Appleは18日(現地時間)、2011年度第4四半期(7〜9月期)の決算を発表。売上高は前年同期比39%増の282億7000万ドル、純利益は同53.7%増の66億2000万ドルだった。売上高、純利益ともに7〜9月期では過去最高となったが、前期(4〜6月期)の数字を下回った。
MacとiPadが過去最高の販売台数となった一方で、iPhoneは新モデル待ちの影響もあって事前予想を下回り、結果的に売上高、利益ともにアナリスト予想を下回った。市場予想を下回ったのは6年半ぶりであり、同社の株価は時間外取引で下落している。
第4四半期のMacの販売台数は489万台(前年同期比26%増)、iPhoneは1,707万台(21%増)、iPadは1,112万台(同166%増)、iPodは662万台(同27%減)。アナリスト予想は、Macの販売台数は440万台、iPhoneは2,000万台、iPadは1,150万台、iPodは730万台だった。
MacコンピュータではMacBook Airが特に好調で、Mac販売台数の内訳では、デスクトップ型が26.1%、ノート型が73.9%となった。
ティム・クックCEOは「iPhone 4Sに対する反応が素晴らしく、ホリデーシーズンに向けて勢いは加速する」と述べている。
Appleは10〜12月期について、iPhoneの販売台数が過去最高となると予想しており、売上高は370億ドル、希薄化後1株当たり利益を約9.30ドルと予測している。