Appleと係争中のサムスン電子だが、モバイル向け次世代プロセッサ「A6」の受注を獲得するかもしれないようだ(The Korea Times)。「A4」も「A5」もサムスン電子の45nmプロセス技術で製造されていたが、クアッドコア「A6」チップは28nmプロセス製造となる見込み。 Appleは先月、半導体の受託製造企業である台湾積体電路製造(TSMC)と次期iOSデバイス向けSoC(A6およびA7チップ)製造で正式に契約を締結したようだとも報じられていたが、生産に関する最終段階の協議には至っていなかった。 TSMCは次期モバイルプロセッサ「A6」の試験生産を開始していたが、チップの製造工程で問題が生じたようであり、同社の受注は極めて少量となる模様だ。よって、Appleは危険を回避するためにもサムスン電子との距離を再度縮めたとみられる。 Appleはここ数ヶ月、対立するサムスン電子からの購入を減らして、東芝やエルピーダメモリなど日本メーカーからのDRAMやNAND型フラッシュメモリの買い入れを増やしていた。 また、次世代iPhoneのスクリーンは、LG Display製の4インチサイズ(960×640ドット)となって、バッテリ寿命や明度の問題があるため有機ELディスプレイは採用されないとみられている。 さらに、LG Displayの幹部によると、iPhone 5およびiPad 3 は2012年の1〜3月期に発売されるという見通しを示した。
Appleは17日、10月14日(金)に世界7カ国で発売開始となった最新スマートフォン「iPhone 4S」の販売台数が、発売後の3日間だけで400万台を超えたと発表した。 また、最新版「iOS 5.0」は、リリース後の5日間だけでユーザ数が2,500万人を超え、さらに、新クラウドサービス「iCloud」へのサインアップ数が2,000万人以上にとなったとしている。 Appleは先週、予約件数が受付開始後の24時間で100万件を突破したと発表しており、市場アナリストの間では週末にどれほどの台数が販売されるかいくつかの予測がされていた。 Piper JaffrayのGene Munster氏は200〜250万台、RBC CapitalのMike Abramsky氏は300万台、Yankee GroupのCarl Howe氏は400万台と見積もっていたが、市場予測よりも総じて多い台数が販売されたことになる。 (more…)
アップルストア銀座では17日午後5時現在、ソフトバンク64GB以外、およびau全モデルが在庫有りの状況であり、事前予約無しでiPhone 4Sを購入可能だ。現在、約2時間待ちの状況である。 予約無しでも並べば買えるが、在庫は潤沢ではなく、希望するモデルが購入できるかは微妙だ。 【Updated】10月18日の最新情報 アップルストア銀座、iPhone 4S求めて80人以上が列=予約無しでも購入可
iPhone 4Sのパーソナルアシスタント「Siri」は米国外で使えいない機能が多く、カナダや英国のユーザからは不満の声があがっている。また、Appleはこのバーチャル機能が英語、フランス語、ドイツ語の3言語で使えるとしているが、フランス語とドイツ語では機能やレベルが限定的だという。 「Siri」で提供される機能のうち、Yelpを利用したローカル検索、地図や道案内、渋滞情報などは米国限定となっており、また、Wolfram Alpha検索は英語しか対応していない。さらに、アクセントによるトラブルも多いようだ。 Appleは「Siriはベータ版として提供しており、今後も開発を継続する」としているが、日本語に対応するのは2012年の予定であり、米国で提供されているような機能がそのまま使えるとは限らないようだ。 (more…)
投資銀行Rodman & RenshawのアナリストAshok Kumar氏によると、「iPhone 5」こと第6世代iPhoneの設計には、故スティーブ・ジョブズ氏が最初のコンセプト立案から最終デザインの詰めまで関わっているという(CNET)。「iPhone 5」の特徴として、スリムに再設計されたケース、より大きなスクリーンサイズ、第4世代移動通信システム(4G LTE)のサポートなどをあげている。 Kumar氏はさらに、来年の年次開発者イベントWWDC 2012が開催される時期に発表されるようだと予測している。 また、ジョブズ氏は彼の余生が限られていたため、先週発売開始となった「iPhone 4S」にはそれほど関わっておらず、「iPhone 5」にすべてを懸けていたという情報もある。 ソフトバンクの孫正義社長も、iPhone 4Sの発表会見や発売イベントなどの場で、「スティーブは次の、またその次まで仕込んでいる」、「彼が亡くなったあとも、彼が陣頭指揮した作品が世の中に出てくるだろう」と述べていた。
