MSは、財団法人電力中央研究所の協力のもと、PCの消費電力を検証して、効果的な節電方法を提案している。同社の検証によると、Windows PCの設定を変更することで約30%(1台あたり約16W)の節電ができることが分かったという。具体的には、スリープもしくはスタンバイの有効活用とディスプレイ輝度の調節によって、大きな節電効果が期待できるとしている。
代表的な節電設定として、画面の明るさは40%、(Windows 7/Vista ノートのみ)、アイドル時のディスプレイを暗くするまでの時間は2分(Windows 7 ノートのみ)、アイドル時のディスプレイの電源を切るまでの時間は5分、アイドル時のコンピューターをスリープ状態にするまでの時間は15分など(すべてAC電源接続時)。
また、OS起動時はスリープ状態からの復帰時に比べて3倍以上の電力量を消費するため、1時間45分以内に再度使用する場合は、スリープ(XPではスタンバイ)が推奨されている。
MSは、製品出荷時にメーカー独自の「電源管理ソフト」や「節電機能」があらかじめ搭載されている場合は、メーカーのものを継続して使用するよう求めている。