UBM TechInsightsは、Appleが発表した新型スマートフォン「iPhone 4S」(32GBモデル)の製造コストは203ドルと予測した。「iPhone 4」とほぼ同じコストであり、Appleはこれを749ドルで発売する(2年契約無しの価格)。コストは価格のわずか27.1%であり、利益率が非常に高いことが分かる。 パーツ別では、デュアルコアA5プロセッサが26ドル、Retinaディスプレイが31ドルなどとなっており、そのほかにフラッシュメモリや無線パーツの部品コストが高くついたとみられる。 UBMはiPhone 4Sについて「それなりに進化している」と評価しており、 「内部ハードウェアの刷新は3Gから3GSにアップデートした時とほぼ同じ傾向だ」と分析している。 iPhone 4Sは、800万画素カメラ、フルHD動画撮影、バッテリ駆動時間の改善、GSM/CDMAサポート、Bluetooth 4.0、AirPlayミラーリング、新OS「iOS 5」搭載などのほか、新たに64GBモデルがラインアップに加わった。なお、「iOS 5」は10月12日にソフトウェアアップデートとして既存ユーザにも無料提供される。
KDDIは7日、14日に発売する「iPhone 4S」の料金体系を明らかにして、7日16時より一部店舗で予約受付を開始すると発表 [PDF] した。 毎月割を適用した場合の端末価格は、16GBモデルが0円、32GBモデルが10,320円、64GBモデルが20,640円(直営店のau NAGOYAで契約時)。 月額料金は、「誰とでも割」適用で月額980円の「プランZシンプル」や月額780円の「プランEシンプル」が利用できる。また、通常5,460円のパケット定額「ISフラット」が月額4,980円となるキャンペーンも実施する。 @ezweb.ne.jpのメールやSMS(i)にも当初より対応予定だが、本体のSIMロックはかかっており解除の予定はない。 KDDIの田中孝司社長は「安心で快適なネットワークでiPhone 4Sを楽しんで欲しい」と述べ、同社の3G回線の信頼性の高さやエリアの広さをアピール。暗にライバルとなるソフトバンクのつながりにくいとされる通信品質との違いを強調した。 KDDIは、MNPで移行してくるユーザに10,000円をキャッシュバックするキャンペーンも実施する。iPhone 4Sの取り扱い店舗はKDDI(au)のウェブサイトに掲載されている。また、準備が整い次第順次拡大していく。 ソフトバンクは「iPhone 4S」向けの料金プランをまだ発表していないが、現行モデル「iPhone 4」のパケット定額は月額4,410円で、KDDIが本日発表した月額4,980円よりも安い。 ソフトバンクは顧客の流出を避けるために、KDDIより安価な料金プランを発表すると思われる。
Apple製品の多くの製造を請け負っている台湾Foxconn(Hon Hai)は、スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったことに心から哀悼の意を表して、Appleとの関係に今後も変わりは無いという声明を出した。 声明では、「我々はスティーブ・ジョブズ氏死去の知らせを受けて非常に悲しんでいる。真のパートナーであり心からの親友だ」と述べ、さらに、「スティーブは世界中の人々の生活に計り知れないほどのポジティブな影響を及ぼした。また、彼の大いなる貢献により、テクノロジーは理解しやすく、美しく、そして最も重要なのはすべての社会的地位の人が受け入れることができるようになったことで、エレクトロニクス産業は大きく前進した」と最大級の賛辞を送った。 Foxconnの営業利益はiPhoneなどの設備投資がかさむ受注が増えたため年々減少しているが、Apple関連だけで同社の収益の20%以上を占めている。
14日に発売開始となる「iPhone 4S」だが、その最大の目玉とも言うべきボイスアシスタント機能「Siri」は日本語をサポートしない。 しかし、いくつかの簡単な英語を覚えておくだけで随分と違ってくる。Siriが理解できるフレーズを以下にまとめてみた(via TUAW)。例文の人称や名称、数字などを変えることで応用が効くだろう。 このリストは一部であり、Siriはかなり柔軟に物事の文脈を理解して、記憶する能力も持っているようである。ユーザはある答えを得るのに、決まったフレーズで尋ねる必要は無く、様々な質問を自然な言語で話しかけることで導き出すことができる。 例えば、土日の天気を調べるために「今週の土日の天気は?」とストレートに聞かずに、「この週末は傘が必要だろうか」と聞くことでも同じ答えを得ることができる。 ほかにもSiriは、インターネットやWikipedia、Wolfram Alphaなどのデータベースから情報を探し出したり、複雑な計算をすることもできる。 (more…)
