日本経済新聞は7日付けの朝刊で、ソフトバンクモバイルが2011年秋に、Appleのスマートフォン「iPhone」の新モデル(iPhone 5)を発売すると報じた。
また、ソフトバンクモバイルは、OSにAndroidを搭載する機種も増やして、今後2~3年以内にはすべての新機種をスマートフォンにする方針だという。
iPhoneの新機種発売時期をめぐっては、東日本大震災の影響を受け、供給体制が不透明な中小型液晶パネルの問題が指摘されていた。
また、Appleはこれまで、6月から7月頃にかけてiPhoneの新機種を発売してきたが、4月末になってiPhone 4の色違いモデル(ホワイト)を発売するなど、次期モデルの投入時期が遅れるのではないかとの憶測を呼んでいた。
「中小型液晶パネル」は、スマートフォンやタブレット端末で使われるディスプレイを指す。
東日本大震災で多くの東北の部品メーカーが被災した影響で、パネル生産に必要な部材を安定的に調達するメドが立っていない状況だ。全面復旧にはまだ時間を要するとみられる。
世界的に需要の高まる中小型パネルは、5月以降には在庫が底を突くとも指摘されており、綱渡りのやり繰りが続きそうだ。