故スティーブ・ジョブズが公認した伝記本「Steve Jobs」(ウォルター・アイザックソン著)の発売を前にして、その内容の一部が明らかになった(Associated Press)。 ジョブズ氏は2010年にHTCが発表したAndroid端末について、「Appleのキャッシュ400億ドルすべてを使ってでも、悪を正す」と述べ、さらに「Androidをぶち壊す。なぜなら我々から盗んだ製品だからだ。これは核戦争だ」と怒りをぶちまけたという。 さらに、Googleの当時のCEOだったエリック・シュミット氏に対して、「問題は金ではないのだ。アイデアを盗むのをやめてくれ。ただそれだけだ」と述べたという。 (more…)
Businessweekによると、AppleのiOS担当上級副社長であるスコット・フォーストール氏は、細部にまでこだわる姿勢、プレゼンの仕方や服装、乗っている車までが故スティーブ・ジョブズ氏と似ている部分が多く、まさに“ミニ・スティーブ”だという。 フォーストール氏はApple幹部の中で最年少の42歳だが、iADの責任者だったアンディ・ミラー氏は「彼が最もスティーブに近い」と述べおり、ジョブズ氏亡き後のAppleにおいて、さらにその重要性は高まっている。 しかしながら、iPodの生みの親として知られるトニー・ファデル氏やジョン・ルビンスタイン氏をはじめ、多くの幹部やエンジニアがフォーストール氏と衝突してAppleを去った。 また、デザイン担当のジョニー・アイブ氏やMacハードウェアエンジニアリングのボブ・マンズフィールド氏などとは、CEOであるティム・クック氏が出席していない会議以外では顔を会わせないほど関係も良好ではないという。 時として政治的とも揶揄されるフォーストール氏だが、ジョブズ氏の真の後継となる資質を備えており、Appleにとって無くてはならないピースとなっている。あるアナリストは、もしフォーストール氏がAppleを去ったら目標株価をダウングレードするとまで述べている。
Timeの発行する雑誌FORTUNEは、Appleの知られざる内情やスティーブ・ジョブズCEOの逸話などを記載した「Inside Apple」を特集している。 Adam Lashinsky氏の執筆によるもので、iPad版アプリ(有料600円・アプリ内課金)でも読むことができる。 MobileMeが.Macからの移行時にダウンした際のジョブズ氏の激高ぶりや、繊細ともいえるほど特異な組織構造などが描写されており、カリスマとも呼ばれるジョブズ氏に関して初めて明かされる事実も多く、読み応えのある内容となっている。 また、スティーブ・ジョブズCEOを中心とした幹部の組織構造も掲載されている。
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