三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日午後1時36分、鹿児島県・種子島宇宙センターで、政府の情報収集衛星(IGS)「光学」4号機を載せた主力大型ロケットH2Aロケット19号機を打ち上げた。打ち上げは成功して、衛星は予定軌道に入った。ロケットの不具合や天候不順が重なり、当初の予定より1ヶ月近く遅れたことになる。 高精度の望遠デジタルカメラを備えるIGSは、北朝鮮の軍事施設などを監視する偵察衛星。地上から500km前後の軌道を周回して、地上にある60cmの物体が識別できる。 多額の費用が投じられた情報収集衛星だが、災害時にどのように利用されるのか明らかにされておらず批判の声もある。
This website uses cookies.