ソニーのハワード・ストリンガーCEOが示唆していた通り、Appleの新型スマートフォン「iPhone 4S」向けにソニーがイメージセンサー「Exmor R for mobile」を供給していることが分かった(Chipworks)。 これまでのiPhoneやiPadおよびiPod touchにカメラセンサーを供給してきたのはOmniVisionだが、なぜAppleがiPhone新モデルのカメラサプライヤとしてソニーを選択したのか明らかでない。ただ、今年に入ってOmniVisionはAppleの求める製品を準備できていないようだと指摘されていた。 iPhone 4Sに採用されている裏面照射型CMOSイメージセンサーは、シリコン基板の裏面側から光が入射する構造になっており、暗いシーンでも光を多く取り込めることで低ノイズで高画質な静止画や動画撮影が可能となっている。 iPhone 4Sの発売が夏から秋へとずれ込んだ理由のひとつに、東日本大震災によって中小型液晶パネルやイメージセンサーなどの部材メーカーが被災して、安定供給が困難になったことがあげられている。
14日に発売開始となったiPhone 4Sだが、発売初日はソフトバンクの顧客囲い込みが成果をあげてKDDIからリードを奪ったようだ。 日本経済新聞によると、ヨドバシカメラ秋葉原では、14日午前8時に並んだ人数でソフトバンクがKDDIの倍近い60人だったという。また、ある家電量販店の販売員もソフトバンクの方が予約数が多いと話しており、さらに前世代モデルからの機種変更も目立つそうだ。 旧モデルからの買い替えキャンペーンを展開するソフトバンクが、既存顧客の囲い込みに一定の成果をあげたとみられるが、今後は料金だけでなく通信品質も争点となりそうだ。
ここ数四半期は出荷台数ベースでiPhoneがiPodを大きく上回っているが、意外にもホリデーシーズンを含む10〜12月期においては、iPhoneがiPodの出荷台数を上回ったことは無かった(ZDNet)。 アナリストのKevin Dede氏は、iPhone 4Sに搭載された新機能「Siri」のパフォーマンスが予想以上に評価されており、Appleは今年の12月期に2,400万台のiPhoneを出荷するだろうと予測している。 2,400万台という数字は、ホリデーシーズンにおけるiPodの最高出荷数を超えるものであり、2012年度第1四半期の業績発表の場においてiPhoneが真のナンバーワンに躍り出るものと予想される。 ちなみに、昨年12月期におけるiPhoneの販売台数は1,624万台で、対するiPodは1,945万台だった。
デュアルコアA5チップの恩恵を受け、iPhone 4SはiPhone 4よりも2倍高速で、グラフィックス処理は7倍高速になったが、実際のアプリの起動やWebブラウザの処理速度にどのくらいの差があるのか、わかりやすいビデオがYouTubeにアップされている。 アプリの起動にグラフィックス機能などは関与しないが、基本操作の高速化はユーザにとって非常に望ましいものである。なお、この動画に登場するiPhone 4SとiPhone 4は、同じ最新版「iOS 5.0」を搭載している。 (more…)
ケースメーカーHard Candyが、“iPhone 5”向けとされるケースを新型iPhoneが発表される直前に5万個も大量生産してネットで注文を受け付けていたニュースは記憶に新しいが、Bloombergによると、この会社は噂されていたデザインに基づき5万ドル以上を投資して鋼製の鋳型を製作したという。Hard Candyのほかにも、CaseMateなどいくつかのアクセサリメーカーが、本体背面のエッジ部分が丸いデザインをもとにしたケースを製造していたが、結局“iPhone 5”がアナウンスされることは無かった。 (more…)
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