PhoneGapは、HTML5とJavaScriptを用いたクロスプラットフォームのモバイルアプリケーション開発環境で、オープンソースで無償公開されている。PhoneGapを使えば、Webアプリケーションの技術でiPhoneやAndroid向けネイティブアプリを制作可能だ。
AdobeはFlash+AIRを補完するプラットフォームとして開発者に提供したい狙いがある。
TypeKitは、Webサイトに高品質フォントをWebベースで提供するクラウドサービスで、サブスクリプション方式で提供されている。フォントをWebサイトに迅速に組み込むことが可能で、様々なサイズのスクリーンにも柔軟に対応することができる。今後は、Adobe Creative Cloudの一部としての提供も予定されている。
Adobeは2005年にMacromediaを買収してFlashテクノロジを得たが、ここ数年の期間にHTML5が台頭して来たことや、AppleのiOSデバイスがFlashをサポートしないことも今回の買収を後押ししたとみられる。
今後は、HTML5やCSS3、JavaScriptを用いたフレームワークが、クロスプラットフォーム・アプリケーション開発の標準規格になっていく。