10年前の今日、2001年10月23日(現地時間)にAppleは「iPod」を発表した。 故スティーブ・ジョブズ当時CEOは、トランプの大きさに例えた新しい携帯型MP3プレーヤーを、自身のジーンズのポケットから取り出して、「これがiPodだ」とプレスに向かって披露した。 ジョブズ氏は、CDプレーヤー、フラッシュプレーヤー、MP3CDプレーヤー、HDDプレーヤーの4つの選択肢の中から、HDDプレーヤーを選んだと述べ、「1,000曲をポケットに入れて持ち運べるんだ。しかも、超小型で素晴らしいデザイン、重さはあなた方の持っている携帯電話より軽い184gしかない」と自慢した。また、「音楽に国境は無い。市場規模はとてつもなく大きく、しかも現状ではまだ勝者がいない」と述べて、Appleが音楽市場でリーダーになること目指すと宣言した。 バッテリ駆動は10時間連続再生と発表され、ジョブズ氏は「世界でもっとも優れた電池だ」としていたが、後に裁判沙汰にもなった。 初代iPodはMac専用で、HDD容量は5GB、価格は47,800円(399ドル)。実際に発売されたのは11月17日。転送はFireWireのみだったが、iTunesと連携するスタイルは現在と同じだ。なお、Windowsに対応したのは2002年7月だった。 第1世代iPodは2ヶ月間で125,000台以上販売された。最近はホリデーシーズンだけで2,000万台ほど売れるので、かなり控えめなスタートだったが、わずか数年後に音楽ビジネスの世界を変えることになる。
故スティーブ・ジョブズが公認した伝記本「Steve Jobs」(ウォルター・アイザックソン著)の発売を前にして、その内容の一部が明らかになった(Associated Press)。 ジョブズ氏は2010年にHTCが発表したAndroid端末について、「Appleのキャッシュ400億ドルすべてを使ってでも、悪を正す」と述べ、さらに「Androidをぶち壊す。なぜなら我々から盗んだ製品だからだ。これは核戦争だ」と怒りをぶちまけたという。 さらに、Googleの当時のCEOだったエリック・シュミット氏に対して、「問題は金ではないのだ。アイデアを盗むのをやめてくれ。ただそれだけだ」と述べたという。 (more…)
投資銀行Rodman & RenshawのアナリストAshok Kumar氏によると、「iPhone 5」こと第6世代iPhoneの設計には、故スティーブ・ジョブズ氏が最初のコンセプト立案から最終デザインの詰めまで関わっているという(CNET)。「iPhone 5」の特徴として、スリムに再設計されたケース、より大きなスクリーンサイズ、第4世代移動通信システム(4G LTE)のサポートなどをあげている。 Kumar氏はさらに、来年の年次開発者イベントWWDC 2012が開催される時期に発表されるようだと予測している。 また、ジョブズ氏は彼の余生が限られていたため、先週発売開始となった「iPhone 4S」にはそれほど関わっておらず、「iPhone 5」にすべてを懸けていたという情報もある。 ソフトバンクの孫正義社長も、iPhone 4Sの発表会見や発売イベントなどの場で、「スティーブは次の、またその次まで仕込んでいる」、「彼が亡くなったあとも、彼が陣頭指揮した作品が世の中に出てくるだろう」と述べていた。
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