Appleの共同創立者の一人であるスティーブ・ウォズニアック氏は、スティーブ・ジョブズ前CEOの死去を受け、「我々は取り戻せないものを失った」と述べ、「私も皆と同じくらい悲しいよ」とジョブズ氏のあまりにも早い死を悼んだ(AP News)。 また、ジョブズ氏が1985年にAppleを一時離れる際に、ジョブズ氏自身は40歳前には死ぬだろうという感覚を持っていたという。なぜなら、ジョブズ氏は物事を素早く成し遂げることに命を懸けていたからだ。 ウォズは「私はAppleの製品を特別したのは、たった一人の人間だったと思う。しかし、彼は遺産を残したんだ」と語り、ジョブズ氏亡き後のAppleの繁栄を願った。 (more…)
ロイターによると、ソフトバンクの孫正義社長は、5日死去したAppleのスティーブ・ジョブズ前CEOが「iPhone 4S」だけでなく、その次の「iPhone 5」まで自らが「仕込んでいる」と話したという。孫社長は「彼が亡くなったあとも、彼が陣頭指揮した作品が世の中に出てくるだろう」と述べた。 また、孫社長は予約開始日を後ろにずらしたほうがいいのではないかと提案したが、Apple側は予定通りやってほしいというのがジョブズ氏の思いだと答えた。 孫社長は「スティーブは、自身の作品が1日でも早く、1人でも多くの人にわたってほしいと望んでいたのではないか」と述べ、予定通り10月7日より予約を受け付けて14日に発売を開始する。 iPhone 4SがLTE用次世代チップを搭載しなかったのは、現在のパーツだと複数のベースバンドチップが必要であり、サイズやコストがかさむためコンパクトなiPhoneには不向きだったからと指摘されている。 それらをワンチップにしたパーツは2012年第2四半期に製品化されるため、「iPhone 5」が登場するのはその時期以降だと思われる。
ソフトバンクの孫正義社長は、「iPhone 4S」の料金体系などを10月7日に発表すると明らかにした(ロイター)。 【Updated】 ソフトバンクもauも正式な受け付け開始は7日の夕方以降になる見込み(47NEWS)だが、今のところ正式なアナウンスは出されていない。両社ともにぎりぎりの調整を行なっているようであるが、後出しジャンケンの様相を呈してきた。 つながりやすいとされる方を選ぶのか、規格上速いとされる方を選ぶのか、それとも安い方を選ぶのか。また、現在のiPhoneオーナーへの待遇も気になるところだ。 ソフトバンクからKDDI(au)へ相当数が流れるとも指摘されている。
一部auショップは独自判断で「iPhone 4S」の仮予約の受付を開始したようだ。KDDIは6日午後、代理店への説明会を開催して詳細を説明することになっている(ITpro)。 また、iPhoneを取り扱う店舗は、全国約2600店のなかで850店舗程度になる見込みだという。併売店での取り扱いは当面無い模様であり、量販店についてはMacを扱っている店舗でau版「iPhone 4S」を販売する方針だ。 【Updated】 KDDI(au)は量販店を含めて全国1200拠点で販売を始めて、11月末までに約5000拠点まで販売店を広げる計画だ(日経)。 両社ともに価格設定を7日に発表して、同日の午後から予約受付を開始。また、予約はインターネットや電話では受け付けずに販売店のみで対応する。
Appleの共同設立者の一人で、カリスマ経営者として知られたApple前CEOスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。 Appleは以下のような声明を出している。 スティーブ・ジョブズ 1955ー2011 Appleはビジョンがあり創造力のある非凡な才能を失った。また、世界は素晴らしい人間を失った。 幸運にもスティーブをよく知り共に働いた我々は、親愛なる友を、そして、いつも発奮せさせてくれる良き指導者を失った。 スティーブは彼だけが設立可能だった会社を残して去ります。そして、彼の精神が永久にAppleの礎となるでしょう。 もしあなたの想いや思い出、弔辞を共有したい場合は rememberingsteve@apple.com までメールしてください。 【Editor】 涙が止まりません。スティーブ・ジョブズさん、安らかに。ありがとう。 クパチーノにあるApple本社では半旗が掲げられています。
サムスン電子は5日、Appleの新型スマートフォン「iPhone 4S」がサムスンの特許を侵害しているとして、フランスとイタリアで販売差し止めを求める仮処分申請を行うと発表した。同社は今後、さらに他の国々でも差し止め請求を行う予定であり、Appleとの特許侵害訴訟合戦は泥沼の様相を呈してきた。 サムスンは、iPhone 4Sが3Gワイヤレス通信技術など同社がフランスとイタリアで保有する技術2件を侵害していると主張。 両社はスマートフォンやタブレットの操作方法やデザインの知的所有権をめぐる訴訟を欧米などで繰り広げている。
This website uses cookies.