Appleは11月8日(現地時間)、一部のエンドユーザに対して「iOS 5.0.1」のプレリリース版を公開した。すでに同OSのベータが2版ほどデベロッパ向けにシードされているが、今回はリリース前のソフトウェアを試用できるAppleSeedプログラムを通じて、ごく一部のユーザにテスト目的でリリースされた。 今回一部ユーザに届いたEメールの招待状には、すでに公開済みのデベロッパ向けベータ版同様、v5.0にはダウングレードできないと記載されており、同アップデートにはバッテリ寿命の改善や初代iPadのマルチタスキング・ジェスチャ、Siriの音声認識などに関する修正が含まれている。 また、Appleが直営店に送った内部メモによると、従業員がiPhone 4Sのバッテリ切れが早いとクレームを受けた場合、端末の返品を受け付けずに、問題を修正するソフトウェアアップデートが数週間以内に公開されるのでそれまで待つよう伝えることが指示されていた。 Appleは先週、iOSソフトウェア最新版にバグがあるため、iOS 5搭載端末のバッテリ消費が早くなっていることを認めて、数週間以内に「iOS 5.0.1 ソフトウェアアップデート」を公開すると発表していた。
Appleは次世代「iPad 3」で高精細ディスプレイを搭載するため、輝度の低下を防ぐ目的で、プリント基板のLEDバックライトを現行のシングルからデュアルタイプに変更する可能性があるようだ。 パネルの高精細化を進めるには1画素の大きさを縮小して画素数を多く配置する必要があるが、光の透過率が小さくなるためバックライト光量が不足する。Appleはこの問題点を克服するために、LEDライトバーと呼ばれる棒状のプリント基板をデバイスの両サイドに搭載するとみられており、情報筋によると部品メーカーはすでにバッテリ消費や熱処理の問題を克服したという。 Appleは2012年初期に新型iPadを投入するとみられているが、Retinaディスプレイを搭載するのは2012年秋ごろになるという噂もある。
Googleのエリック・シュミット会長はiPhoneの「Siri」について、まったく新しい検索のアプローチでありGoogleのコアビジネスに対し競争力のある脅威になり得るとの考えを示した。同氏は9月21日に行われた米上院反トラスト小委員会の公聴会において、インターネット検索システムで自社に有利な操作はしていないと証言していたが、一部議員による追加質問への返信のなかでAppleの音声認識サービスについて言及した(AppleInsider)。 検索市場における独占禁止法違反の懸念を晴らそうとする意図があるため鵜呑みにはできないが、シュミット氏はさらに、Siriが特筆すべき開発であり、「Googleキラー」としてAppleの検索ビジネス参入の足掛かりになるとも指摘している。
This website uses cookies.