本限定で500セットのみ販売される。 FXシリーズの製造プロセスは32nmで、メモリはDDR3-1866対応、パッケージはAM3+に対応して、倍率変更によるオーバークロックが可能である。また、チップセットは従来のAMD9シリーズ対応し、グラフィックス機能は内蔵しておらず、命令セットはAVXやAESをサポートする。
ソニーは9月29日、電子書籍端末「Reader」の新ラインアップとして、Wi-Fiモデル「PRS-T1」と3G+Wi-Fiモデル「PRS-G1」の2種類を発表した。通信機能が搭載されることで、電子書籍の購入を端末からダイレクトに行うことができる。 価格はオープンだが、ソニーストアでの価格は「PRS-T1」が1万9800円(10月20日発売)、「PRS-G1」が2万5800円(11月25日発売)。 3GはKDDIのau通信網を利用。Reader Storeのみを利用する「Reader Storeプラン」は1年目は無料で、2年目も1年目に1冊以上の電子書籍を購入すると無料になる。3年目以降は年額1050円で利用可能。また、月額580円でReader Store以外にも接続できる「Web アクセスプラン」も用意される。 主な仕様として、ディスプレイはタッチパネル対応6型・600×800ドットの電子ペーパー(16階調のグレースケール)、内蔵メモリは約2GB、microSDカードスロットを搭載する。 コンピュータから書籍コンテンツをReaderへ転送するソフト「eBook Transfer for Reader Ver. 2.0」が新たにMac OS対応となった。
マカフィーは9月29日、2012年版個人向け総合セキュリティソフトとして4製品をリリースした。マルチデバイスユーザをターゲットにした「マカフィー オール アクセス」が新たにラインアップに加わっている。29日より全国の店頭およびネット直販マカフィー・ストアで販売を開始した。 「オール アクセス」は、Windows以外にもMac、タブレット、スマートフォンなどにインストールすることができ、1年1ユーザー版(9,980円)と1年5ユーザー版(14,800円)が用意されている。ユーザ数ベースのため、1パッケージで何台でもインストールができるのが特徴だ。なお、iOSには対応しない。 そのほかにも、「トータルプロテクション」(1年3台/8,280 円)、「インターネットセキュリティ」(2年3台/9,780円・1年3台/6,980円)、「アンチウイルスプラス」(1年1台/4,280円)がリリースされた。
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