Appleは2012年に発表するモバイルデバイスに近距離無線通信の規格である「NFC(Near Field Communication)」技術を搭載するようだ。クパティーノベースの世界最大のIT企業は、これまでにもNFC技術を利用した特許をいくつも出願しており、さらに近年、NFCに詳しい専門家を雇用するなど、iPhoneやiPadへのNFCチップ搭載は常に噂されてきた。 スマートフォンではすでに、Android端末やBlackBerryなどがNFCを使った非接触IC決済サービスをサポートしており、2012年にはAppleのiOSやMSのWindows PhoneでもNFCをサポートするようだとDIGITIMESが報じている。また、スマホのNFC普及率は現在の10%未満から、今後2〜3年内には50%以上にまで拡大するとみられている。 先週、世界の携帯キャリア45社がSIMカードベースのNFC技術の標準化を提言するなど、セキュアな高速データ転送技術のインフラも整備されつつある。 AppleはiTunesアカウントと連動するNFCを採用するとみられており、すでに昨年からNFC対応iPhoneのプロトタイプをテストしていると噂されてきた。 日本でもドコモなどがFeliCa方式と国際規格TypeA、BのNFCをサポートするモバイル決済サービス開始に向けインフラ整備を進めており、今後数年内にNFCがスマートフォンの標準機能になるのは間違いないだろう。
Nokiaは26日、ロンドンで開催した「Nokia World」において、同社初のWindows Phone端末「Nokia Lumia 800」と「Nokia Lumia 710」を発表した。ソーシャルサービスとの連携やインターネットとの接続性をアピールするとともに、同社サービスNokia DriveやNokia Musicとの連携も強調されている。 「Lumia 800」は3.7インチ有機ELディスプレイを搭載しており、ヘッドターニングデザインと呼ばれるパネルがカーブした外観が特徴。CPUはSnapdragon MSM8255(1.4GHz)、RAMは512MB、カメラは800万画素、ストレージは16GB、サイズは116.5×61.2×12.1mm、重量は142g、価格は420ユーロ。すでに予約受付を開始しており、11月に英国やフランスなど欧州6カ国で発売される予定。 「Lumia 710」は3.7インチ液晶を搭載、CPUはSnapdragon MSM8255(1.4GHz)、RAMは512MB、カメラは500万画素、ストレージは8GB、サイズは119×62.4×12.5mm、重量は125.5g、価格は270ユーロ。年内に香港、インド、ロシアなどで発売予定となっている。 (more…)
Nokiaは20日(現地時間)、2011年第3四半期(7〜9月期)の決算を発表 [PDF]した。売上高は前年同期比13%減の89億8000万ユーロ、純損失は6800万ユーロ。赤字額は事前予想を下回った。 携帯端末の販売台数は前年同期比3%減の1億660万台で、そのうちスマートフォンは同38%減の1,680万台だった。 スマートフォン市場では、1位サムスン、2位Appleに次ぐ第3位となる。 Nokiaは今年2月、Microsoftと業務提携しており、年内にはWindows Phone搭載スマートフォンを市場投入して巻き返しを図る。
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