米市場調査会社Gartnerは12日(現地時間)、2011年第3四半期(7~9月期)の世界パソコン市場調査結果(速報値)を公開。メーカー別シェアでLenovoがDellを抜いて初めて2位に躍り出り出た。Lenovoの出荷台数は前年同期比25.2%増と大きく伸びたが、今年7月に統合したNECの出荷台数も含まれている。また、PC部門のスピンオフを検討しているHPは、出荷台数を前年同期比5.3%増と伸ばし17.7%のシェアで首位を守った。
7~9月期のパソコン世界出荷台数は、前年同期比3.2%増の9180万台にとどまり、事前予想(5.1%増)を下回った。景気減速のほかタブレットやスマートフォンの人気が影響したようだ。また、日本のPC市場は前年同期比3%増の390万台となり回復基調を示している。
米国市場ではAppleのシェアが大幅に拡大している。出荷台数が前年同期比21.5%増と伸びて、市場シェアを12.9%とした。Gartnerによると、「特にMacBook Airの売上が好調で成長を牽引した」という。