AppleはiTunesやiCloud経由で配信できる新たな高品質オーディオ形式の開発を行なっているようだ。 The Guardianが28日付で報じたところによれば、この高音質フォーマットはストリーミング配信が可能であり、帯域幅やiOSデバイスのストレージに自動で適応できる特徴を持ち合わせるとされる。 Appleは「iTunes Match」で256KbpsのAAC方式を採用して配信しているが、この新しいハイクオリティフォーマットを採用する可能性があり、情報筋によると、ロンドンにある音楽スタジオ会社と協力して新フォーマットのオーディオファイルを準備しているという。 この新技術を採用することで、Wi-Fiなどの高速データ通信サービスを利用できる際には優れたオーディオ品質の楽曲ファイルが取得可能となり、一方で3Gなどの携帯通信回線を使用する際には自動で音質を下げることができるとされる。リアルタイムにAACなどの低解像度フォーマットへ変換されるのか、それともいくつかの異なるリサンプルされたバージョンが事前に用意されるのかは不明。 Appleは新フォーマットを採用したサービスを3月7日(日本時間3月8日)に開催する新型iPad発表イベントで公開する可能性があるとされ、新しいストリーミング配信サービスの発表や「iTunes Match」の音質向上などがアナリストされるかもしれない。 AppleはiTunes専用マスタリング「Mastered for iTunes」で、iOSデバイスやコンピュータなどでも高音質なサウンドを提供するサービスを提供しており、また、パブリッシャーに対してもCDにおける標準値(16-bit 44.1kHz)を超える24-bit 96kHzでのファイル作成を推奨している。
米メディアは現地時間11日、広報担当者の話として、歌手で女優のホイットニー・ヒューストンさんが死去したと報じた。48歳だった。 詳しい死因などの詳細は不明ながらも、ビバリーヒルズの高級ホテルで心肺停止の状態で倒れているのが見つかり、心臓マッサージなどを受けたが日本時間12日午前9時前頃、死亡が確認された模様。 ヒューストンさんはグラミー賞を6度受賞するなど輝かしい実績を残した一方で、薬物使用で摘発されたこともあり、アルコール依存やボビー・ブラウン氏との離婚など、私生活でのスキャンダルがたびたび報じられていた。 代表曲「I Will Always Love You」は米ビルボードで20週連続1位を記録。この曲は自ら主演を務めた映画「ボディガード」の主題歌としてサウンドトラックに収められ、1994年グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した。 [Washington Post]
国内の音楽CDの生産が22年ぶりに2億枚割れの見込みであり、インターネット音楽配信も昨年に引き続いてマイナス成長の見通しであることがわかった。 2011年の音楽CD生産は1億9千万枚前後が予想され、13年連続で前年割れとなりそうだ。 また、ネット配信も縮減しており、有料ダウンロード市場は前年比で15%程度マイナスの見通し。 YouTubeなど無料で音楽を提供する事業の定着や、2011年には大手IT企業が次々とクラウドベースの音楽配信サービスを立ち上げたことが要因と考えられる。
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