14日に発売開始となったiPhone 4Sだが、発売初日はソフトバンクの顧客囲い込みが成果をあげてKDDIからリードを奪ったようだ。 日本経済新聞によると、ヨドバシカメラ秋葉原では、14日午前8時に並んだ人数でソフトバンクがKDDIの倍近い60人だったという。また、ある家電量販店の販売員もソフトバンクの方が予約数が多いと話しており、さらに前世代モデルからの機種変更も目立つそうだ。 旧モデルからの買い替えキャンペーンを展開するソフトバンクが、既存顧客の囲い込みに一定の成果をあげたとみられるが、今後は料金だけでなく通信品質も争点となりそうだ。
産経新聞によると、ソフトバンクモバイルとKDDI(au)は「iPhone 4S」の予約数を順調に伸ばしており、西新宿の量販店では「予約数は両社互角」だという。 10月3〜9日の通信事業者別スマホ販売シェアで、ソフトバンクは買い控えの影響を受けて前週比5.2ポイント減と大幅に減少した。 携帯電話純増数で18ヶ月連続トップのソフトバンクだが、KDDIも「iPhone 4S」を発売することから、両社の10月以降の純増数が注目される。
KDDIは7日、14日に発売する「iPhone 4S」の料金体系を明らかにして、7日16時より一部店舗で予約受付を開始すると発表 [PDF] した。 毎月割を適用した場合の端末価格は、16GBモデルが0円、32GBモデルが10,320円、64GBモデルが20,640円(直営店のau NAGOYAで契約時)。 月額料金は、「誰とでも割」適用で月額980円の「プランZシンプル」や月額780円の「プランEシンプル」が利用できる。また、通常5,460円のパケット定額「ISフラット」が月額4,980円となるキャンペーンも実施する。 @ezweb.ne.jpのメールやSMS(i)にも当初より対応予定だが、本体のSIMロックはかかっており解除の予定はない。 KDDIの田中孝司社長は「安心で快適なネットワークでiPhone 4Sを楽しんで欲しい」と述べ、同社の3G回線の信頼性の高さやエリアの広さをアピール。暗にライバルとなるソフトバンクのつながりにくいとされる通信品質との違いを強調した。 KDDIは、MNPで移行してくるユーザに10,000円をキャッシュバックするキャンペーンも実施する。iPhone 4Sの取り扱い店舗はKDDI(au)のウェブサイトに掲載されている。また、準備が整い次第順次拡大していく。 ソフトバンクは「iPhone 4S」向けの料金プランをまだ発表していないが、現行モデル「iPhone 4」のパケット定額は月額4,410円で、KDDIが本日発表した月額4,980円よりも安い。 ソフトバンクは顧客の流出を避けるために、KDDIより安価な料金プランを発表すると思われる。
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