米調査会社Strategy Analyticsによると、2011年第3四半期(7〜9月期)に世界で出荷されたタブレットデバイスは1,670万台で、このうちiOS端末(iPad)は1,110万台で66.6%のシェアとなり、Androidベース端末は450万台で26.9%を占めた。2つのOSだけでタブレット市場の約93.5%のシェアを獲得したことになる。iOSとAndroid以外は、MicrosoftのWindows 7が2.4%、RIMのQNXが1.2%だった。 Android端末の昨年同期のシェアは2.3%だったので、12倍超のシェア獲得と大きく躍進した。 一方、iOSの昨年のシェアは95.5%で、Androidの追随を許す形になっているが、iPadの出荷台数ベースでは166%増と大きく伸ばしている。
Amazon.comが発表した199ドルのタブレット端末「Kindle Fire」に対抗すべく、Appleは2012年第1四半期にも低価格版のタブレット端末を発表するかもしれない(AppleInsider)。 Ticonderoga SecuritiesのアナリストBrian White氏は、中国や台湾のサプライチェーンから「iPad mini」と呼ばれるタブレットデバイスの情報を得たという。ネーミングの「mini」は端末のサイズではなく低価格のカテゴリを指しており、想定される価格帯は200ドル台半ばから後半になると予想している。また、この低価格版iPad投入後の2012年第2四半期に高性能な「iPad 3」が発売されると分析しており、White氏は「iPad mini」が中国などの新興国市場のほか、先進国市場でも大いに需要があるとみている。 Amazonもまた、7インチのKindle Fireよりも高性能でスクリーンサイズの大きいタブレット端末を投入すると予想されており、iPad独走のタブレット市場においてAmazonが競争相手の本命になるのかもしれない。
いくつかの台湾サプライヤが「iPad 3」向けのプリント基板を出荷開始したようだ(DIGITIMES)。 台湾のCareer Technology、Flexium Interconnect、Sunflex Techといった3メーカーが、次世代iPad向けにフレキシブル・プリント基板の出荷を開始したという。 ただし、この出荷がすぐにiPad 3発表に直結する訳では無い。Appleはいくつもの部品を調達しなければならず、完成品までにはまだ数ヶ月のプロセスを要するとみられる。 今のところ、iPad 3は2012年に入ってからの発表になるとみられている。
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