【Report】品薄が続くiPhone=Apple Storeでは“当日買い”が可能
10月14日に発売開始となったAppleの最新スマートフォン「iPhone」は深刻な供給不足に陥っており、この品薄状況は今後3ヶ月程度は続くとみられている。
世界的な人気の高まりを受け、全国のソフトバンクショップなどでは予約をしても約1ヶ月待ちの状況だ。iPhoneのニューモデルが発売されることは、在庫不足とイコールの関係にあり、過去に日本で発売された「iPhone 3G」「iPhone 3GS」「iPhone 4」は、いずれも発売開始後数カ月間に渡って極度の品不足に直面した。
しかし、Apple直営の Apple Store では予約無しの“当日買い”が可能で、ソフトバンク版・an版ともにほぼ連日入荷があるようだ。Read More
Adobe CS5.5
Adobe は、「Adobe Creative Suite 5.5(CS5.5)」の日本語版を2011年5月20日にリリースした。同社は今後、CS ファミリーのメジャーアップデートについて、これまでの18ヵ月から24ヵ月サイクルとする一方、その期間内に中間リリースを行う方針も明らかにしている。また、新たなサブスクリプション(年間および月々プラン)をスタートさせ、Photoshop などの主力製品を月額7,000円(1年契約の場合5,000円/月)などで提供する。CS5.5では、スマートフォンやタブレット端末向けアプリ開発や電子書籍、HTML5 / CSS3 に対応した Web サイト構築などが効率的に行え、さらに、iPad などのタブレットデバイスでも Photoshop 制作プロセスが提供される。
Photoshop と連携して作業できる iPad アプリ「Color Lava」、「Eazel」、および「Nav」は、5月上旬に Apple の App Store で公開されており、ソフトウェア開発キット(Photoshop Touch SDK)は無償提供されている。
Intel、“Oak Trail” & “Cedar Trail” 発表
Intelは、中国・北京で開催したIntel Developer Forum(IDF)2011 Beijingにおいて、タブレット向け省電力プラットフォーム「Oak Trail」(開発コード名)と、ネットブック向け次世代Atomプラットフォーム「Cedar Trail」(同)を発表した。
タブレット向けプラットフォーム「Oak Trail」
「Oak Trail」に搭載されるプロセッサ「Atom Z670」は、Z500シリーズ(Silverthorne)を後継する45nmプロセス技術に基づくチップで、チップセットには「Intel SM35 Express」が採用される。
省電力性能が強化された「Z670」は、グラフィックスとメモリコントローラーをCPUに直接搭載し、プロセッサは従来比で60%小型化が図られている。また、「SM35」チップセットも30%小型化され、HDMI出力、USB 2.0、SATA、HDオーディオをサポート。バッテリ駆動時間を向上させる機能として、非アクティブ時の消費電力をカットする「Enhanced Deeper Sleep」、電圧と周波数を制御する「SpeedStep」を備え、1080p動画のデコード、Adobe Flashに対応。「Android」や「Windows 7」、「MeeGo」など多くのOS上で動作し、デュアルブートも可能になる。搭載タブレット製品は、5月以降に富士通、Lenovo、Vilivなどが順次発売し、年内には35機種以上の端末が発表される予定だ。なお、タブレット向けチップの32nmプロセス移行は2012年となりそうだ。
32nmプロセス採用のネットブック向け「Cedar Trail」
「Cedar Trail」(開発コード名)に搭載される次世代プロセッサ「Cedarview」は、32nmプロセス技術を採用。Blu-ray 2.0、フル1080p HD、HDMI出力、DisplayPortなどをサポートし、また、Wireless Music、Wireless Display、PC Synch、Fast Bootなどの新機能が搭載され、低消費電力化とTDP向上により、ファンレスでバッテリ持続時間を向上させる設計が可能になる。ネットブックに留まらず、エントリーレベルのデスクトップPC、オールインワンPCへの採用も想定される。すでにサンプル出荷を開始しており、2011年後半に搭載端末がリリースされる予定だ。
Intelは、Atomに関して6カ月内に32nm世代を、2013年には22nm世代チップを採用したプラットフォーム投入を明らかとし、さらに2012年には、Atom系マイクロプロセサを採用する初のサーバープロセッサ(消費電力10W以下)を市場投入する計画も表明した。また、スマートフォン向け「Moorestown」の後継チップ「Medfield」を紹介し、タブレット向けとされる「Cloverview」(Clover Trail)を初公開している。ほかにも、次世代Coreプロセッサ・プラットフォームについて、USB 3.0の機能を統合する戦略も明らかにした。
第59回朝日広告賞=東芝の白熱電球製造中止広告がグランプリ
朝日新聞社は2011年4月14日、「第59回朝日広告賞」の受賞作品を発表。広告主参加の部で、東芝の「一般白熱電球製造中止広告」がグランプリを受賞した。
白熱電球からLED電球へのシフトをリアルに描写
1952年創設の「朝日広告賞」は、新聞広告の発展と表現技術向上を目指すコンペティションで、広告主の自薦によってエントリーされた掲載広告を対象に「優れた広告活動」を広く顕彰していくことを目指すというもの。
最高賞を受賞した東芝の作品は、一般白熱電球の製造をやめた2010年3月、作業服姿の男性たちが製造ラインに向かって一礼する写真をビジュアルに採用した広告で、LEDへの切替という事実をリアルに描いたことが評価された。
東芝は今回の受賞について、「一般白熱電球製造中止による地球環境への想いと、LED電球など省エネで環境に配慮した製品への構造転換を進める企業姿勢を示したもの」だとコメントを発表し、今後も、持続可能な地球の未来に貢献する「エコ・リーディングカンパニー」を目指し、CO2排出削減などの環境経営に積極的に取り組むとしている。
広告制作は電通が担当。同社クリエーティブディレクター・中澤真純氏によると、栃木県の東芝ライテック鹿沼工場で一般白熱電球の製造ラインの停止ボタンを押した、まさにその日にビジュアル撮影をしたとのことで、立ち合った人の中には涙ぐむ熟練工の姿もあったという。
また、本広告は、毎日新聞社主催の「第78回毎日広告デザイン賞」においても「優秀賞(準グランプリ)」を受賞した。