Appleは2011年5月4日(米国時間)、モバイル端末向けの最新アップデート「iOS 4.3.3」を公開した。iOS 4で問題となっていた端末の位置情報収集の問題を修正する。対象機種はiPhone 4/iPhone 3GS/iPad 2/iPad/第3・第4世代iPod touch。 iOS 4.3.3の適用により、デバイスに保存されるキャッシュサイズが縮小して、その保存期間も短縮する。 また、位置情報サービスを無効にした場合には、キャッシュは完全に削除され、ユーザのプライバシーが保護されることになる。さらに、iTunesへのキャッシュのバックアップも停止されて、端末上のキャッシュは暗号化される。 Appleは位置情報追跡の問題に関して、Wi-Fiホットスポットと携帯電話基地局の位置データを収集するのに利用していたと公表していた。 Googleのモバイル端末向けOS「Android」でも同様の問題が指摘されている。
音楽・映像ソフト小売大手の新星堂は、2011年1月に本格参入したスマートフォン販売で、ソフトバンクの「iPhone」に加えて、KDDIの機種の取り扱いも開始した。今後は、NTTドコモの端末の販売も検討する方針だ。 音楽小売業界は近年、AppleのiTunes Storeなどのインターネットや携帯電話を経由した音楽配信サービスが台頭しており、店舗販売を中心とする小売業者は苦戦が続いている。 新星堂は、一部店舗内に「モバイルプラス」コーナーを設置して、スマートフォン端末の販売を行っており、3月末までに8店舗を開店した。 今後は、全国およそ170におよぶ店舗網を生かして、店舗への導入を加速化して収益基盤の確立を図る。
Appleは2011年4月28日、長らく発売を延期して来たiPhone 4ホワイトモデルの販売を開始した。 ホワイトモデルは当初、昨年6月にブラックモデルと同時に発売する予定だったが、生産面における困難に直面したとして、発売延期を繰り返していた。 Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当フィリップ・シラーSVPは、完成度を細部まで高めるのに長い時間を要したとのコメントを出したが、10ヶ月もの発売遅延に関する正式な理由は明らかにしなかった。 ホワイトモデルの生産面の問題としては、ガラス素材への塗装工程で不具合が生じていたようであり、さらに、センサーやパーツへの干渉が生じることも指摘されていた。 (more…)
This website uses cookies.