日本経済新聞によると、ソフトバンクモバイル版「iPhone 4S」のダウンロード速度を計測したところ、「iPhoen 4」との差はほとんど無く、仕様上の最大速度は2倍だが実測値はわずかなアップにとどまっているようだ。
東京・新宿で30回実測したところ、すべての計測で新モデルが速いのではなく、「iPhone 4」の方が速い時もあり、「安定して高速通信を利用できるというわけではなさそうだ」という。なお、KDDI版は入手できず両社の実測比較はできていない。
ソフトバンクの通信方式W-CDMA HSPA方式では下り最大14.4Mbps、上り最大5.76Mbpsであるのに対して、au版(CDMA)では下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsとなるが、その規格通りにソフトバンクが優位であるとは言い切れない。KDDIは理論上の数値ではなく実際のつながりやすさを強調して、通信品質の信頼性の高さやエリアの広さをアピールしている。