Appleは11月15日未明、「iTunes 10.5.1」を公開。米国では「iTunes Match」をスタートさせた。クラウド型の有料音楽サービス「iTunes Match」は10月に開始される予定だったが、約1ヶ月半遅れのサービス開始となる。 「iTunes Match」は年間24.99ドルのサブスクリプションサービスで、CDから読み込んだ楽曲や音楽ライブラリ全体をiCloudに保存してiOS端末などで聴くことができる。その際、パソコン内の楽曲ファイルをスキャンしてiTunes Storeで売られている楽曲とマッチしたものはアップロードする必要はない。また、マッチした曲は、元のファイルのビットレートとは関係なく「iTunes Plusクオリティ」(256kbps、DRM フリー、AAC)で iCloud ライブラリに保存され、10台までのデバイスとコンピュータにiCloudから直接ダウンロードできる。クラウド上には最大2万5000曲を保存でき、iTunes Storeで購入した曲はカウントされない。 利用にはApple IDが必要であり、今のところ米国以外の国では利用できない。日本でのサービス開始時期などは未定。
Appleはディスプレイに4インチ液晶を搭載する「iPhone 5」および同7.35インチ搭載の「iPad mini」の開発を進めており、パネルメーカーの韓国LG Displayが部品を供給する可能性があるようだ(The KoreaTimes via Macworld UK)。 パネル業界の情報筋の話として、AppleとLG Displayは今週中にも次世代iOS端末に関する協議を行う予定であり、7.35インチのディスプレイを搭載する新型タブレット端末も議題にのぼるとみられている。 AppleはこれまですべてのiPhoneで3.5インチ液晶を採用しており、iPadについても9.7インチの1種類のみだった。 また、匿名の幹部の情報によれば、「iPhone 5」は4インチのLG Display製を採用するが、解像度は維持される見込みだという。 韓国ではAppleのティム・クックCEOは故スティーブ・ジョブズ氏よりも、サプライチェーンマネジメント(SCM)能力に長けているとの認識があり、同国サムスン電子やLG DisplayなどがAppleとの長期契約を勝ち取るだろうとみられている。 また、カリスマ・ジョブズ氏の後継者として、クック氏が投資家の信頼を得るために、ハードウェアに関して大きな変更をするという危険を冒す事はないともみられている。 「iPad mini」については、まもなく全米で発売されるAmazon.comの7インチ・タブレット端末「Kindle Fire」に対抗する狙いもあるようだ。…
Appleは次世代Mac OSの開発に行き詰って、ジョブズ氏率いるNeXTを買収することを決定した。Churchill Club主催のスティーブ・ジョブズ氏の栄光とリーダーシップを称える会において、Appleの元従業員らがその内幕を語っている。 パネリストとして、QuickDraw/HyperCard/MacPaintなどを開発したビル・アトキンソン氏、MacintoshやBeOSの開発に携わったBe設立者のジャン=ルイ・ガセー氏、Macintosh開発チームに参加して現在はGoogleに勤めるアンディ・ハーツフェルド氏、Appleのマーケティングコンサルタントを務めたレジス・マッケンナ氏、元Apple副社長のラリー・テスラー氏らが参加。 AppleはPowerPCからIntelプラットフォームへのスイッチを目指す際、次世代Mac OS開発のためにBeOSとNeXTの2社を買収候補に挙げたが、最終的にジョブズ氏の率いるNeXTを買収することになったという。 また、Appleは2005年6月のWWDCにおいて、2006年からIntelチップの採用を始めると発表したが、ラリー・テスラー氏によるとAppleはもっと早い時期の移行実現を目指しており、PowerPCとIntelチップの両アーキテクチャで平行して開発を進めていたと語っている。 (more…)
Appleは開発者向けに「iTunes 10.5.1 beta 3」を配布。同アップデータには、米国でローンチが遅れている「iTunes Match」の安定性およびパフォーマンス向上に関する重要な改善が多数含まれている。 AppleはiTunes Matchのスタートに向けて、iCloudライブラリに保存されていたデータを再び消去したが、今後、再度リセットする可能性があるとしている。ただし、バックアップコンピュータからデータが削除されることはない。 iTunes Matchは、ユーザのライブラリのなかでiTunes Storeで販売されている楽曲と同じであればiPhone/iPad/iPod touch/Mac/Apple TVなどの端末から音楽コレクションを楽しめる年額24.99ドルのサブスクリプションサービス。データは256kbps AAC(DRMフリー)に置き換えられてダウンロードでき、クラウド上にアップロードする手間が省略できる。同サービスは10月末に米国でスタート予定だった。
11月11日に公開されたiOS最新版「iOS 5.0.1」は、主にバッテリ消費が早い問題を解決するバグフィックス・アップデートだったが、同アップデータにはいくつかの問題が残っており、Appleは今後さらなる改良を加えると発表した。 All Things Dによると、「iOS 5.0.1」適用後もiPhone 4SなどiOS端末のバッテリの減りが早いと訴えるユーザがおり、Appleもアップデートにより多くの問題が修正された一方で、いくつかの問題が残っていることを認めたという。クパティーノは今後も引き続き、ソフトウェアレベルの修正を行うとしており、リリース時期は不明ながら、残った問題を解決した「iOS 5.0.2」が発表されるとみられる。
