今週発表された新しい第7世代「iPod nano」は、フラッシュメモリにSanDiskを採用しているのが分解により分かった。従来モデルは東芝製を搭載していた。ただし、SanDiskと東芝はフラッシュメモリ開発で協力関係にある。 また、プロセッサも密かにアップデートしている。第6世代の「Apple 33850859」から「Apple 339S0104」に変わっており、AppleマークがラベルされているもののARMベースのサムスン製(RAMは64MB)チップを搭載している。 ディスプレイは従来と同じく解像度240×240ピクセルのマルチタッチ対応1.54型液晶だが、ディスプレイを分解により取り除くのは難しいようだ。バッテリパックもプリント基板に接合されているので単体の交換は難しい。 新しいiPod nanoは、Nike+機能を内蔵しておりNike+のWebサイトに走行時間や距離、消費カロリーなどを簡単にアップロードすることができる。また、FMチューナーは、最大15分前まで巻き戻して聴くことができるライブポーズ機能を搭載。 UIでは16種類のデジタルクロックフェイスが採用され、専用ウォッチバンドと組み合わせると腕時計のように使える。これはiPod nanoを時計として使っているユーザがいたのがヒントになったようだ。 新型iPod nanoはすでに店頭で発売が開始されており、価格は8GBモデルが10,800円、16GBモデルが12,800円で、前世代より3,000〜4,000円も安くなった。この価格引き下げはiOSデバイスとの差別化を狙ったものと思われる。 iPodファミリーの売れ筋はiPod touchだが、思い切った値下げとクロックフェイスやフィットネス機能などの強化により、どこまで顧客の心をつかめるだろうか。音楽専用機が生き残る道は険しい。
携帯電話各社が7日に発表した9月の携帯電話契約件数によると、新規契約から解約件数を差し引いた純増数で、ソフトバンクモバイルが18ヶ月連続で首位を維持したことが分かった。ソフトバンクは純増数27万5700件、2位のNTTドコモは20万800件、3位のKDDIは12万5300件、4位のイー・モバイルは7万8000件だった。 ソフトバンクはiPhoneが引き続き好調だったが、10月にはソフトバンク以外にKDDIも新型「iPhone 4S」を発売することから、キャリア間でユーザの移動がみられるかもしれない。
ソフトバンクモバイルは2011年10月7日、記者会見を開いて10月14日に発売する「iPhone 4S」の料金プランを明らかにした。3G/3GSユーザの残りの分割支払金を免除する「実質無償機種変更キャンペーン」などを発表。本日午後4時より予約受付を開始する。なお、予約受付は、iPhone 4S/4(8GB)ともに1名義各2回線まで。14日以降の「当日売り」は検討中であり、事前予約が基本となる。 ソフトバンクは、「iPhone 4S」の16GBモデルを実質負担0円、32GBモデルを実質負担月額480円(計11,520円)、64GBモデルを同月額880円(計21,120円)で販売する。 月額料金はホワイトプラン(i)が月額980円、S!ベーシックパック(i)が月額315円、パケット定額がこれまでと同じ月額4,410円で用意される。孫正義社長は「ネットワークのトラフィックが逼迫しているが、パケット定額の料金を変更するつもりはない」と述べた。auより本体価格は若干高いが、月額の通信費は安く抑えた。割賦払い購入時は、ソフトバンクの方がすべてのモデルでauよりも500円程度安いことになる。 また、iPhone新規購入および既存ユーザの機種変時購入者に「iPad 2」(Wi-Fi+3G)の基本料を無料で提供する「(iPad専用)ゼロから定額プラン」を発表した(データ通信量100MB/月まで)。16GB版の場合、端末価格のみ月々1,860円(事務手数料も無料)で提供されるため、Wi-Fi版を買うより安い価格だ。ただし、通信量が100MBを超えると、ウェブ基本使用料315円とパケット通信料(0.0525円/パケット、最大4980円)がかかる。 孫社長によると、「ユーザの4割以上は月100MB以内に収まっている」という。 この販促は「アレ コレ ソレ キャンペーン」と名付けら、10月14日から11月30日まで実施される。 (more…)
14日に発売開始となる「iPhone 4S」だが、その最大の目玉とも言うべきボイスアシスタント機能「Siri」は日本語をサポートしない。 しかし、いくつかの簡単な英語を覚えておくだけで随分と違ってくる。Siriが理解できるフレーズを以下にまとめてみた(via TUAW)。例文の人称や名称、数字などを変えることで応用が効くだろう。 このリストは一部であり、Siriはかなり柔軟に物事の文脈を理解して、記憶する能力も持っているようである。ユーザはある答えを得るのに、決まったフレーズで尋ねる必要は無く、様々な質問を自然な言語で話しかけることで導き出すことができる。 例えば、土日の天気を調べるために「今週の土日の天気は?」とストレートに聞かずに、「この週末は傘が必要だろうか」と聞くことでも同じ答えを得ることができる。 ほかにもSiriは、インターネットやWikipedia、Wolfram Alphaなどのデータベースから情報を探し出したり、複雑な計算をすることもできる。 (more…)
