市場調査会社NPDによると、米国では写真やビデオ撮影にスマートフォンを使用するユーザが急速に増加しており、撮影にスマホを使用した割合は昨年の17%から今年は27%にまで拡大したという。また、スマホで手軽に撮影をできることから、これまで以上に多くの写真や動画が撮影されるようになっているとされる。 iPhoneやAndroid搭載端末の売れ行きが好調である一方で、カメラやデジタルビデオカメラの出荷台数は前年比で15%前後縮小しており、これら専用機が撮影に使用された割合も前年の52%から今年は44%に減少した。 カメラ専用機のなかでも、特にローエンドモデルはスマホに市場を奪われている。しかし、レンズ交換式カメラ(平均価格863ドル)の出荷台数は前年比で12%増と好調であり、また、光学10倍ズーム超のレンズを搭載したデジカメ(同247ドル)も16%増と販売を伸ばしている。 NPDは「重要な行事などの撮影では専用機を選ぶ傾向がある」と分析しているが、今後もスマホの普及率は右肩上がりが予想され、搭載カメラのクオリティも向上することから、スマホによる撮影率はさらに高まるものとみられる。
Microsoftは2013年以降、ラスベガスで開催される世界最大の年次家電見本市「CES」(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)への参加を取り止めると発表した。つまり恒例となっていた基調講演も2012年がラストとなるとともに、今後、同展示会にブースを出すことも無くなるという。 毎年1月初頭に開催されるCESが新製品および新サービス発表の時期や場所にマッチしないことが撤退の最大要因であると説明している。 MSは今後も主催者である全米家電協会(CEA)との友好関係を構築したいとしているが、製品発表やプレスリリースなどはTwitter/Facebookなどのマイクロブログや独自開催のイベント、自社サイトなどを通じて行う方針だ。
米Amazon.comは、米国で販売している同社タブレット端末「Kindle Fire」向けに初のソフトウェア・アップデート(Version 6.2.1)を公開した。端末に直接PCフリーで自動配信(Wi-Fi経由)されるが、同社ウェブサイトからも無償で入手可能だ。Amazonのスポークスマンは10日ほど前、「2週間以内にアップデータをリリースする」と公約していた。 199ドルの原価割れ格安タブレットは、3週連続で100万台以上売れるなど米Amazonで11週連続して最も売れる商品となっていたが、機能やアクセス面、レスポンスの悪さなどでユーザから多くの苦情が寄せられていた(詳しくはこちら)。 今アップデート適用により、レスポンスやパフォーマンスが向上するほか、アイテムのカルーセル表示オプションの追加や、Wi-Fiのパスワードロックなどのセキュリティも改善する。
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