Appleとサムスンは、スマートフォンやタブレット端末の特許侵害をめぐって全世界で訴訟戦争のまっただ中にいる。ここに来て米国で新たな展開が生じている。iPhoneを発売しているキャリアの一つでもある米Verizon Wirelessが、サムスンの肩を持つようなのだ。 Verizon Wirelessは先週末、Appleの要求したサムスン製品に対する差し止め命令を発行しないよう求める意見書を裁判所に提出したという。 Verizonはサムスンの製品が発売禁止になれば、同社の展開するLTEネットワーク成長の妨げになると主張しており、Appleの求めているInfuse 4G、Galaxy S 4G、Droid Charge、Galaxy Tab 10.1 LTEの販売禁止に反対するとしている。 (more…)
サムスン電子は22日、20nmプロセス採用のDRAM量産を開始したと発表。また、最近完成した世界最大規模の工場「第16ライン」では、NAND型フラッシュメモリも生産する。チップの微細化により、スマートフォンやタブレット端末などの小型化や軽量化が可能となる。 量産を開始したのは、2ギガビットのDDR3 DRAMで、年内にも4ギガビット品が開発される見込みだ。韓国では、サムスン以外にもハイニックスが来年前半に20nmプロセスDRAMの量産に入るとみられる。 20nmの量産により製造コストが約半分となり消費電力が40%軽減するほか、競合社比で40%安い価格で販売できるとされる。 エルピーダメモリは同日、25nmプロセス採用のDRAMを開発完了したと発表したが、微細化競争でサムスンに先行される構図は変わっていない。
Appleは日本メーカーからのDRAMとNAND型フラッシュメモリ買い入れを増やしているようだ。DIGITIMESが22日付けで伝えた。 業界情報筋から得たという情報によると、Appleはサムスン電子からの購入を減らして、東芝やエルピーダメモリからの購入を増加させているという。 サムスン電子との間で繰り広げられている、スマホやタブレットの特許を巡る対立が影響しているようだ。 Appleは次期iOSデバイス向けSoC製造でも、サムスン電子ではなくTSMCと正式に契約を締結したと報道されている。
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