ロイターによると、ソフトバンクの孫正義社長は、5日死去したAppleのスティーブ・ジョブズ前CEOが「iPhone 4S」だけでなく、その次の「iPhone 5」まで自らが「仕込んでいる」と話したという。孫社長は「彼が亡くなったあとも、彼が陣頭指揮した作品が世の中に出てくるだろう」と述べた。 また、孫社長は予約開始日を後ろにずらしたほうがいいのではないかと提案したが、Apple側は予定通りやってほしいというのがジョブズ氏の思いだと答えた。 孫社長は「スティーブは、自身の作品が1日でも早く、1人でも多くの人にわたってほしいと望んでいたのではないか」と述べ、予定通り10月7日より予約を受け付けて14日に発売を開始する。 iPhone 4SがLTE用次世代チップを搭載しなかったのは、現在のパーツだと複数のベースバンドチップが必要であり、サイズやコストがかさむためコンパクトなiPhoneには不向きだったからと指摘されている。 それらをワンチップにしたパーツは2012年第2四半期に製品化されるため、「iPhone 5」が登場するのはその時期以降だと思われる。
ソフトバンクの孫正義社長は、「iPhone 4S」の料金体系などを10月7日に発表すると明らかにした(ロイター)。 【Updated】 ソフトバンクもauも正式な受け付け開始は7日の夕方以降になる見込み(47NEWS)だが、今のところ正式なアナウンスは出されていない。両社ともにぎりぎりの調整を行なっているようであるが、後出しジャンケンの様相を呈してきた。 つながりやすいとされる方を選ぶのか、規格上速いとされる方を選ぶのか、それとも安い方を選ぶのか。また、現在のiPhoneオーナーへの待遇も気になるところだ。 ソフトバンクからKDDI(au)へ相当数が流れるとも指摘されている。
一部auショップは独自判断で「iPhone 4S」の仮予約の受付を開始したようだ。KDDIは6日午後、代理店への説明会を開催して詳細を説明することになっている(ITpro)。 また、iPhoneを取り扱う店舗は、全国約2600店のなかで850店舗程度になる見込みだという。併売店での取り扱いは当面無い模様であり、量販店についてはMacを扱っている店舗でau版「iPhone 4S」を販売する方針だ。 【Updated】 KDDI(au)は量販店を含めて全国1200拠点で販売を始めて、11月末までに約5000拠点まで販売店を広げる計画だ(日経)。 両社ともに価格設定を7日に発表して、同日の午後から予約受付を開始。また、予約はインターネットや電話では受け付けずに販売店のみで対応する。
Appleの共同設立者の一人で、カリスマ経営者として知られたApple前CEOスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。 Appleは以下のような声明を出している。 スティーブ・ジョブズ 1955ー2011 Appleはビジョンがあり創造力のある非凡な才能を失った。また、世界は素晴らしい人間を失った。 幸運にもスティーブをよく知り共に働いた我々は、親愛なる友を、そして、いつも発奮せさせてくれる良き指導者を失った。 スティーブは彼だけが設立可能だった会社を残して去ります。そして、彼の精神が永久にAppleの礎となるでしょう。 もしあなたの想いや思い出、弔辞を共有したい場合は rememberingsteve@apple.com までメールしてください。 【Editor】 涙が止まりません。スティーブ・ジョブズさん、安らかに。ありがとう。 クパチーノにあるApple本社では半旗が掲げられています。
サムスン電子は5日、Appleの新型スマートフォン「iPhone 4S」がサムスンの特許を侵害しているとして、フランスとイタリアで販売差し止めを求める仮処分申請を行うと発表した。同社は今後、さらに他の国々でも差し止め請求を行う予定であり、Appleとの特許侵害訴訟合戦は泥沼の様相を呈してきた。 サムスンは、iPhone 4Sが3Gワイヤレス通信技術など同社がフランスとイタリアで保有する技術2件を侵害していると主張。 両社はスマートフォンやタブレットの操作方法やデザインの知的所有権をめぐる訴訟を欧米などで繰り広げている。
無線機器の市場調査会社である米Forward ConceptsのアナリストWill Strauss氏は、第4世代移動通信システムLTEをサポートする「iPhone 5」は、早くても2012年春までは発表されないという見解を示した(AppleInsider)。 同氏は、チップメーカーQualcommなどの動向からみて、Appleが発表した新型の「iPhone 4S」がLTEをサポートするのは無理であったと述べ、オールニューデザインの「iPhone 5」はLTE用次世代チップを搭載して2012年第2四半期以降に発表されるようだと述べた。 また、HTC製のLTE(4G)対応スマートフォンThunderboltなどに使用されているLTE部品は、第1世代のLTEチップセットであって、複数のベースバンドチップが必要であるためサイズやコストがかさみ、コンパクトなiPhoneには向かないという。 (more…)
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