今年10月に発売されるのは、マイナーアップデートに甘んじた「iPhone 4S」ではなく、オールニューデザインの「iPhone 5」になる可能性もあったようだ。故スティーブ・ジョブズ氏の最終判断で数カ月前に断念したと噂されている。 Business Insiderのある情報筋によると、「iPhone 5」の試作機は、ディスプレイは従来の3.5インチより広い4インチを搭載して、背面はMacコンピュータやiPadでお馴染みの素材であるアルミニウムが使用され、スリムに再設計されたケースデザインだったという(この情報は1箇所からの未確認情報である)。 また、「iPhone 5」のホームボタンは現在の物理ボタンではなくタッチセンサー式を採用。メインカメラは10MPにまで向上して、デバイス本体にはリキッドメタルと呼ばれる耐久性の高い新素材が採用される可能性があった。 (more…)
Appleは11月11日、iPhone/iPad/iPod touch向けiOS最新版「iOS 5.0.1」(9A405)を一般公開した。当初想定よりも早いリリースだ。Appleは11月3日、iOS 5搭載端末でバッテリ寿命が早くなっていることを認め、バグを修正するアプデートを2〜3週間以内にリリースすると発表。その後、デベロッパ向けに2版のベータがシードされた後、2日前には一部エンドユーザにもプレリリース版が公開されていた。 今バージョンアップより端末からPCフリーで直接ダウンロード可能だ。正式版は差分のみを配信するデルタ版なのでファイル容量も少なく、Wi-Fi経由でストレス無くアップデートができるだろう。もちろん、従来通りiTunes経由でも可能だ。なお、端末から行う場合、「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」より入手できる。バッテリ残量が少ない場合は電源に接続することをお勧めする。 「iOS 5.0.1」適用により、問題になっていたバッテリ消費が短いバグが修正されるほか、初代iPadへのマルチタスキング・ジェスチャー追加、「Document in the Cloud」に関する問題修正やSiriの音声認識向上などが施される。また、iPad 2のSmart Coverに関する脆弱性や悪意のあるアプリをApp Storeで公開できるカーネルに関するセキュリティなどが改善されている。
Appleのノートブック向けACアダプタ「MagSafe電源アダプタ」(T字タイプ)のケーブルの根元が破損すると、一部ユーザに指摘され集団訴訟にまで至っていた問題がついに和解するようだ。代替品を購入した米国在住ユーザに対して、Appleは全額または一部代金を返済することになる。 また、今回の裁判を受けて、Appleは新しい交換プログラムを公開しており、T字MagSafeコネクタの白い絶縁体(ストレインリリーフ)が破損している場合、無料交換の対象としている。 Appleはストレインリリーフについて、『DCケーブル(MagSafe コネクタを電源アダプタに接続する細いコード)がMagSafeコネクタの端や、細いコードのもう一方の端から離れている状態を指す』と定義している。 (more…)
Appleは11月8日(現地時間)、一部のエンドユーザに対して「iOS 5.0.1」のプレリリース版を公開した。すでに同OSのベータが2版ほどデベロッパ向けにシードされているが、今回はリリース前のソフトウェアを試用できるAppleSeedプログラムを通じて、ごく一部のユーザにテスト目的でリリースされた。 今回一部ユーザに届いたEメールの招待状には、すでに公開済みのデベロッパ向けベータ版同様、v5.0にはダウングレードできないと記載されており、同アップデートにはバッテリ寿命の改善や初代iPadのマルチタスキング・ジェスチャ、Siriの音声認識などに関する修正が含まれている。 また、Appleが直営店に送った内部メモによると、従業員がiPhone 4Sのバッテリ切れが早いとクレームを受けた場合、端末の返品を受け付けずに、問題を修正するソフトウェアアップデートが数週間以内に公開されるのでそれまで待つよう伝えることが指示されていた。 Appleは先週、iOSソフトウェア最新版にバグがあるため、iOS 5搭載端末のバッテリ消費が早くなっていることを認めて、数週間以内に「iOS 5.0.1 ソフトウェアアップデート」を公開すると発表していた。
Appleは次世代「iPad 3」で高精細ディスプレイを搭載するため、輝度の低下を防ぐ目的で、プリント基板のLEDバックライトを現行のシングルからデュアルタイプに変更する可能性があるようだ。 パネルの高精細化を進めるには1画素の大きさを縮小して画素数を多く配置する必要があるが、光の透過率が小さくなるためバックライト光量が不足する。Appleはこの問題点を克服するために、LEDライトバーと呼ばれる棒状のプリント基板をデバイスの両サイドに搭載するとみられており、情報筋によると部品メーカーはすでにバッテリ消費や熱処理の問題を克服したという。 Appleは2012年初期に新型iPadを投入するとみられているが、Retinaディスプレイを搭載するのは2012年秋ごろになるという噂もある。
This website uses cookies.